社会医療法人近森会

社会医療法人近森会 近森病院(高知県高知市)は、2025年6月2日(月)より空中通路ならびに薬剤棟建設プロジェクトへのクラウドファンディングを実施いたします。
この建設プロジェクトの目的は、南海トラフ地震による津波で浸水しない通路を確保すること、そして診療に必要な薬剤を浸水から守ることです。
高知県の基幹病院として、医療を守り、患者さんやご家族・職員のかけがえのない命を救うために、ぜひご支援をよろしくお願いいたします!
クラウドファンディングページはこちら ⇒ https://readyfor.jp/projects/chikamori-cf1
募集期間:2025年6月2日(月)~7月31日(木)【59日間】
目標金額:1,000万円
使途:空中通路および薬剤棟の建設事業費に充当
備考:通常型・All In形式で実施
※目標金額未達の場合も、支援額は全額上記事業費として利用いたします。
▶株式会社四国銀行(高知県高知市)、株式会社高知新聞社(高知県高知市)、READYFOR株
式会社(東京都千代田区)の3社が共同で運営する「EINEE高知」を利用して実施
【プロジェクトの概要】
30年以内に80%の確率で発生すると発表されている「南海トラフ地震」。高知県は被災想定県のひとつであり、太平洋に面した地勢から県内の広範囲で津波による被害が想定されます。
近森病院が位置する高知市中心部も最大2m程度の浸水(建物1階部分は水没)が予想され、その場合には院内にいる患者さんやご家族、職員など多くの方々が建物から長期間外に出られない状況に陥ります。

対策を進めるうえで、以下の2つが大きな課題です。
1.入院病棟のある本館と北館・総合心療センターが道路を隔てて建っており、浸水時には建物間の
行き来ができない

2.薬剤部が本館1階にあり、保管している多くの薬剤や資材が浸水被害を受ける

このままでは発災時に建物間での患者・職員の移動や薬剤の確保ができず、取り残された方々の命を救うための対応すら不可能となることが予想されます。
この問題を解決すべく、今回本館から北館・総合心療センターへ繋がる「空中通路」と、本館と接合する「6階建ての薬剤棟」を建設いたします。


これらが設置されることで、
1.各建物を空中通路で一体化し、浸水しない新たな通路を確保する
2.薬剤部を薬剤棟の4階以上へ移設し、薬剤を津波浸水から守る
ことが実現でき、発災時にも医療を提供し続けるために大きな効果を発揮すると考えています。
現時点では本年6月から工事を開始し、2026年6月に完成予定です。
【近森病院について】
当院は中四国屈指の救命救急センターとして24時間365日救急・高度医療を提供し、2024年度実績では年間約6,900台の救急搬送を受け入れ、新入院患者数は年間のべ11,000人、外来患者数は年間のべ139,000人にものぼり、県内の急性期医療における基幹的役割を担っています。


また、災害拠点病院として大きな災害が発生した際には地域のために機能すべく、定期的な災害訓練やDMATによる被災地支援など積極的に取り組んでいます。


【おわりに】
もしも当院が南海トラフ地震を乗り越えられなければ、高知県の急性期医療・災害医療体制は大きく崩れてしまうことが予想されます。救えるはずの命が救えない、そのような未来は何としても避けなければなりません。
高知県のために、地域の皆さんとともにこの未曾有の災害に立ち向かい、医療を提供し続けることが私たち近森病院に与えられた最大の使命だと考えています。
今回このプロジェクトの趣旨を広く知っていただきたいという想いから、クラウドファンディングを利用させていただくことを選択しました。
高知県、そして全国の皆さん、どうか多くの力をお貸しいただけないでしょうか。
ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

【近森会グループ 公式ホームページ】
近森会グループ:https://www.chikamori.com/group/
近森病院:https://www.chikamori.com/
近森リハビリテーション病院:https://www.chikamori.com/rehahp/
近森オルソリハビリテーション病院:https://www.chikamori.com/ortho/
近森病院附属看護学校:https://www.chikamori-hns.com/
社会福祉法人ファミーユ高知:https://www.chikamori.com/famille/