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昭和5年創業の老舗養蜂企業が、海外の研究機関と共同で新たな多糖類成分を発見。咳や痰など呼吸器症状の改善を目指す。

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金澤やまぎし養蜂場株式会社

「薬食同源」のコンセプトを活かし、Carob & Honey で呼吸器系の難題に挑戦。

当社・金澤やまぎし養蜂場株式会社(本社代表・岩渕正文)は、かねてより進めていた海外研究機関との共同研究において、呼吸器系の改善に寄与する新規多糖類成分「Hocacy(ホカシー)」の商品化に目処を立てました。この試作品は、本年7月下旬に東京・銀座で開催される「はちみつフェスタ」にて、一般公開予定です。

金澤やまぎし養蜂場 公式ホームページ(https://kanazawa8383.jp/)

はちみつフェスタ2025案内(上半分)|PR TIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000031.000012786.html)

新規多糖類成分「Hocacy」

海外との共同研究:「Hocacy」

当社は、創業100周年を見据えた新たな挑戦の一環として、中国医学科学院北京協和病院(https://www.pumc.edu.cn/)の研究機関(すなわち中国・薬用植物研究所)の協力を得て、マメ科のキャロブ(別名:イナゴマメ)を研究してまいりました。この植物は、近年では、代用チョコレートの用途でも大きな脚光を浴びていますが、地中海沿岸部では食用として千年以上の歴史を有します。また、アイスクリームなどに用いられる食用原料としては、実は日本でもお馴染みです。このキャロブから、本件の研究を通じて、「Hocacy」を抽出することができ、それに新たな生理活性が認められました。

豊富な栄養素で知られる地中海原産マメ科のキャロブ(別名:イナゴマメ)

中国の薬用植物研究所は、植物の薬理効果を科学的に検証する研究機関であり、同国の優れた歴史的知見を継承しています。日本で広く親しまれている漢方の源流も、まさに中国の薬草研究に根ざしています。本件の共同研究は、「薬食同源」の思想に基づく植物活用の開発プロジェクトの一つです。同研究所の動物実験では、Hocacyが咳反射の過敏性を顕著に低下させ、気道粘膜の分泌も改善しました。これは、鎮咳・去痰作用を意味し、呼吸器症状の緩和に寄与する可能性を示唆します(末尾引用1)。また、免疫を担うT細胞の増殖・分化を促進することも明らかで、体質強化を意味します(末尾引用2)。

「Hocacy」を垂らしたときのイメージ(流動性)

Hocacyは、ガラクトースとグルコースが特定のグリコシド結合で構成された多糖類で、高い生体親和性を有します。また、莢・果肉・種子すべてが食用となり、長い歴史に裏付けられた安全性を意味しています。抽出成分のHocacyもそのまま食することが可能で、シロップのような甘味が特徴です。現在、日本の神戸大学が共同研究に協力し、分子レベルからHocacyの効能研究を深め、呼吸器系の粘膜の修復及び免疫細胞の作用メカニズムについても解明していく予定です。なお、商品化についても、開発の最終段階に入っています。

Hocacyと蜂蜜の混合実験

はちみつ会社が手掛ける狙い:W効果

Hocacyの調製方法は、当社が提携する会社の特許として登録され(特許登録第7479537号:ナガヨシ製薬株式会社)、現在PCTルートにて国際出願を進行中です。日本国内での事業化は、この特許のライセンスをもとに当社が担う予定です。なお、本業であるはちみつは、古来より「喉にいい」と広く知られていますが、この民間療法的な知見に加えて、科学的な検証を踏まえた新しい成分(Hocacy)を足し合わせることにより、新しい健康食品の開発を目指しています。「Carob & Honey」として、呼吸器系の不調改善に役立つ試作品のお披露目をするのが7月下旬のはちみつフェスタです。どうぞ、ご期待ください。

金澤やまぎし養蜂場の商品を提供する養蜂現場

「薬食同源」プロジェクト

金澤やまぎし養蜂場は、植物由来の研究成分を事業化させるための「薬食同源」プロジェクトに加わり、食品に関する事業化の一翼を担います。本業のはちみつや今回のキャロブは、ともに薬理効果が期待される一方、その本質は日々の食卓に並ぶ一般食材です。今後も、同プロジェクトでは、「日々の食事から、健康寿命の延伸につながる栄養素を摂取する」という目標のもと、様々な植物の中に眠る有効成分を掘り起こし、社会に貢献してまいります。

中国の薬用植物研究所では、「薬食同源」の可能性を期する食材の研究が盛ん

上記「引用1」は、中国・薬用植物研究所の論文から引用しています。引用1は「キャロブ多糖効能研究と評価」と題する報告(中国語)です(実施期間は2022年11月から2023年4月)。Hocacyをマウスに投与し、咳止め・痰除去の実験を行いました。また、引用2では「免疫T細胞の減少改善効能検査」(実施期間は2022年11月)において、ゼブラフィッシュを用いた免疫機能の回復実験を行っています。いずれにおいても効果が確認されています。神戸大学との継続研究がまとまりましたら、合わせて対外的にご報告する予定です。

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年6月9日 10時00分)

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