ブラザー工業株式会社
歌ってCO2を資源に
ブラザー工業株式会社は、6月15日(日)に大阪・関西万博で開催されるイベント「MOF FES. 「ヒーローになるCO2」 プロジェクト(以下、MOF FES.)」に、子会社の株式会社エクシング(以下、エクシング)とともに協賛することを決定した。

MOF FES.は、主催者であるSyncMOF株式会社(以下、SyncMOF)がMOF*(モフ)を活用したカーボンリサイクル技術を紹介し、脱炭素社会に向けた実践的なアプローチを発信することを目的に開催されるイベントだ。このイベントでは、「呼吸するアート」、「CO2回収ワールドカップ」、「CO2回収のど自慢大会」など、アート、スポーツ、音楽などを通して、大気中のCO2を回収して濃縮し、価値ある資源に生まれ変わる様子を見ることができる。
イベント内の「CO2回収のど自慢大会」では、エクシングの製品である最新の通信カラオケ機器「JOYSOUND X1」が提供され、歌唱で排出される呼気に含まれるCO2さえも回収して資源にしようという企画となっている。SyncMOFが開発したCO2回収装置「Syllego(シレーゴ)」を用い、歌唱を通してCO2を回収するという仕組みで、回収したCO2は、会場内に設置された足湯に溶かして、来場者に炭酸湯として楽しんでもらうという。参加する方も観覧する方も、のど自慢大会を楽しみながらCO2活用の可能性を感じられる機会となるようだ。
ブラザーの担当者は、「この度の協賛をきっかけにSyncMOF様とMOFの機能を活用した製品開発の可能性を模索していく予定です。そして、カーボンニュートラル社会の実現への寄与をはじめとする、ブラザーが定めるマテリアリティの解決に関わる事業テーマを創出するとともに、将来の事業成長に向けて引き続き努めていきます」と語った。
*「金属有機構造体(Metal Organic Framework)」の略。金属イオンと有機物を組み合わせることで形成される多孔性材料のこと。高い比表面積を持ち、気体の吸着、分離、貯蔵、触媒など、さまざまな機能を備えている。
【MOF FES. 開催概要】

日程: |
2025年6月15日(日) |
時間: |
10:30~19:30(「CO2のど自慢大会は18:25~19:00を予定」) |
場所: |
大阪・関西万博会場内 リボーンステージ(大阪ヘルスケアパビリオン併設) |
MOFFES.のホームページ→https://moffes.jp/
SyncMOFのホームページ→ https://syncmof.com/