株式会社YOKOITO（本社：京都府京都市、代表取締役：中島 佑太郎）は、 Formlabs社製SLS方式3Dプリンター「Fuse 1+」を活用した治具製造の事例を紹介する記事をAM関連事業部門であるYokoito Additive Manufacturing（以下YAM）のウェブサイトにて公開しました。

兵庫県尼崎市に本社を構えるALTER TECH株式会社（以下ALTER TECH）に取材し、「秒を削り、現場をつなぐ。国内トップ治具屋が選んだFuse 1+という相棒」を公開しました。大手メーカーの量産ラインに向けた加工治具を数多く手がける同社は、「誰でもズレなく使える仕組み」を技術と経験で実現する治具のプロフェッショナルです。
そんなALTER TECHが以前は「削る仕事を奪われるかもしれない」と警戒していた3Dプリンターの導入を決断し、わずか1年半で稼働率90%を達成した背景に迫ります。
「SLSとの出会いがなければ、今の自分はない」と語る取締役工場長の美崎氏にお話を伺いました。

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取材の背景

日本の製造業では今、熟練技術者の高齢化や後継者不足に加え、多品種少量生産や短納期対応といった新たな課題にも直面しています。
こうしたなかALTER TECHは、現場負担を減らしながら高精度のものづくりを維持する手段としてFuse 1+による粉末焼結造形（SLS）に注目し「金属を削るだけではない“治具屋の選択肢”を持つことが、これからの現場を支える鍵になる」との信念のもと、独自の活用法を模索してきました。
今回の事例では、製造時間の短縮、治具構造の自由度向上、材料コストの削減といった効果に加え、次世代の製造現場の可能性についても詳しく紹介しています。

Fuse 1+とは？

Fuseシリーズは、Formlabsが開発したSLS方式3Dプリンターであり、ナイロンやTPUパウダーをレーザーで焼結させながら積層造形を行うことで、高精度な部品を製造することができます。

Fuseシリーズの特長

• サポート材不要：造形物はパウダーに包まれた状態で造形されるため、サポート材の除去作業が不要で、デザインの自由度が高いです。

• 高強度・耐久性：ナイロン素材を使用し、 機械部品や最終製品にも適用可能です。

• 迅速な造形プロセス：24時間以内に部品をプリントし、後処理まで一貫して行えます。

• コスト効率の向上：パウダーの未焼結部分をリサイクルでき、材料コストを削減できます。

製造業界におけるデジタル技術の可能性

製造業におけるデジタル技術の導入は、従来の「経験と勘」に頼る現場作業から、再現性とスピードを両立したプロセスを求められつつあります。

ALTER TECHの事例では、Fuse 1+を活用することで、設計〜加工〜検証に至る工程が圧縮されたことを紹介しています。人的リソースの限られる現場において「工程の簡略化＝継続可能性」という点も、デジタル技術の大きなメリットといえます。

YOKOITOでは、AM技術を活用した製造支援を行い、様々な業界の課題解決を支援しています。

AMの導入にご興味のある企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。

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出典：PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ （2025年6月13日 15時00分）