RASA JAPAN

子連れでグランピングに行きたい人は35.7%!
全国510人を対象にした調査において、「グランピングに行くとしたら、誰と行きたいですか?」という質問に対し、「子供連れ家族」と回答した方は全体の35.7%となりました。関東在住者に限ると、その割合は47.7%とさらに高くなります。

年代別に見ると、子連れでグランピングを希望する層は40代(31.9%)と30代(31.3%)が最も多く、次いで50代と60代以上(各13.7%)、20代(8.8%)と続きます。これは主に小学生から中学生くらいのお子さんを持つ世代が中心となっていることを示しています。

関東在住者からの関心が特に高く、都市部の家族が近場で非日常体験を求める傾向が見られます。また、自然豊かな地域に住む方より、都市部在住の家族の方が、自然に触れる機会としてグランピングを選ぶ割合が高い結果となりました。
自由回答からは、子どもと一緒に自然体験ができる場所を求める声や、キャンプより手軽に楽しめる点を評価する意見が多く寄せられており、家族の思い出づくりの場としてグランピングが定着しつつある様子がうかがえます。
ファミリーが求めるグランピングの条件とは?

子連れ家族がグランピング施設を選ぶ際に最も重視するのは「施設の清潔さ・快適さ」で33.5%。特に小さなお子さんがいる家族にとって、清潔な環境は最優先事項となっています。続いて「価格」(25.8%)、「アクセスの良さ」(19.2%)、「食事の質・バーベキュー体験」(8.8%)と続きます。
特筆すべきは「アクティビティの充実度」(6.0%)も一定の支持があり、子どもが楽しめる要素を重視する傾向が見られることです。自由回答からは、子どもが飽きない工夫がある施設や、天候に左右されずに楽しめる施設を求める意見が多く見られました。

体験したいコンテンツでは「本格BBQ」(72.5%)と「アスレチック・アクティビティ」(51.1%)がトップ2を占めました。続いて「天体観測」(45.6%)、「ラグジュアリーな宿泊体験」と「焚き火体験」(各39.0%)、「サウナ体験」(29.7%)となっています。特に「アスレチック・アクティビティ」は全体平均と比較して高い支持があり、子どもの遊び場の充実度が重要視されていることがわかります。
※複数選択可
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「ちょうどいい価格帯」は?子連れ層のグランピング予算感

子連れ家族のグランピング予算(1人あたり)は、「10,000円〜14,999円」が最も多く35.2%、次いで「5,000円〜9,999円」が30.2%、「15,000円〜19,999円」が17.0%となっています。
注目すべきは「15,000円以上」を選ぶ割合が全体の27.5%を占めること。
家族旅行となると子どもも含めた3人~4人分の予算になり、1人あたりの単価を抑える必要があるからと考えられます。
また、自由回答からはコストパフォーマンスを重視する意見が多く見られました。
子連れ家族向けの「ちょうどいい価格帯」は、1泊2食付きで大人1人あたり10,000〜15,000円、家族全体で30,000〜50,000円程度が最も受け入れられやすい価格帯と言えるでしょう。
子どもと一緒に行きたい人気施設はここ!
自由回答からは、子連れ家族が特に「行ってみたい」と回答したグランピング施設が見えてきました。以下は回答頻度が高かった施設の一例です。
マザー牧場 グランピング THE FARM(千葉県)
動物と触れ合えるファーム施設とグランピングが一体化した施設。子どもが楽しめる施設として多数の評価があります。
旅館&グランピングリゾート花山水(千葉県)
安全性や快適な空間、美味しい食事、特別な体験などの点で評価されています。
ワイルドビーチ木更津(千葉県)
非日常的な雰囲気を重視する家族からの支持が多い施設です。
スウィートグラス北軽井沢(群馬県)
施設の清潔さや、適度な贅沢感が子連れ家族に好評です。
プレミアヨコハマの庭(神奈川県)
非日常的な雰囲気や、日常から離れられる環境が、家族でのリフレッシュに適しているとの評価があります。
星のや富士(山梨県)
高級感と子ども向けプログラムの両立が魅力。特別な記念日に利用したいという意見も見られます。
※本記事は調査対象者の自由記述に基づいたものであり、上記の施設名は参考例です。順位は保証・評価とは関係ありません。
「家族の思い出をつくる場所」としてのグランピング
自由回答からは、親の目線で考える「理想のグランピング」の姿が見えてきました。自由回答からは「子どもの成長」と「家族の絆」を深める場としてグランピングが選ばれていることがわかります。
また多くの親が「非日常」と「安心感」のバランスを重視しており、キャンプのようなアウトドア体験を、ホテルのような快適さで楽しみたいという意見が多く、子どもの年齢や家族の好みに合わせた選択肢の多様性が求められています。
子連れ家族の改善希望点
「グランピングに期待すること」「改善してほしい点」に関する自由回答からは、以下のような具体的な要望が見られました。
「グランピングに期待すること」「改善してほしい点」
自由回答からは、以下のような具体的な要望が見られました。特に清潔さ・価格・虫対策・設備に関するコメントが多く寄せられています。

カテゴリー |
具体的な要望の例 |
---|---|
虫対策 |
「虫がいないこと」 「自然を楽しみたい一方、虫がひどく苦手なので虫対策をきっちりしているところなら利用してみたい」 「虫の問題がいつも気になります」 「虫も気にせず快適に過ごせる環境」 |
清潔さ |
「常時、清潔感のある施設を心がけてもらいたい」 「トイレが汚いところは困る」 「お部屋の内装がオシャレだと嬉しい」 「施設の綺麗さ」 「清潔でよく眠れリラックスできること」 |
手軽さ |
「手軽なところ」 「日帰りのサクッと出来るやつも気になります!」 「用意が簡単に出来るものがやりやすい」 「あまりグランピング経験がない人でも利用しやすいように」 「荷物が少なく済む」 |
価格 |
「価格はもうちょっと安くなったら行きやすい」 「低価格でも楽しめること」「安くして欲しい」 「出来るだけ安価で」 「中流のファミリーが行きやすくしてほしい」 |
設備 |
「個別のテントにトイレがあると良い」 「ほどほど快適な設備が整っている施設であること」 「各部屋備え付けの露天風呂があるといい」 「設備が整っていたら嬉しい」 「快適に過ごせるかどうか」 |
天候対策 |
「雨の日にも楽しめる工夫」 |
ペット対応 |
「ペットも入場可能な所を増やしてほしい」 |
子ども対応 |
「子供と夜遊び」 「子供とたのしめる」 「子供と一緒に大人も楽しめる食育がテーマのグランピング」 「家族で楽しめるアクティビティが豊富」 「安心安全に家族みんなが楽しめる食事、アクティビティがあれば最高」 |
アクセス |
「アクセスの良さ」 「車がない人でも送迎などを出してほしい」 「電車で行きやすい場所など」 「水回りの清潔さと電車でのアクセスの良さ」 |
非日常感 |
「非日常感は絶対に必要」 「日常を忘れてリラックスできる」 「日常を可能な限り忘れられ、僅かな時間でもその世界に没入できるような体験」 「SNS映えするおしゃれなインテリアや絶景も楽しみ」 |
まとめ|ファミリーに選ばれるグランピングの条件3選
今回の調査から、子連れ家族がグランピングを選ぶ際に特に重視する3つの条件が明らかになりました。
1. 清潔で安全な設備
子連れ家族の最優先事項は「施設の清潔さ・快適さ」(33.5%)です。特に小さなお子さん連れのファミリーにとって、トイレやシャワーの清潔さ、室内の虫対策、安全に配慮された施設設計などは妥協できないポイント。子どもが安心して過ごせる環境が基本条件となっています。
具体的には、トイレが近い、ベビーチェアやベビーベッドの貸出がある、客室内に温水設備が完備されているといった点が評価される傾向にあります。特に乳幼児連れの場合、これらの設備が充実しているかどうかが施設選びの決め手となるようです。
2. 子どもが飽きないアクティビティ
「アスレチック・アクティビティ」(51.1%)への関心は高くなっています。子どもの年齢や興味に合わせた遊び場やプログラムは、滞在満足度を大きく左右する要素です。
特に評価が高いのは、天候に左右されない室内施設がある、季節ごとに異なる体験プログラムがある、自然を活かした学びの要素があるといった施設。さらに大人も楽しめるコンテンツがある点も重要で、家族全員が満足できるバランスの取れた体験提供が求められています。
3. コスパとアクセスのバランス
子連れ家族は「価格」(25.8%)と「アクセスの良さ」(19.2%)も重視します。家族全体の総額を考えると、1人あたり1万円〜1.5万円程度の価格帯が最も受け入れられており、子ども料金の設定がある、食事込みプランなどのコスパ要素も重要です。
また都心から2時間以内、渋滞を避けられるルートなど、子どもとの移動負担を軽減できるアクセス面も重要なポイント。移動で疲れてしまうと滞在を十分に楽しめないという意見も多く、適度な距離感の施設が好まれる傾向にあります。
子連れグランピングは単なる宿泊体験ではなく、「家族の思い出づくりの場」「子どもの成長体験の機会」という価値を持っています。「日常から離れた特別な時間」と「安心して過ごせる環境」のバランスが取れた施設こそが、ファミリー層から選ばれる条件と言えるでしょう。
全国のファミリー向け施設も見てみたい方はこちら
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「関東エリアの家族向け施設はこちら」→ https://www.mingla.jp/articles/kanto-children
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調査概要
調査期間:2025年5月1日
調査機関(調査主体):RASA JAPAN Inc.
調査対象:日本在住者
有効回答数(サンプル数):510
調査方法(集計方法、算出方法):インターネット調査
会社概要
株式会社Dot Homes
所在地:〒171-0022 東京都豊島区南池袋1-16-15 ダイヤゲート池袋5階
代表者:代表取締役社長 留田 紫雲
主要株主:株式会社ブルーインキュベーション(西武グループ)
設立日:2015年11月
事業内容:リゾートホテル・グランピング施設の開業支援、運営受託、コンサルティング
コーポレートサイト:https://dot-homes.jp/
RASA JAPAN Inc.
所在地:〒225-0011 神奈川県横浜市青葉区あざみ野1-27-1 G-201
代表取締役:喜多 克(Masaru Kita)
設立:2019年2月21日
事業内容:マーケティングオペレーション(MOps)の構築支援・マーケティングBPO・デジタルマーケティング支援
コーポレートサイト:https://rasa-jp.co.jp/
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