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EXPO2025 大阪・関西万博 ポップアップステージ西の松葉葺きワークショップを開催!

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株式会社三井嶺建築設計事務所

屋根の松葉を手作業で葺き替える「松葉葺きワークショップ」を7月7日(月)に開催します

©Junpei SUZUKI

2025年大阪・関西万博のポップアップステージ西の設計を担当した株式会社三井嶺建築設計事務所(東京都千代田区、代表:三井嶺)と株式会社安井杢工務店(京都府向日市、代表取締役:安井洋)は、同施設の屋根の松葉を会期中・会場内にて手作業で葺き替える、「松葉葺きワークショップ」を7月7日(月)に開催します。協力:一般社団法人 demoexpo(大阪市西区、代表理事:花岡)

「ポップアップステージ西」は、公募型プロポーザルで選出された若手建築家20組が「休憩所」「ギャラリー」「展示施設」「ポップアップステージ」「サテライトスタジオ」「トイレ」などを分担して設計したものの一つで、20組は2段階の公募型プロポーザル(書類審査とヒアリング審査)で2022年に選ばれました。(「2025年日本国際博覧会 休憩所他 設計業務」)。1970年開催の日本万国博覧会(大阪万博)を担当した若手建築家が、その後著名な建築家となったように、大阪・関西万博においても若い世代の活躍、飛躍のきっかけとなるよう、将来が期待される若手建築家を対象に行われたものです。

目次

他人事でなく「自分ごと」に。

ステージのシンボルとなる松の丸太は、昨年11月23日に、ボランティアの皆様の協力をいただいて、人力で建て起こすことによって完成しました。

法被デザイン:株式会社人間

※昨年11月23日の人力建て起こしについては、以下の記事にて詳しく取り上げていただいています。

【日経クロステック】 https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02484/013000085/

【BUNGA NET】 https://bunganet.tokyo/popup/

今回ワークショップを開催する屋根の「松葉葺き」も、ステージの場をつくるために欠かせない要素です。

松葉の青々とした姿を保つためには、多くの皆様の力が必要となります。

万博の場をつくる側として、会場で手を動かしながら、他人事でなく「自分ごと」として。

ひとびとが集うステージの空間を一緒に作り上げていただきたく、皆様のご参加・ご協力をお待ちしております。

第一回の松葉葺き

皆で参加して、人力で、祝祭の場をつくる

万博の現代における意義は、祝祭のような場に人々が集まることではないでしょうか。

たった半年の万博にあるべき建築の姿としては、建築自体が目的化したオブジェのようなものではなくて、人間の力で作れるくらいのシンプルなもので十分だと考えました。

そこで、鳥居やストーンヘンジに学びを得たプリミティブな門型のフレームを建てて、その上に松葉葺きの可動式屋根を掛けることでステージとしています。

シンプルながら人の手の痕跡が感じられるつくりが、自然と人々の目を引き、ステージの場を生み出しています。

第一回 松葉葺きの様子

ワークショップイベント概要

イベント名:松葉葺きワークショップ ― 万博ポップアップステージ(西)

[日程] 2025年7月7日(月)

[時間] ① 8:30集合 ② 10:00集合 12:00頃または15:00頃解散

[場所] EXPO2025 大阪・関西万博 会場内 ポップアップステージ西

参加者には万博会場への入場パスを発行 ※応募多数の場合は抽選

本ワークショップの実施費用については、参加者の皆様から参加費の形として募らせていただきます。協賛としてのご支援もお待ち申し上げております。

[ワークショップ参加費]大人:3000円、中高生:1750円、小学生:750円

[主  催] 株式会社三井嶺建築設計事務所 

[施工協力] 株式会社安井杢工務店

詳細は募集サイト(peatix)をご覧ください。

■設計コンセプト

人力で松の丸太を建て起こし、屋根を松葉で葺いて、ステージの場をつくる

©Junpei SUZUKI

人が集う「しるし」としての建築 — 最小限の構成で祝祭の場を生み出す

万博のステージで目指したのは、オブジェのように自己主張する建築ではなく、人々が自然と集まる“しるし”のような存在でした。

鳥居やストーンヘンジのような門型の構成は、人の手による最小の空間形式のひとつです。そこからさらに極限までそぎ落とした構成を目指しました。

用いたのは、細く素朴な装飾を施した柱。自然物を抽象化した原初的なデザインによって、柱は「構造材」というよりも「自然に近い存在」として、人の無意識に穏やかに溶け込んでいきます。

その上に、皮付きの松の丸太を一本、横たえる。

伐り、伏せ、高く掲げる——それだけで、力強い場が立ち上がります。

屋根には、生の松葉を使いました。屋根はシーソーのように動き、舞台装置としても機能します。この動きにより、建築という枠を超えて“装置”として認識され、やはり丸太の存在感が浮かび上がります。

これらの構成は、祇園祭の山鉾建てや、春日大社おん祭の仮御殿といった伝統的な祝祭から学んだものです。人の手によって丸太を建て起こし、屋根を葺く——そうした行為そのものが、場を祝祭へと変えていく。

伝統に学び、当たり前のことを見つめ直すことで、新たな「原初性」をもつ場を創造することを試みました。

©Junpei SUZUKI
©Junpei SUZUKI
©Junpei SUZUKI  一本の丸太の存在がステージの場を生み出す

三井嶺建築設計事務所について

建築家・三井嶺が主宰する建築設計事務所です。代表の三井嶺は、東京大学工学部建築学科卒業後、同大学院(日本建築史専攻)で茶室を研究。修士課程修了後、坂茂建築設計を経て独立。茶室をはじめとする日本建築の建築理論を探求し、設計活動を主軸に自身の建築哲学を実践しています。作品に「日本橋旧テーラー堀屋改修」「柳小路南角」「森の図書館」「清風庵」など。受賞歴にUnder 35 Architects Exhibition 2017最優秀賞、住宅建築賞2021など。

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年6月5日 14時30分)

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