SUNDRED 株式会社
“理想の未来”からバックキャストする「共創型まちづくりモデル」の構築に着手
100個の新産業の共創を目指す「新産業のエコシステムビルダー」SUNDRED株式会社(所在地:東京都渋谷区、代表取締役 CEO 兼 GM:留目真伸、以下:SUNDRED)は、長野県軽井沢町が公募した「令和7年度 まちづくり共創構築業務」を受託しました。
本業務では、軽井沢町が直面する複合的な地域課題・社会課題に対して、町民、別荘所有者、事業者、NPOなど多様な立場の関係者が共に考え、現状の課題解決だけでなく、対話を通じて描く理想の未来社会像からバックキャストするアプローチで共創を進めていくリビングラボ的「共創型まちづくりモデル」の構築を目指します。受託期間は2025年6月23日から2026年3月19日までです。

■本業務における主な取り組み内容
(1)現状調査と課題の把握
既存資料の分析に加え、町民や関係者に向けたアンケート・ヒアリングを実施し、「理想の軽井沢像」から逆算する形で地域課題を構造的に明らかにします。
(2)住民や関係者との対話の場の設置と運営
定住者・別荘所有者・NPO・事業者など多様なステークホルダーが参加する対話型ワークショップを複数回開催。対話から共感・アクションの種を生み出します。
(3)まちづくり活動や地域資源を活かすための課題整理
地域資源の棚卸しと活動状況の把握を通じて、活用を阻む要因を分類・可視化。今後の仕組み検討に直結する「課題マップ」を作成します。
(4)本業務の情報発信
広報かるいざわをはじめとするSNS等を活用し、取り組みのプロセスと意義を住民と共有。「共創するまちづくり」への参加を呼びかけます。
(5)新たな仕組みの検討と提案
アンケートや対話を元にスモールスタート可能なモデル事業の検討し、住民主導型の対話型プラットフォーム等の実装可能性を探ります。
(6)成果報告書の作成
共創プロセス全体の成果をとりまとめ、次年度以降の本格実装に向けた提案を含む最終報告書として提出します。
SUNDREDはこれまでも、全国各地で「共創型まちづくり」の支援を行ってきました。具体的には、長野市のNAGANOスマートシティコミッションの運営業務や、滋賀県湖南地域(守山市・野洲市・栗東市・草津市)の地域課題を解決する共創プロジェクト「co.shiga」、栃木県那須地域(那須町・那須塩原市・大田原市)の課題解決を目指して立ち上げた日本最大級のリビングラボ「ナスコンバレー」の開発・運営などです。
全国各地で蓄積してきた「共創型まちづくり」の知見を活かしながら、軽井沢の特性を尊重した柔軟かつ創発的なプロセス設計に取り組みます。
■SUNDREDのIndustry-Up as a Service(エコシステムビルディングサービス)
SUNDREDは100個の新産業の共創を目指す「新産業のエコシステムビルダー」として、アカデミアの研究とプロジェクトの実践を通じて開発した「新産業共創プロセス」にもとづき、社会起点の目的を実現する新産業の共創に取り組んでいます。その最大の特徴は個社単独での新規事業の開発ではなく、新産業の共創を通じて新たな事業機会・投資機会の創出を進めていくというコンセプトにあります。社会起点の目的を多様な社会人との対話の中から共創し、新産業のナラティブとスコープ、要素をまとめたアジェンダを形成、エコシステム仮説に落とし込み、その中核となる事業(トリガー事業)を創出し成長を加速していくことで、エコシステム構築を進めていきます。
目的・アジェンダの共創を加速するソリューション「Future Board」、新産業のエコシステムの共創を推進する「新産業共創スタジオ」、組織の壁を越えて目的・エコシステムの共創をリードする「インタープレナー」の発掘・育成・ネットワーク化、多様なインタープレナーが集うリビングラボ等の「対話・共創の場」の開発・運営を通じて、新しいパラダイムに求められる新産業の創出・エコシステムの構築・社会実装を加速しています。
Industry-Up as a Service
■新しい時代における価値創造を牽引する「インタープレナー」について
SUNDREDは新しい時代における価値創造を牽引する人材として「インタープレナー」の開発に取り組んでいます。インタープレナーとは、組織の枠を超えて社会起点で発想し、オープンでフラットな対話を通じて目的を共創し、仲間とリソースを集めてプロジェクトを進め、所属する組織も動かして組織にも貢献し、目的を達成していく「社会人」のことです。全てのセクターに顕在・潜在している「インタープレナー」達が、新しい時代の価値創造の仕組みを理解し、自らの生き方について考え、動き出していくことによって新産業の共創が加速されると考えています。
SUNDREDのインタープレナー・コミュニティは、大企業、中小企業、スタートアップ、政府系公務員、自治体職員、大学研究者、医療者、教育者、プロフェッショナル、学生など各セクターから集まったインタープレナー約2,600人が参集・参画し、新産業のテーマや「実現すべき未来」について継続的に対話を行っています。令和3年度には経済産業省関東経済産業局と共同で「越境人材を中核とした新産業共創エコシステム構築事業」を推進し、「インタープレナー(越境人材)」の育成についての政策提言を実施しました。今後もSUNDREDでは「インタープレナー」の発掘・育成・ネットワーク化を加速し、インタープレナーが活躍する環境を整備していくこと新しい時代の価値創造を推進していきます。
インタープレナー
■会社紹介
企業名:SUNDRED株式会社
設立 :2017年3月設立
代表者:代表取締役 CEO 兼 GM留目 真伸

本社 :東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー
オフィス:東京都港区北青山3-6-7 青山パラシオタワー11階
事業内容:100個の新産業の共創を目指す「新産業のエコシステムビルダー」。「新産業共創スタジオ」を運営し、エコシステムのデザインを起点に成長領域にリソースを集約し、新産業を共創していく 。