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現代を「新しい戦前」としないためにはーー戦後80年の節目に『軍国主義という病がひそむ国 保阪正康講演録』2025年6月24日発売

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東京新聞

東京新聞(中日新聞東京本社)

カバーの写真は、1943年10月21日に明治神宮外苑競技場(現在の国立競技場)で開かれた「出陣学徒壮行会」。太平洋戦争の長期化による兵力不足を補うため、文科系大学生・旧制専門学校生に適用していた徴兵猶予措置が停止され、多くの学生が学業の道半ばでペンを銃に持ち替えて戦地へ向かいました。

 

 今年は戦後80年という大きな歴史の節目を迎えました。310万人の日本人が命を落とし、周辺諸国にも多大な被害を与えた昭和の戦争は、なぜ防ぐことができなかったのでしょうか。そして今、戦争の記憶風化と日本を取り巻く安全保障環境の変化から「新しい戦前」という言葉もささやかれるようになっています。

 そして、政府が進めてきた集団的安全保障の行使容認や、敵基地攻撃能力の保有などは、自国領土の保全に限定する「専守防衛」に徹してきた日本の防衛政策を大きく変質させました。この国が引き続き平和国家として歩み続けていくことはできるのでしょうか。これまでに太平洋戦争を指導した将官から末端兵士まで4千人以上の戦争体験者に取材を重ね、昭和史の実相に迫ってきたノンフィクション作家・保阪正康さんが2021~24年の毎年8月、東京新聞主催の講演会「ニュース深掘り講座」で語った内容を再録しました。この国が「平和国家日本」として歩み続けていくためには何が必要で、私たちが何をするべきなのか。日本近現代史研究の泰斗が熱く語りかけます。

平和国家として歩み続けていくことはできるのでしょうか。これまでに太平洋戦争を指導した将官から末端兵士まで4千人以上の戦争体験者に取材を重ね、昭和史の実相に迫ってきたノンフィクション作家・保阪正康さんが2021~24年の毎年8月、東京新聞主催の講演会「ニュース深掘り講座」で語った内容を再録しました。この国が「平和国家日本」として歩み続けていくためには何が必要で、私たちが何をするべきなのか。日本近現代史研究の泰斗が熱く語りかけます。

【構成】

まえがき 今こそ求められる「歴史を学ぶ謙虚な姿勢」

2024年 新しい戦前にしないために 戦後80年を前に学ぶべき教訓は

2023年 形骸化した専守防衛の先は

2022年 ウクライナ戦争と昭和史~平和と戦争を問い直す

2021年 あの戦争から何を学ぶのか~半藤一利さんの遺言 

年表 近現代の日本が歩んできた道

あとがき

【著者略歴】 

保阪 正康(ほさか・まさやす) 1939年、札幌市生まれ。同志社大学文学部卒。朝日ソノラマでの編集者勤務を経て、1972年に『死なう事件』(角川文庫)でノンフィクション作家としてデビュー。徹底的な取材を通じて昭和史に埋もれた知られざる事実へ迫り続けた。2004年に昭和史研究の功績から菊池寛賞を受賞した。著作に『昭和陸軍の研究』(朝日文庫)、『あの戦争は何だったのか』(新潮新書)、『帝国軍人の弁明』(筑摩選書)など多数。『日本のいちばん長い日』(文春文庫)の執筆で知られる作家の故・半藤一利さんとは長年にわたって親交を続け、共著も多数ある。

【書誌情報】

発売日:2025年6月24日

仕様:四六判並製 180ページ

価格:1,650円(本体1,500円+税)

ISBN: 978-4-8083-1114-8

発行元:東京新聞(中日新聞東京本社)

https://www.tokyo-np.co.jp/f/tbook/ 

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年6月10日 06時00分)

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