国立大学法人 東京外国語大学
〜世界の言語・文化・歴史を学ぶ、充実の3日間〜
東京外国語大学（東京都府中市、学長：春名展生）は、社会に開かれた学術の場としての「TUFSオープンアカデミー」を通じて、年間300以上のオンライン講座を提供し、国内外から約4,000名の方々にご利用いただいています。
今回、2025年夏期間に短期集中講座として、オンライン（Zoom）により実施される特別プログラムの受講者を新たに募集いたします。世界各地の言語や文化、歴史への扉を開き、知の探究を加速させる充実の3日間をお楽しみいただける絶好の機会です。
【目的】
本学では、多文化共生社会の実現に寄与するため、教育・研究に加え、社会貢献・社会連携にも重点を置いています。その一環で、学術的な学習の場として「TUFSオープンアカデミー」を2006年に開講し、毎年多くの語学講座・教養講座を広く社会に提供しています。新型コロナウイルスの影響により、2020年11月より「オンライン講座」を開始しました。
【特徴】
現代の日本社会は、外国人労働者の受入などに伴い、世界中から多くの外国人を受け入れるようになり日本全国でさまざまな言語に触れる機会が増え、多言語の学習ニーズが高まっています。本学では多言語教育の特色を活かし、オンライン講座という場所を選ばない講座を提供しています。日本国内だけでなく、一部海外に居住する方々にも提供が可能になりました。
【夏期間講座】
夏期間講座では、20言語の語学講座を35講座、教養講座を13講座、さらに特別講座として、今年度新たに文部科学省から発表された「ことばの力のものさし」を活用した、外国につながる子どものことばの力を伸ばす活動を考える特別講座「外国につながる子どものことばの力を伸ばそう！──母語も日本語もフルに活用した活動を考える」を開講します。開講期間は、特別講座以外は3日間の短期集中講座です。6月5日（木）午前10時からウェブ申込により一般受付を開始します。
【募集概要】
■ 受付期間 2025年6月5日（木）午前10時 ～6月30日（月）23:59まで
■ 受講料 語学講座：9,000円、教養講座：3,700円、特別講座：2,000円
■ 受講形態 オンライン（Zoom）
■ 開講日程 A日程 2025年8月19日（火）～21日（木）
B日程 2025年8月26日（火）～28日（木）
C日程 2025年9月2日（火）～4日（木）
（講座により開講時間が異なります）
特別講座：2025年8月1日（金）19:30～21:00
【講座ラインナップ】
■ 語学講座
イタリア語、ウイグル語、ウズベク語、カクルーニャ語、シャン語、スペイン語、スワヒリ語、中国語、チェコ語、チュルク諸語、チベット語、ネパール語、ハウサ語、ビルマ語、ヒンディー語、ポーランド語、ポルトガル語、マレー語、ロシア語、ロマ語
■ 教養講座
・ベンガルのヒンドゥーとムスリム：文学と芸術を通して
・ルーマニアの魔女と呪文の言語学
・太平洋の言語を学んでみよう！
・タゴールソングを歌いましょう
・ハウサ語文学の世界；口承文芸から大衆向け読み物まで
・諺で知るモンゴル文化
・コイサン諸語の音声学： 言語音の限界を探る
・宗教文化から読み解く韓国社会
・「偉大なアメリカ」の問い直し： セトラー・コロニアリズムの脅威
・ウクライナ紀伝：人物でたどる近世ウクライナ史
・ロシア史を振り返る：ロシアにおける女性の社会進出上でのエカチェリーナ2世の役割
・アフリカの楽器と音楽を知ろう
・ことばとパワー
■ 特別講座
「外国につながる子どものことばの力を伸ばそう！
──母語も日本語もフルに活用した活動を考える」
講師：小島 祥美（東京外国語大学准教授、多言語多文化共生センター長）
講座内容：文部科学省が行った最新の調査結果によると、公立学校における日本語指導が必要な児童生徒数は、過去最高数を記録しています。本講座では、今年度新たに文部科学省から発表された「ことばの力のものさし」を活用した、外国につながる子どものことばの力を伸ばす活動を考えます。
【詳細・お申し込み】
東京外国語大学オープンアカデミー WEBサイト