アンリツ株式会社
2025年10月から省令が施行予定

アンリツ株式会社(社長 濱田 宏一)は、日本国内で発生した災害などによる通信障害時における携帯端末の緊急通報手段として注目される「非常時における事業者間ローミング」機能の技術基準適合証明[※]の検証に、5G NR モバイルデバイステストプラットフォーム ME7834NRが対応したことをお知らせします。この機能の検証に対応したことにより、端末メーカや通信会社は、非常時における事業者間ローミングの実装と認証をより効率的に進めることが可能になります。
非常時における事業者間ローミング機能は、災害などにより契約する通信会社の電波が使えなくなった際に、自動で他の通信会社の電波につながる仕組みで、特別な設定をしなくても、通話や連絡が可能になるため、緊急時の通信手段として重要な役割を果たします。
本機能は、緊急通報手段の確保を目的とした人命に関わる重要な技術であり、携帯端末等に対し、2025年10月1日から省令が施行される予定です。
アンリツは今後も、安全・安心な通信環境の実現に向けて、信頼性の高い測定ソリューションの提供を通じ、社会に貢献してまいります。
製品概要
5G NR モバイルデバイステストプラットフォーム ME7834NR
ME7834NRは、モバイル機器の認証団体であるGCF(Global Certification Forum)および北米を中心としたPTCRB(PCS Type Certification Review Board)において、5G NRテストプラットフォームTP251で登録されています。このテストプラットフォームは、複数の無線アクセス技術を組み込んだモバイル機器向けの3GPP準拠のプロトコルコンフォーマンステスト(PCT)および事業者受入試験(CAT)に対応します。
ME7834NRについてもっと詳しく
用語解説
[※] 技術基準適合証明
日本の電波法に基づき、無線機器が法令で定められた技術基準に適合していることを証明する制度。登録認証機関などが審査を行い、適合機器には「技適マーク」が付される。
アンリツの製品・ソリューション・その他の情報は、Facebookでもご覧いただけます。
https://www.facebook.com/AnritsuTandM/
[報道関係のお問い合わせ先]
アンリツ株式会社
コーポレートブランディング部 鈴木 梢
TEL:046-296-6671
E-mail:PR@anritsu.com