Carbon EX
HYUGA PRIMARY CAREへ、カーボンオフセット支援を実施
Carbon EX株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:西和田 浩平、竹田 峻輔、以下「当社」)は、日本生命保険相互会社(本店:大阪府大阪市、代表取締役社長:朝日 智司、以下「日本生命」)がHYUGA PRIMARY CARE株式会社(本社:福岡県春日市、代表取締役社長:黒木 哲史、以下「HYUGA PRIMARY CARE」)に対して実行した「ニッセイ・カーボンオフセットローン」において、当社が提供するカーボンクレジット(森林保護系)を用いたオフセット支援を行いました。これは、当社が日本生命およびアスエネ株式会社と共同で構築したスキームに基づく、初の実行案件となります。
本案件では、HYUGA PRIMARY CARE社が調達した融資額2億円の0.1%に相当する金額を基に、当社がCO2排出量のオフセットに使用可能なカーボンクレジットを提供し、HYUGA PRIMARY CAREのオフセットに貢献することとなります。

金融と脱炭素の融合による新たなスキーム
「ニッセイ・カーボンオフセットローン」は、企業の資金調達に環境価値を付加する新たなスキームとして、日本生命、アスエネ、および当社が共同で開発しました。企業が本ローンを活用することで、資金調達と同時にCO2排出量のオフセットを実現することが可能です。
本スキームにおいて当社は、企業の排出実態や削減ニーズを踏まえた適切なクレジットの選定・提供、ならびにオフセット証明書の発行までを一貫して担い、企業にとって実効性のあるカーボンオフセットの実現を支援します。
初の適用事例:HYUGA PRIMARY CARE社の取り組み
本ローンの第1号案件として実行されたのは、医療・介護インフラを担うHYUGA PRIMARY CAREへの融資です。同社は、在宅訪問薬局や高齢者向け介護施設の運営を通じて、福岡県を中心に、地域に根差した医療・福祉サービスを提供しています。社会的意義の高い事業を展開する同社は、CO2排出の削減を目指し、当社によるカーボンクレジットの提供を受け、カーボンオフセットを実施しました。
今後の展望
当社は、脱炭素経営の実現を目指す企業に対し、単なる「クレジットの提供」にとどまらず、GHG排出量の正確な見える化から、クレジットの創出・流通・報告支援までを一貫して提供できる点を強みとしています。
今後も、「ニッセイ・カーボンオフセットローン」のような環境金融スキームとの連携を通じて、企業のファイナンスとカーボンオフセットを結びつける仕組みを拡充し、カーボンクレジット市場の健全な発展と、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
<案件概要>

企業名 |
HYUGA PRIMARY CARE株式会社 |
事業内容 |
在宅訪問薬局・高齢者向け介護施設運営等 |
実行日 |
2025年6月30日 |
日本生命融資額 |
2億円 |
「Carbon EX」について

1. 世界の幅広いカーボンクレジットの取り扱い
ボランタリーカーボンクレジット、J-クレジット、非化石証書、海外の再エネ証書など幅広いクレジットの販売・購入が可能です。日本語・英語版の両方があり、海外企業も利用することができます。また、24時間/365日、世界中のカーボンクレジットにアクセスが可能です。
2.カーボンクレジットの高い信頼性
Carbon EXでは、KYC*などの審査プロセスを実施します。また、高品質なボランタリーカーボンクレジットを取り扱う取引所として、クレジットの評価機関・企業と連携をすることでクレジットの品質を担保します。
3.カーボンクレジットの創出や購入コンサルティングを提供
国内外のボランタリーカーボンクレジット創出事業者への支援や、お客さまの目的・ニーズに合わせて、クレジットの種類解説や提案を実施します。自社のクレジットオフセットの取り組みを外部公表することによるPR・ブランド向上を支援します。
さらに、Carbon EXで売買したカーボンクレジットは、CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「ASUENE」と連携させることで、お客さまの利便性を高めて、適切なカーボンクレジットによるオフセットの提案・コンサルティングサービスの提供が可能です。
Carbon EXについて
会社名:Carbon EX株式会社
代表者:西和田 浩平、竹田 峻輔
所在地:東京都港区虎ノ門1-10-5 KDX虎ノ門一丁目ビル WeWork 4階
資本金:4億円(資本準備金を含む)
株主構成:アスエネ株式会社 51%、SBIホールディングス株式会社 49%