株式会社Ribura
株式会社Ribura（本社所在地：東京都渋谷区、代表取締役社長：伊藤 竜聖）は、このたび株式会社クリーンテックサーマルホールディングス（本社所在地：東京都新宿区、代表取締役社長：反後 太郎）と連携し、産業廃棄物処理業界の業務効率化を実現する見積もり予測AIの共同開発を開始したことをお知らせいたします。
本プロジェクトでは、産業廃棄物処理における見積もり業務の効率化と精度向上を目指し、AIを活用した4つの機能を開発。業務時間の大幅削減と判断精度の向上を実現するとともに、産業廃棄物処理業界全体のDXを推進し、循環型社会の実現に貢献します。
■詳細
産業廃棄物処理業界、特に中間処理事業においては、多種多様な廃棄物に対する処理可否判断や見積もり作成に多くの時間と専門知識が必要とされています。
クリーンテックサーマルでは、見積もり業務に1日あたり約2時間を費やし、担当者の経験や知識に依存した属人的な業務プロセスが課題となっていました。また、同一顧客でも見積もり金額にバラつきが生じるケースがあり、一貫性と信頼性の向上が求められていました。
Riburaはこれらの課題を解決するため、クリーンテックサーマルとともに見積もり予測AIのPoC（概念実証）開発を進めてきました。
この度、2025年6月から本格的な共同開発フェーズに移行し、以下の4つのAI機能を開発・検証します。
■開発する4つの機能
回収・処理可否判断機能：品目名と回収量から処理可否を自動判断
見積もり算出機能：品目名、数量、単価から見積書を自動生成し、算出業務を自動化
単価算出機能：品目名と工場のコメントから適切な単価を算出
品目特定機能：SDS情報から品目を特定・分類し、誤認防止と確認作業を自動化
これらにより、見積もり作成時間の大幅短縮、および一貫性のあるデータドリブンな見積もり提示によって顧客信頼性の向上も図ります。
■クリーンテックサーマル 情報システム部 部長 荘司様コメント
長年、見積もり業務における現場への負担を感じておりました。今回のRibura様との共同開発では、AIの力を借りて、これらの課題解決に大きく踏み出せることを大変嬉しく思っています。PoCでの検証を通じて、現場の声を反映しながら、より実用的なAIを開発していくことで、業務効率化と顧客満足度の向上を実現し、産業廃棄物処理業界全体のDX推進にも貢献できればと考えております。
■Ribura 代表取締役社長 伊藤竜聖コメント
RiburaのAI開発では、「いかに現場の皆様に使っていただけるものをつくるか」に重きを置いています。今回の見積もり予測AIでは、現場の業務フローを徹底的に分析し、「迷わず使える」「確実に楽になる」AIの実現を目指しています。豊田高専発のスタートアップとして培ってきた技術力を活かし、クリーンテックサーマル様とともに産業廃棄物処理業界のDXを加速させ、循環型社会の実現に貢献できることを大変光栄に思います。
■株式会社クリーンテックホールディングス 会社概要
株式会社クリーンテックホールディングスは、創業者・反後堯雄氏が1981年に設立した日本クリーンサプライを起源とし、「ともに生きる」という理念のもと、「100年後の地域環境を考える」を使命に掲げる企業グループです。1990年代に医療廃棄物の不法投棄問題をきっかけに、業界の常識を覆し最終処分場の建設から事業をスタート。現在は最終処分、中間処理、収集・運搬を一貫体制で行い、「適正処理と適正リサイクル」を価値基準に、循環型社会の実現に取り組んでいます。
代表者：代表取締役 反後 太郎
所在地：東京都新宿区西新宿2丁目7番1号 新宿第一生命ビルディング12階
■株式会社Ribura 会社概要
株式会社Ribura（リブラ）は、AIを中心とする最新技術を用いてお客さまに寄り添った支援を行う豊田高専発のスタートアップです。「誰もがやりたいことに挑戦し実現する社会へ」というミッションを掲げ、「DXソリューション事業」・「プログラミング教育事業」の2つの事業を展開しております。
代表者：代表取締役社長 伊藤 竜聖
所在地：東京都渋谷区渋谷2-19-15 宮益坂ビルディング609
設立：2024年4月
URL：https://riburainc.co.jp/