株式会社Smart相談室
業界別×階層別×従業員別カスタマイズで、すべての働く人にマイコーチを提供し、人的資本経営の加速に貢献
株式会社Smart相談室(本社:東京都港区、代表取締役・CEO:藤田 康男、以下「当社」)は、2025年7月1日に、従業員一人ひとりに伴走することで、個人の可能性を最大化し、組織の成長を支援する法人向けコーチングサービス「Smartマイコーチ」をリリースしました。

■開発の背景
人的資本開示の義務化が進むなか、多くの企業がその対応を模索しています。なかでも「リーダーシップ」に関する開示項目は、実際に取り組めている企業がまだ少なく、指標の収集や育成施策の整備はようやく始まりつつある段階にあります。こうした状況において、人的資本経営を加速させるためには、リーダー層の育成とともに、自律的に学び、組織の中で主体的に行動できる人材の育成が不可欠です。
さらに、労働人口の減少や働き方の多様化により、企業には一人ひとりの生産性向上と同時に、自律的なキャリア形成や継続的な学びを支援する仕組みが求められています。加えて、心理的安全性やWell-beingといった価値観の浸透により、従業員の心の健康や働きがいへの配慮も重要性を増しています。こうした多様な課題に対し、コーチングは柔軟かつ実践的な手段として、企業からの注目を集め、ニーズが急速に拡大しています。
実際に、日本のコーチング市場は2015年の約50億円から、2019年には約300億円と約6倍に拡大し(*1)、近年ますます注目を集めています。当社が提供する法人向け社外相談窓口サービス「Smart相談室」でも、2023年1月にコーチング機能をローンチし、現在では提供セッションの3割近くをコーチングが占めるまでに成長しており、企業からの関心とニーズの高まりを実感していました。

コーチングを受けるクライアントの満足度も高く、当社がビジネスコーチング経験者430名を対象に実施したアンケートでは、78.8%が「コーチングは自分にとって役に立つものだと感じた」と回答しています。

具体的な成果としては、35%以上が「昇進した、または昇格した」「実際の仕事の成果(売上・評価・達成率など)につながったと感じている」と回答しており、コーチングは個人だけでなく、企業にとっても効果の高い取り組みであることがうかがえます。こうした成果につながった理由としては、「コーチングの目的やテーマが明確だった」「セッション前に自分の課題や考えを整理していた(事前準備)」「コーチが自分の特性や課題に応じて柔軟に対応してくれた」といった点が多く挙げられました。

一方で、約2割のクライアントはコーチングの効果を実感できていません。その理由としては、「実務に活かせる内容ではなかった」「そもそも自分があまり前向きに取り組めていなかった」「自分が何を話したいのか分からず、十分に活用しきれなかった」といった声が多く挙げられています。
これらの回答から、コーチングの成果が出ない背景には、コーチング開始前の準備不足が一因としてあることがうかがえます。コーチングの効果を最大化するには、従業員自身が「自分はどこに向かいたいのか」を認識し、それに基づいて適切なテーマ設定を行うことが重要です。テーマが不明確なままでは、十分な意欲を持てなかったり、変化への不安から行動につながらなかったりするケースも少なくありません。だからこそ私たちは、従業員本人の気持ちや価値観を尊重しながら、従業員・企業・コーチの三者が同じ方向を見据えてコーチングに取り組めるよう支援することが、最大限の効果をもたらすための鍵であると考えています。
■サービスの概要


この度、従業員一人ひとりに伴走することで、個人の可能性を最大化し、組織の成長を支援する法人向けコーチングサービス「Smartマイコーチ」をリリースしました。「Smartマイコーチ」では、業界別×階層別×従業員別に、現場の実情や従業員の状態に応じてプログラムを柔軟にカスタマイズし、従業員・企業・コーチの目線をそろえることで、従業員が主体的に取り組める環境を整え、コーチングの効果を最大化します。

「Smartマイコーチ」は、一人ひとりの状況に合わせて、事前準備の段階から支援内容をカスタマイズできることが、大きな特徴です。具体的には、適切なテーマ設定を行うために、コーチングの前段階で従業員への説明会やテーマ設定の為の360度評価を実施します。課題が不明確な場合には360度評価を活用して現状を可視化し、知識やスキルが不足している場合には、個々の課題に応じた研修を提供。こうしたプロセスを通じて、コーチングによる行動変容がより確実に促される状態を整えます。そのうえでコーチングを実施することで、受講者が自身の課題に即したテーマに向き合いながら、現場での実践につながるサイクルを構築します。さらに、プログラム完了後には再度360度評価を活用した効果測定を行うことで、行動変容の可視化と継続的な成長を支援します。
また、「Smartマイコーチ」のもうひとつの特徴は、世界166か国で利用されている国際的な基準である、国際コーチング連盟(ICF)認定資格保有者のみをコーチとして採用している点です。この資格により、コーチの信頼性と専門性を担保すると同時に、管理職経験など豊富なビジネス経験を持つ人材を採用することで、実践的なビジネスコーチングを実現します。さらに、コーチング体験の質を継続的に高めるために、スーパービジョンの無料提供や資格取得支援といった取り組みによって、コーチ自身の成長も支援します。
個人のキャリアや働き方の変化が進むなか、従業員には自ら変化を受け入れ、成長していく姿勢がこれまで以上に求められています。そうした状況で、「自分はどうありたいか」という内発的なモチベーションの重要性が高まりつつあります。「Smartマイコーチ」では、従業員一人ひとりの内発的動機を尊重しながら、成果につながるコーチングを通じて可能性を最大限に引き出すことで、企業の人的資本経営を後押ししてまいります。
*1:株式会社リンクスリサーチ「企業レポート コーチ・エィ」https://double-growth.com/wp-content/uploads/2023/06/9339-%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%82%A3-%E3%83%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88_230621.pdf
■「Smartマイコーチ」の概要
「Smartマイコーチ」は、従業員一人ひとりに伴走する法人向けコーチングサービスです。業界別×階層別×個人別で、個人や現場の課題に応じてカスタマイズされたコーチングを提供します。ビジネス経験の豊富な、国際コーチング連盟認定資格を保有したコーチのみが在籍し、個人に合わせたプログラム設計のもと、従業員の成長をサポートします。すべての従業員にマイコーチを提供し、個人の可能性を最大化することで、組織の人的資本経営を加速させます。
「Smartマイコーチ」サービスサイト:https://smart-sou.co.jp/coaching
◼ 株式会社Smart相談室について
「働く人の『モヤモヤ』を解消し、『個人の成長』と『組織の成長』を一致させる」をミッションに、法人向けオンライン対人支援プラットフォームを開発、運営しています。
2021年2月、医療系事業会社で10年間、新規事業開発と組織マネジメントに従事した藤田康男が代表として設立し、メンタル不調の未然防止により企業の健康経営を後押しする社外相談窓口サービス「Smart相談室」と、個人に伴走して企業の人的資本経営を加速させるコーチングサービス「Smartマイコーチ」を展開しています。Smart相談室はSmartHRのグループ会社です。
◼ 会社概要
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社名:株式会社Smart相談室
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代表取締役・CEO:藤田 康男
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事業内容:法人向けオンライン対人支援プラットフォームの開発・運営
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設立:2021年2月1日
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所在地:東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー
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