2025年度から金沢市内の小・中学校では「新金沢型学校教育モデル」における「デジタル科」が実施されています。この度、金沢市内の小学校において、株式会社FAP factory（本社：石川県金沢市／代表取締役：浅岡 正教、以下 FAP factory）が開発・販売を行う『Tello-Bridge（テロブリッジ）』※1が採用されました。

『テロブリッジ』は、教育用小型ドローン「Tello（テロ）」と、プログラミングコードを書き込む「Micro:bit（マイクロビット）」※2の接続を可能とする教材です。

これまで「テロ」を活用したドローン教育には、「マイクロビット」を使用することができませんでしたが、『テロブリッジ』により子どもたちが使い慣れた「マイクロビット」を活用して、教育を行えるようになりました。

本教材の導入にあたっては、三谷産業株式会社（本社：石川県金沢市／代表取締役社長：三谷 忠照、以下 三谷産業）との研修会の実施や検証を通して、金沢市内の全53校に導入されております。今後は、小学校6年生の「デジタル科」カリキュラムにて、本教材を使用した授業などが開始される予定です。

【教材の仕組み】

子どもがMakeCode（メイクコード）でプログラミングした「マイクロビット」と、『テロブリッジ』に差し込まれた「マイクロビット」を無線通信させます。『テロブリッジ』にてWiFiに変換し、小型ドローン「テロ」へコマンドによる通信を行うことで、ドローンのコントロールを実現します。

【今後の展開として】

■FAP DRONE PROGRAMMING CHALLENGE SPOT（エフエーピー・ドローンプログラミングチャレンジスポット）

FAP factoryの代表取締役 浅岡正教が代表理事を務め、石川県を中心に地域のデジタル人材育成事業を展開する「一般社団法人FAP」が企画・運営するプログラミングクラブ内に、本製品の体験ができる「ドローンプログラミングチャレンジスポット」を用意し、今後は全国規模で展開していく予定です。

・能美キッズプログラミングクラブ

・FAP CLUB KAGA 「かがやきITルーム」キッズプログラミングクラブ

■金沢工業大学 河並研究室とFAPが実施する北陸で実施するプログラミング大会「ドローンプログラミングチャレンジ」

2020年から小学校でのプログラミング教育が必修化されたことに伴い、より高いプログラミングスキルをもった人材育成を目指して、金沢工業大学情報工学科 河並 崇教授の研究室と一般社団法人FAP、北陸大学ものづくりラボからなる「DRONE PROGRAMMING CHALLENGE実行委員会 」が主催・開催しています。2025年度も2025年12月に富山県魚津市にて、2026年1月に石川県金沢市にて開催を予定しており、「デジタル科」で学習した金沢市内小学生やドローンプログラミングスポットにて学んだ小学生がプログラミング技術の成果発表の場として、提供いたします。なお、本大会でも『テロブリッジ』を使用しております。

■全国の教育機関さまに向けての導入・販売について

ドローンは防災や農業、物流、撮影など幅広く使われており、それを制御するプログラミング技術は今後必要とされています。本教材は、金沢市内の小学校6年生の「デジタル科」の教材として採用され、ドローンをつかったプログラミングの授業などの実施が予定されております。今後、弊社は、全国に販売拠点を持つ三谷産業と協力し、金沢市の学習モデルを全国の教育機関にも販売し、導入を進めていきたいと考えています。

－ご参考ー

※1．Tello-Bridge（テロブリッジ）について

「micro:bit（マイクロビット）」をプログラミングして、教育用トイドローン「Tello（テロ）」をコントローラとして操ることができるようになるゲートウェイとなります。『Tello-Bridge（テロブリッジ）』は株式会社FAP factoryで開発・販売しております。（https://fap-club.org/development/tellobridge/)

 

※2．micro:bit（マイクロビット）について

イギリスのBBC（英国放送協会）が主体となって作った教育向けマイコンボードです。

英国では11歳～12歳の子供全員に無償で配布されており、授業の中で活用が進んでいます。 日本でも、プログラミング必修化をきっかけに学校での導入が進んでいます。

出典：PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ （2025年5月26日 11時30分）