株式会社ren
「つながりのデザイン」をブランドコンセプトに事業展開する株式会社クオーターバック(東京都台東区 / 代表取締役:山田裕一)は、2025年7月1日付で社名を「株式会社ren」に変更いたします。
旧社名:株式会社クオーターバック
新社名:株式会社ren(レン)
英文表記:ren Inc.
変更日:2025年7月1日
■社名変更の背景
私たちは、広告の企画制作を出発点に、1985年の設立以来40年にわたって企業のコミュニケーション課題に向き合ってきました。
2021年にはブランドコンセプトとして「つながりのデザイン」を掲げ、人と人の「関係性」にアプローチするブランディングカンパニーとして、CIを刷新しました。
また事業についても、クリエイティブを通じたコミュニケーションデザインにとどまらず、ブランディングの考え方をベースとしたワークショップ・ファシリテーション、対話や学びの場づくりを織り交ぜ、組織開発・事業開発へとフィールドを拡大してきました。
もとより、クオーターバックという社名は、アメリカンフットボールの花形ポジションに由来しており、「ゲームメイキングを担う司令塔」という意味が込められていました。
オーダーに沿ってただ制作するのではなく、プロジェクトの川上から携わり、ビジネス視点で価値ある企画を立てる。そしてさまざまなパートナーと連携しながら、チームで形にしていく。創業者である中島セイジが、「儲けよりも、納得できる仕事を」という覚悟を込めて、掲げた社名です。
長きにわたって、社内外から親しまれてきた社名ですが、VUCAと呼ばれる時代に突入し、私たちの担うべき役割を見つめ直したとき、少しずつ違和感があるようになりました。変化が激しく、正解のない時代において、司令塔のような関わり方が機能しにくいシーンが増えてきたのです。
強いリーダーシップによって一方的に動かしていくチームではなく、共通の目的に向かって、一人ひとりが自律的に関わり、互いのちがいを活かし合うチームへ。そのためには、目先の成果を追うよりも、成果を生み出せる「関係性」を育てることが何よりの近道、という考えに至り、ブランドコンセプトを「つながりのデザイン」としました。
以来、私たちは「つながりのデザイン」を揺るがない軸として、社内外問わず実践と探求を重ねてきました。その中で、いいつながりから次々と生まれる幸せな変化を目の当たりにし、関係性にアプローチすることの価値を強く確信しました。そしてこの度、次のステージへと踏み出すために、社名を「ren(レン)」にあらためることを決定いたしました。

■新社名「ren」に込めた思い
「ren」は、日本語の“連(れん)”に由来します。
「連携・連帯」といった言葉が示すように、助け合い、活かし合うことで、人は前に進むことができます。
そんなつながりから生まれる力に、人や社会のさらなる可能性を見いだし、renという社名を掲げました。
ビジネスは、ひとりでは成り立ちません。人と人がコミュニケーションを重ねることでしか、動いていきません。
プロジェクトチーム内や、上司部下間、部署間、ひいては取引先、顧客との間で、コミュニケーションの質がビジネスに与える影響は、計り知れません。
そもそも人類は、誕生以来、力を合わせることで数々の困難を乗り越え、ともに理想を描き、この社会や暮らしを築き上げてきました。
一方、現在のビジネスシーンでは、経済的な効率性が重視され、業務の分業化やコミュニケーションの断片化によって、一人ひとりの「本当の思い」に焦点があたりにくくなっています。
テクノロジーやSNSの発達によってつながりやすくなったはずが、あらゆる場所で「見えない孤独」が生まれていると感じます。
本当の思いがやりとりされないままで、はたしてチームは、共通の目的に向かって力を合わせられるのでしょうか。
組織として持続的に成長し、物心両面の幸せをつかむことはできるのでしょうか。
ビジネスシーンの見えない孤独が、いたるところでコミュニケーション不全を生んでいる。私たちの問題意識は、ここにあります。
こうした時代だからこそ、私たちは人と人とのつながりから生まれる創造性や、信頼を軸にしたチームの力に、今一度光を当てたいと考えています。現代のビジネスシーンには、まだ活かしきれていない可能性が、きっとあるはずです。
つながりはややこしい。だからこそ、おもしろい。
新生renに、どうぞご期待ください。これからも、ワクワクしながら実践と探求を続けてまいります。
■会社概要
会社名:株式会社ren
代表者:山田裕一
設立:1985年1月
Webサイト:https://reninc.jp
所在地:東京都台東区今戸1丁目2−10 JKビル 1F
連絡先:当社Webサイトのお問い合わせフォーム