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【叡啓大学】卒業生の木村さんと府川さんが実証から実装へ、水辺を活かす都市交通に挑戦

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広島県公立大学法人

叡啓大学(学長 有信睦弘、広島市中区)卒業生(1期生)の木村侑平さんと府川凛平さんは、在学中の学びをもとに、広島の水辺空間に新たな移動の価値を創出するプロジェクトに挑戦しています。

二人は在学中、広島の都市魅力を高めるための研究活動の一環として、水辺空間の可能性を実証的に探るプロジェクトを行ってきました。その経験を礎に、2025年3月、ホバークラフトによる新たな水上交通の実現を目指し、株式会社水都広島を設立しました。現在は「川を移動空間として再生する」ことをテーマに、試作機の開発に取り組んでいます。

府川さん(左)と木村さん(右)
雁木(2025年4月京橋川にて撮影)

広島は古くから「水の都」として栄え、かつては太田川を中心とした舟運が人々の暮らしや経済を支えてきました。しかし、現代においては陸上交通の発展とともに水運は衰退し、そのポテンシャルが十分に活かされていません。二人はこのような背景のもと、交通という視点から水辺空間に新たな役割を与えようとしています。

注目すべきは、彼らが選んだモビリティの形が「ホバークラフト」であることです。ホバークラフトは、水面から浮上して移動する構造を持ち、水深の影響を受けず、桟橋がなくても段差のある雁木(がんぎ)などからも離着岸が可能です。この特性により、広島特有の潮位差や河床の浅さといった課題をクリアし、水上交通の可能性を飛躍的に広げることが期待されます。

現在、株式会社水都広島はプロトタイプの開発資金を募るクラウドファンディングを実施中です。資金は、主に試作機の製造費、部材調達費、水上での浮上テストなどに活用されます。将来的には、広島駅と宮島を結ぶ約30分の水上ルート実現を目指しています。

水辺を単なる景観ではなく、人々が「移動する」「関わる」空間として再構築しようとするこの挑戦は、まさに叡啓大学の教育理念である「地域社会や世界に貢献する高い志を持ち、解のない課題に果敢にチャレンジし、粘り強く新しい時代を切り開いていく人材」を体現するものです。

今後の展開に、ぜひご注目ください。

卒業生の木村さんと府川さんが実証から実装へ、水辺を活かす都市交通に挑戦 – 【公式サイト】広島県公立大学法人 叡啓大学

叡啓大学のウェブサイトはこちら 

https://www.eikei.ac.jp

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年6月12日 14時20分)

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