株式会社HIKE
東京公演の配信アーカイブは明日6月7日(土)まで!
ピノキオピー初のアジアツアー「ピノキオピー ASIA TOUR 『COMET』」(大阪/東京公演主催:株式会社HIKE、上海/広州公演主催:天津凌创文化发展有限公司、ソウル/台北公演主催:サイバーステップ株式会社、香港公演主催:LIVE NATION)が5月20日の香港公演をもって無事終了いたしました。本リリースではツアーを終えたピノキオピー本人のコメントを公開するとともに、東京公演の模様をレポートします。

2024年にデビュー15周年を記念した自身最大規模のツアー『モンストロ』を開催したピノキオピー。迎えた2025年は、4月19日から上海公演を皮切りに、広州、大阪、東京、ソウル、台北、香港を回る初のアジアツアーを敢行しました。ツアー名『COMET』は彗星を意味しており、彗星のように各地を巡るピノキオピーを表しています。
『COMET』東京公演アーカイブ配信中!
Streaming+にて『COMET』東京公演のアーカイブを配信中です。視聴可能なアーカイブ期間は2025年6月7日(土)23時59分までとなっておりますので、ぜひご覧ください。
視聴券申し込みURL:https://eplus.jp/sf/detail/3712880002
視聴チケット料金:3,000円
視聴券受付期間:2025年6月7日(土)18:00まで
※視聴券をご購入後の視聴可能なアーカイブ期間は2025年6月7日(土)23:59までです。
※視聴に関する詳細および注意事項はStreaming+のサイトをご確認ください。
ピノキオピー ASIA TOUR 「COMET」東京公演レポート
オープニング〜前半パート
アイマイナがロケットに乗り込んで宇宙に飛び立つオープニング映像が流れる中、ピノキオピーがおなじみの銅鑼を鳴らして『COMET』東京公演が開幕した。
「みなさん、はじめましての人ははじめまして、ピノキオピーと申します」という、これまたおなじみの挨拶後、ピノキオピーが1曲目に披露したのは『アルティメットセンパイ』。初っ端からコールの多い同曲で、Zepp Hanedaのステージと観客席が早くも一体となった。次に流れた曲は初音ミクと鏡音リンのスピード感ある掛け合いが特徴的な『Aじゃないか』。1曲目よりもテンポが増す中、観客も飛び跳ねながらの手バンでノッていく。続いてのポップチューンな『ねぇねぇねぇ。』ではピノキオピーが銅鑼を鳴らしてオーディエンスを盛り上げた。
4曲目は2011年に公開された『アイマイナ』。本ツアーのために制作したという、大量のアイマイナが漂う新MVを背に、これまでとは異なる憂いを含んだ選曲で、観客を独自の世界観へとさらに引き込んでいった。さらにピノキオピーがどうしてちゃんの声を纏って披露した『どうしてちゃんのテーマ+』では、途中で「ここZepp Hanedaにみなさん集まってくれたのどうして?」と遊び心あるアドリブも混ぜて観客を喜ばせた。

迎えた最初のMCパートでは「アジアツアー『COMET』東京公演にようこそお越しくださいました!めちゃめちゃ平日なのにありがとうございます!はじめましての人も、いつも来てくださっている人もみなさん一人一人、支え合ってCOMETというお祭を盛り上げていきましょう。いい祭にしていきましょう!」と会場をさらに盛り上げる。
中盤〜後半パート
MCパート後に披露された『匿名M』は某匿名Mにインタビューしていくピノキオピーワールド全開の1曲。ピノキオピーが「本日はインタビューよろしくお願いいたします」と口にすると、観客席から歓声が沸き起こっていた。さらに『嘘ミーム』、『モチベーションが死んでる – Undead Remix -』、『ニナ – Jumping Remix -』と陰を感じさせる歌詞で聴く者の心情を揺さぶりながら、いずれもノれる曲で中盤戦に望む観客を引っ張っていく。
さて、本ツアーでは注目すべきポイントとして、レーザー演出が導入されている。特に次の『デラシネ』ではテクノサウンドに合わせて激しく色が変わり動くレーザーによって視覚的にも迫力ある空間が創り出された。

『デラシネ』の後にはピノキオピーのライブの中でも人気が高い曲が続く。『アポカリプスなう』でピノキオピーの「海へ行こうぜ!」に、ぶち上げられた観客が手に持った赤色のペンライトや腕に装着したライトバングルを左右に降るワイパーで呼応。次の『内臓ありますか』では、おなじみの「内臓ありますか?」「はい!」のコール&レスポンスが繰り広げられ、「関係ないけど、大きな声で叫んでくれますか?トーキョー!」とステージ上のピノキオピーも、観客も全力でこの曲を楽しんでいた。
続いて「みなさん超主人公ですか?」とピノキオピーが観客に問いかけて披露したのは、2月に公開された新曲『超主人公』。クセになるリズムでリピートされる「主人公 or die?」を観客も大声で歌う。今後のライブでも定番のひとつになり得そうな盛り上がりだった。
童心を呼び覚ましていくような疾走感あふれる『こどものしくみ』(ライブ初演奏)を経て、ピノキオピーは『ぼくらはみんな意味不明』につなげる。「トーキョー、かかって来いよ!」とのピノキオピーからの“挑発”に、観客も声と腕を上げて応戦した。

その後、この日2回目のMCパートではスクラッチ&サンプラー担当のRK、ドラム担当のサガットを紹介。そして関係者、観客への感謝を伝え、『COMET』東京公演はいよいよ後半戦へと突入していく。
ゆっくりとしたテンポの中で電子サウンドが心地よい『僕なんかいなくても』、ピノキオピーが初音ミクへの想いを伝える『君が生きてなくてよかった』とつなぐ。そして過去の自分と今の自分をふと考えさせられる歌詞が印象的な『ぜろ』。奇しくも、ロケットに乗り込むアイマイナがツアー名“COMET”にぴったりなMVとなっていた。
ラストスパートの始まりに「ここZepp Hanedaにも祭囃子が聞こえてきましたよ!」とピノキオピーが選んだのは『祭りだヘイカモン』。途中、彗星に見立てたビーチボールをピノキオピーとRKがステージ上から客席に投げ込んだ。さらに同曲ではお約束となっている「えらいこっちゃ、えらいこっちゃ、よいよいよいよい!」のステージと客席の掛け合いで会場のボルテージは最高潮に達した。さらに続く『すきなことだけでいいです』でもピノキオピーと観客が一緒になってハンズアップしながら飛び跳ねる。そして、ピノキオピーの銅鑼パフォーマンス後には、観客の「すきなことだけでいいです!」コールが響いた。

この日最後の曲は『遊星まっしらけ』だった。2013年の発表から、2016年にリマスター版として公開された同曲のライブ演奏は今回が初。サガットのドラムが炸裂し、RKのスクラッチにシンクロするようなレーザー。バンドだからこそともいえるサウンドと空間に観客はクラップ。ラストには銅鑼が打ち鳴らされると同時に“COMET”ロゴが映し出され、ピノキオピーは「はじめましての人ははじめまして、ピノキオピー、ピノキオピー、ピノキオピーと申します!ありがとうございました!」と叫んでステージを後にした。
アンコール
会場に響くアンコールに応えて再登場したピノキオピーは、その後のMCでこのように語った。
「アンコールありがとうございます!(観客席を眺めて)なんだろう、グッときますよ。ありがとうございます。今回のアジアツアー、ここが折り返し。千秋楽みたいな雰囲気がありますが、ここが真ん中でございます。この後もいろいろなところに行ってまいりますので、みなさんよろしくお願いします。完走できるように頑張ります!」
アンコール1曲目として披露されたのは『META』。曲の最後にはステージ上のスクリーンに、本日これまでに演奏されてきた曲のMVがダイジェスト的に映し出されると、観客もこの日を思い出すように見入っていた。
少女の儚く危うげな心情を綴った『シークレットひみつ』の後は、観客のシンクロしたワイパーが圧巻の『アンテナ』。途中、ピノキオピーからの「COMET東京公演に集まったことを、数年後に思い出して!」というメッセージに観客も大歓声で返した。

イントロから歓声が上がり、銀テープが射出される中で始まったラストを飾る曲はピノキオピーの代表曲のひとつ『すろぉもぉしょん』。ライブに何度も来ている人も、初めて来た人も一緒になって祭の最後を楽しむ中に、嬉しそうに歌うピノキオピーの姿があった。こうしてアンコールを含めて合計26曲とともに東京公演を駆け抜けたピノキオピーは「みなさん最高でした!ありがとうございました!」と観客に改めて感謝を伝えて、ライブを締めくくった。


アンコールのMCパートで「(会場に)集まっていただいて、みんなと楽しんでいると、自分がピノキオピーであることを忘れたりするんですけど、今ここにいることで思い出しています(笑)。ピノキオピーなんだなという自覚を持って曲をちゃんと作っていきたいなと。実は今もう作っていて、早く発表したい曲もあるので、楽しみにしていただけたらと思います!」とも語っていたピノキオピー。これからもピノキオピーは曲という彗星に乗って、さまざまな人の元を巡っていく。

(写真:左からサガット、ピノキオピー、RK)
ピノキオピーコメント
ASIA TOUR “COMET” の全日程が無事に終了し、ツアーを完走することができました!初めてのアジアツアーということもあり、あらゆることが未知数で不安もありましたが、各地で温かく迎えてくださった皆さんのおかげで、本当に素晴らしい時間を過ごすことができました。
言語や文化の違いを越えて、自分の音楽を心から楽しんでくださっているのを感じるたびに、胸が熱くなりました。どの公演もかけがえのない思い出となり、忘れられない経験ばかりです!
応援してくださったすべての皆さんに、心から感謝しています!また皆さんにお会いできる日を楽しみにしています。本当にありがとうございました!
ツアー概要

公演名 |
ピノキオピー ASIA TOUR 「COMET」 |
日程 / 会場 |
4月19日(土)/上海(Bandai Namco Shanghai Base Dream Hall) 4月20日(日)/広州(MAOLivehouse 広州中大店1号館) 5月3日(土)/大阪(Zepp Namba) 5月8日(木)/東京(Zepp Haneda) 5月10日(土)/ソウル(GABIN ART HALL) 5月17日(土)/台北(Zepp New Taipei) 5月20日(火)/香港(Kitty Woo Stadium, Tung Po) |
各公演主催 |
【上海/広州公演】 天津凌创文化发展有限公司 【大阪/東京公演】 株式会社HIKE 【ソウル/台北公演】 サイバーステップ株式会社 【香港公演】 LIVE NATION |
東京公演セットリスト※演奏順
(本編)
COMET OP
アルティメットセンパイ
Aじゃないか
ねぇねぇねぇ。
アイマイナ
どうしてちゃんのテーマ
匿名M
嘘ミーム
モチベーションが死んでる – Undead Remix –
ニナ – Jumping Remix –
デラシネ
アポカリプスなう
内臓ありますか
超主人公
こどものしくみ
ぼくらはみんな意味不明
僕なんかいなくても
君が生きてなくてよかった
ぜろ
祭りだヘイカモン
すきなことだけでいいです
遊星まっしらけ
(アンコール)
META
シークレットひみつ
アンテナ
すろぉもぉしょん
ピノキオピー プロフィール

2009年に動画共有サイトにてボーカロイドを用いた楽曲を発表し、ピノキオピーとして活動開始。
以降も精力的にオリジナル楽曲を発表しつつ、イラストやMVの制作、他アーティストへの楽曲提供など多方面で活動している。
ライブでは電子と肉体の共演・融合を基軸に、ドラムとスクラッチ&サンプラーをサポートメンバーに加えたバンドセットでのパフォーマンスを行っている。
公式サイト:https://pinocchiop.com/
公式Twitter:https://twitter.com/pinocchiop
お問い合わせ
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ピノキオピー ASIA TOUR 「COMET」お問い合わせ窓口
music@hike.inc
株式会社HIKEについて

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PHOTO:Yukitaka Amemiya
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