カンフェティ


演劇ユニットキングスメン本公演『あの夏の夜の夢』が7月18日 (金)・7月19日 (土) に吉祥寺曼荼羅(東京都 武蔵野市 吉祥寺南町1-5-2)にて開催されます。
チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。
公演ホームページ
https://kingsmen2023.amebaownd.com/posts/56925919
今年7月、圧倒的な世界観を誇る関東一の老舗ライブハウス 吉祥寺 曼荼羅で、なんとも斬新な舞台イベント『あの夏の夜の夢』が開催されます。
シェイクスピア劇団 演劇ユニットキングスメンと、メタル系ロックバンド FURUCHANSとのコラボレーション公演です。
演劇ユニットキングスメンは、俳優の平澤智之と高村絵里が主演する、本格派のシェイクスピア劇団。過去に『マクベス』や『ロミオとジュリエット』などの古典作品を上演してきました。その演出方法は斬新で、障がい者のメインキャスト起用や、中世英国の上演形式の再現など、常に新しい試みに挑んでいます。
今回ここに対峙するのが、メタル系ロックバンド、FURUCHANS。激しい洋楽ロックを得意とするこのバンドと、シェイクスピア古典の専門劇団とのコラボという、一見正反対のようなこの企画ですが、実はこの企画は団体設立時から温めてきたもの。
「私達はこの二つの芸術ジャンルの融合を目指していました。そして今回の作品世界はロックの世界観と合致しています。」と、演出の篁エリ(役者名義/高村絵里)。「シェイクスピア作品に描かれるのは根源的な人間の生、つまり愛と裏切りと死と性、時代や社会に抗う人間の姿です。これはまさにロック音楽の系譜です。書かれた言語は古典と言われるようになっても、根底に流れるものは新しく、力強い。それを身体で感じてほしいのです。」
『夏の夜の夢』は、妖精が住む森で、“惚れ薬”のせいで恋人をとりちがえたカップル達がドタバタを繰り広げる、ファンタジックなコメディ劇です。しかし、ここには多くの現代的な問題が描かれているとも篁エリは言います。
「たとえば親や社会の圧力によって女性性を抑圧され、搾取される女性達が登場します。この歪んだジェンダー観は、現代あるいは近未来的なディストピアとも受け取れます。それを“喜劇だから”“魔法にかけられているから”という理由でうやむやにはしたくない。『夏の夜の夢』は喜劇のテキストだけれど、リアルな無現実として再評価したいのです。それが結果として、救いや赦しへと繋がっていくと考えます。」
鋭い視点で『夏の夜の夢』を再評価した本作の主演は、シェイクスピアシアター出身で劇団代表の平澤智之。今回はゲストに遠藤栄蔵を加え、ユニークな応酬も生まれそうです。洒落たカクテルを片手にライブ演奏とシェイクスピア劇を楽しめるのは、ライブハウス公演ならでは。
ロック×古典の新イベントを、ぜひ体感してください。
演劇ユニットキングスメンとは

演劇ユニットキングスメンは、シェイクスピア作品を中心とした古典作品を上演する演劇団体です。古典の名作に真摯に向き合いながら、新しい試みを取り入れ、現代に生きるシェイクスピアをお届けします。過去の公演では、出演者として障がいを持つ俳優の起用や、一部で初期近代英語の使用など、多様性のある画期的な演出が見られました。今回の公演は、イメージをがらりと変えて、ロックバンドとのコラボレーション。関東一古いライブハウス・吉祥寺曼荼羅で、ロックの生演奏に乗せて、『夏の夜の夢』に新たな息吹を吹き込みます。常に斬新な手法で世間を驚かす、挑戦的なシェイクスピア団体です。


過去公演の様子



開催概要
『あの夏の夜の夢』
日程:
7月18日 (金) 19:00 開演
7月19日 (土) 17:00 開演
※開場は30分前
会場:吉祥寺曼荼羅(東京都 武蔵野市 吉祥寺南町1-5-2)
■出演者
俳優 / 平澤智之、高村絵里、西村正嗣、遠藤栄蔵
バンド演奏 / FURUCHANS
■スタッフ
作 / W.シェイクスピア
演出 / 篁エリ
■チケット料金
全席自由:3,500円(税込)
※+当日会場にてワンドリンクオーダー制