LINEヤフー株式会社
LINEを活用したDXにより、顧客コミュニケーション支援を強化
LINEヤフー株式会社(以下、LINEヤフー)は、日本全国の飲食・理美容業界の事業者を中心としたDX支援強化を目的に「LINEヤフービジネスパートナーズ株式会社」(以下、LINEヤフービジネスパートナーズ)を2025年7月1日に設立しました。

■設立の背景
現在、日本国内におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)市場は急速に拡大しており、国内DX関連投資額は、2024年度には約5.27兆円になっており、2030年度には9.26兆円になることが見込まれています(※1)。その一方で、飲食・理美容業界をはじめとする地域の事業者においては、人材不足や導入ハードルの高さなどの理由から、DXへの対応が十分でなく、競争力低下や売上減少が課題となっています。
さらに、こうしたDXへの対応の遅れは、経済産業省が指摘する「2025年の崖」のように、日本全体で2025年以降に年間最大12兆円もの経済的な損失を生む可能性があり(※2)、速やかな対応が求められています。
このような背景を受けて、LINEヤフーは飲食・理美容業界の事業者に対するソリューション提供の強化を図るため、専門子会社としてLINEヤフービジネスパートナーズを設立します。
新会社では、専門的な知識と経験を備えたスタッフが業界全体のDXを推進し、人手不足や知識の属人化など、構造的な課題の解決を支援していきます。また、日本全国の店舗と生活者との接点をデジタル上に生み出すことで、事業者の価値ある商品やサービスを持続的に提供できる環境の実現を目指します。
※1 出典:株式会社富士キメラ総研「2025 デジタルトランスフォーメーション市場の将来展望 市場編」
https://www.fcr.co.jp/pr/25043.htm
※2 出典:経済産業省「DXレポート~ITシステム『2025年の崖』の克服とDXの本格的な展開~」(2018年)
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/pdf/20180907_01.pdf
■事業内容について
LINEヤフービジネスパートナーズは、集客や予約、顧客管理において、アナログ業務が中心となっている飲食・理美容業界の事業者を中心に、「LINE」を活用した店舗運営の効率化、集客力向上、顧客との関係構築などのコンサルティングを行っていきます。
日本国内で月間約9,800万人が利用(※3)する「LINE」のプラットフォームを活用しDXを行うことで、デジタル人材の確保や設備投資が困難な小規模店舗でも、実効性の高い業務改善が期待できます。なお、「LINE公式アカウント」は現在も多くの事業者に利用いただいており、利用業種の中で最も割合が高いのは「美容・サロン業界」(16%)で、「飲食業界」(6%)も上位になっています(※4)。

※3 月間アクティブユーザー数、2025年3月末時点
※4 LINEヤフー調べ:2025年4月時点 ※全アカウントにおける月間のアクティブアカウント数を集計・LINEヤフーが提供するサービスのアカウントを除く
■LINEヤフービジネスパートナーズ 代表取締役社長CEO 富永 翔 コメント
「現場のリアルに寄り添う、最前線のビジネスパートナーへ」
私たちLINEヤフービジネスパートナーズは、全国の飲食・理美容などの店舗ビジネスを支える現場の皆さま、そして、パートナーの皆さまと同じ目線で歩んでいくことを使命としています。
「忙しくて集客のことまで手が回らない」「新しいことを試したいけど時間も人手も足りない」
そういった経営者の声を、私たちは何度も聞いてきました。
その一つひとつに真摯に向き合い、最適な一手を一緒に考え、現場に足を運び、対話し、ともに悩み、ともに前に進む。
時代は変わっても、商売の本質は変わりません。
お客様に選ばれ、愛され続ける店舗を、一緒につくる。
そのために、LINEヤフーという強力な武器を最大限に活用しながら、現場の挑戦に全力で伴走していきます。
頼られることに、誇りを持って。
私たちは、店舗ビジネスのいちばんの味方であり続けます。
■会社概要
<会社名>
LINEヤフービジネスパートナーズ株式会社
<所在地>
東京都千代田区紀尾井町 1 番 3 号
<設立日>
2025年7月1日
<株主>
LINEヤフー株式会社(100%)
<取締役>
・代表取締役社長 CEO 富永 翔
(LINEヤフー株式会社 コーポレートビジネスカンパニー バーティカル統括本部 営業本部 本部長)
<LINE公式アカウントについて>
「LINE公式アカウント」はコミュニケーションアプリ「LINE」上で企業や店舗がアカウントをつくり、友だち追加してくれたユーザーと継続的且つ双方向の深い繋がりを生み出せるサービスです。 「MessagingAPI」など各種APIを活用することで集客・販促活動の高度化や「メンバーシップ」機能の利用や「拡張機能」、「LINEミニアプリ」、「LINEで予約」と連携を行うことで収益化活動からDXまで支援しユーザーのLTVの最大化を実現できます。