ほりんカレッジ
元中学校教員が立ち上げた、親子のための新しい学びのかたち。自分らしさを軸に、対話と相互理解を深めるオンラインスクール。
2025年6月6日、元中学校教員であり著書『アバター教師術 ほりん星人の365日ドラマ教育』を著した堀内恵(ほりうち めぐみ)が、家庭という場で自分らしさを育むオンラインスクール「ほりんカレッジ」(運営:ほりんカレッジ事務局)を開校します。本カレッジでは、親子の関係に寄り添いながら、自分の気持ちに気づく力、人とのかかわり方、変化に向き合う力など、生きるために大切な力を育んでいきます。

開校の背景
現代の家庭、学校、そして社会において、親子の対話や若者の自己肯定感が希薄になりつつある中、教員経験15年の堀内恵が立ち上げたのが「ほりんカレッジ」です。現場では、学力や進路以上に「自己肯定感の低さ」や「家庭内コミュニケーションの不足」に悩む子どもたちや保護者と向き合ってきました。
「親に心配をかけたくないから相談しない」
「大事なことは話してくれない」
そんな子どもたちや保護者の声に応えるため、親子活動を通じて、身近な人との関係から「自分らしく生きる力」を育む取り組みです。
親子のつながりが、生きづらさを和らげる鍵に
親の視点から見ると「手のかからない子」や「よく気がきく子」の中には、本当の気持ちを抑えて、大人の期待に応えようとしている子どもがいます。心のどこかが満たされずに成長すると、大人になってから「生きづらさ」を感じることがあります。
18歳を過ぎ、進学や就職で家を離れたとき、親子の思いのすれ違いが埋まらないまま距離ができ、関係がぎくしゃくすることも少なくありません。同居していても、スマホを見ながらの会話だけで心からの話し合いがない家庭もあるでしょう。
思春期は、子どもが親と少し距離をとる時期です。でも、それは「放っておいて良い時期」ではありません。むしろ、お互いの気持ちに気づき、理解し合うための“最後のチャンス”かもしれません。
10代の今こそ、親子の関係を見つめ直す大切な時期です。

目指すこと
・大人も子どもも 「自分らしさ」 を大切にした社会へ
・親と子が お互いを理解して一緒に考える関係へ
・学校・家庭・社会をつなぐ “人間関係のあたたかさ”を取り戻す教育へ
プログラム
◆ ホーム学活(家庭での学級活動)
親子で一緒に取り組めるワークを通して、自分自身やお互いの思いへの気づきを促し、家庭内の「安心して話せる空気づくり」をサポートします。
◆ ほりん室(オンライン相談室)
進路、人間関係、子育て、教育現場の悩みなどに関するオンライン相談窓口。若者(18〜20歳)、保護者、教員が対象で、立場を越えた安心安全な対話の場があります。
「ホーム学活」とは?
家庭の中で行う、“親子のための学級活動”──それが「ホーム学活」です。
学校では、学級の実態に応じて、その時々に合った学級活動(学活)が行われます。例えば、生徒に自己理解を深めてほしいときは自己分析に関する活動を、新年度には出会いや交流を促す活動を、もめごとがあればその背景に沿った相互理解の活動を選びます。こうした工夫により、多様な個性が集まる学級が、少しずつまとまり、より良い関係性へと変化していくのです。
「ホーム学活」は、この学活を家庭に持ち込み、親子で一緒に取り組むことで、自分自身や相手のこと、そして“ちがい”を理解し、人とかかわる力を育んでいくプログラムです。
さらに、ほりんカレッジが提供するホーム学活の大きな特徴は、子どもや家庭の状況に応じて内容をカスタマイズして設計する点です。
「ホーム学活」の活動例








代表プロフィール
堀内 恵(ほりうち・めぐみ)
15年の教員人生に一区切りをつけ、新たなステージに立ちました。
静岡県西遠女子学園中学校高等学校から、昭和女子大学文学部英米文学科へ進学。さらに大学院で学びを深めた後、雑誌編集者として約8年、言葉と向き合う日々を送りました。
やがて、「書く力は、大人になる前に育てたい」と感じ、国語科教員免許を取得。
私立高校、公立中学校、特別支援学級——教室の中で出会った無数の個性と向き合いながら、「人と人とのかかわり」に真剣に向き合ってきました。
生徒たちとの日々から生まれたのが「ほりん星人」。
ユーモアと演劇的手法を取り入れた授業スタイルは、生徒たちの心を開き、居場所をつくる力がありました。
2024年には、教育実践をまとめた著書『アバター教師術 ほりん星人の365日ドラマ教育』を刊行。教育関係者から多くの共感の声が寄せられました。
そして2025年。
親子の対話や関係性を深める“家庭版学級活動”「ホーム学活」を柱とするオンラインスクール、「ほりんカレッジ」が始動します。
—— 生きづらさを抱えたまま大人になってほしくない。
—— すれ違ったまま親元を離れてほしくない。
思春期という、心が大きく動く時期にこそ、親子の関係にもう一度光を当てたい。
そんな想いから生まれた、新しい学びの場です。
「変化を楽しむ力と、自分らしく生き抜く力を、すべての世代に」
ほりん星人、地球での挑戦は、まだまだ続きます。


「ほりんカレッジ」概要
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開校日:2025年6月6日
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形式:オンライン(全国から利用可)
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対象:「ホーム学活」 10代とその保護者
「ほりん室」 若者(18〜20歳)
10歳〜20歳の保護者
教育関係者
お問い合わせ先
運営:ほりんカレッジ事務局
担当:堀内
お問い合わせフォーム:こちら
関連資料
著書:『アバター教師術 ほりん星人の365日ドラマ教育』(2024年刊)
先生が学校を楽しむから生徒も楽しめる。日本を、世界を、宇宙を、まるごと笑顔に。365日アバターになりきる教員の学校生活。肩の力の抜き方がわかる。学校へ行きたくなる。これから先生になる人と先生を続けるか悩んでいる人へ贈る「ユーモアある教師の演じ方」指南書。

表紙は幻想的
”ほりんワールド”の顔

授業でも「ほりん星」
地球人のように見えて本名は「めぎー・ほりんぽす」

中学校の図書室
元勤務校では特設コーナーを作ってくださいました
公式サイト:horin65.com


ほりんカレッジ
10代の子どもと保護者が、自分のことやお互いの気持ちを知るための活動を通して、親子のつながりを深めていくオンラインスクールです。