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【静岡県立美術館】「これからの風景 世界と出会いなおす6のテーマ」開催のお知らせ

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静岡県

“風景の美術館”として知られる静岡県立美術館の名品約170点を公開!触図や音声ガイドも。環境問題やオーバーツーリズムなど、今日的な話題にも引き寄せたテーマによって風景画、風景表現を紹介します。

本展チラシ表面イメージ

「これからの風景」展について

本展は、静岡県立美術館が約40年にわたってコレクションしてきた、さまざまな風景画・風景表現を、これまでとは少し違った切り口でご紹介する展覧会です。

西洋で本格的に風景画が描かれるようになったのは、17世紀でした。地動説が唱えられた科学革命の時代に、それまで日々の生活の糧を得て、ときには脅威の対象であった自然を一歩ひいて客観的に眺められるようになったことから、風景画は描かれるようになったとも言われています。そして、キャンヴァスや紙に表現され、誰かと共有可能なものとなった風景イメージは、私たちの自然観・世界観に影響を与え、その文化や歴史に豊かな彩りを与えてきました。

詩「これからの風景」で、谷川俊太郎は、現代の超高層建築と太古からの自然の驚異とを対比しながら、変化しつづける風景の未来について惑星規模で想像するようにうながしています。近代の理性的人間像を前提とし、主に視覚を通して認識された世界の反映とも言える風景画は、多様な他者-そこには人間以外の存在も含まれます-との共生が課題となっている現代において、いかなる役割を果たしうるのでしょうか。

この展覧会では、この問いに向き合いながら、風景画・風景表現を、来場いただいた皆様の経験にも引き寄せやすい6つのテーマにそってご覧いただきます。ご自身の記憶や感覚と向き合いながら、描かれた風景の中に存在する他者のまなざしや感じ方に思いをはせてみてください。鑑賞後にはまわりの風景が少し違って見えるような、そんな新しい世界との出会いを、この展覧会を通して見つけていただけたら幸いです。

見どころ

1.江戸時代から現代へ!西洋も、日本も! 時代と地域、ジャンルを超えて“風景の美術館”の珠玉の名品約170点*を公開します。*展示替え作品を含みます。

歌川広重《東海道五拾三次(保永堂版): 蒲原夜之雪》 1833(天保4)年頃 静岡県立美術館蔵(展示期間:7月5日~7月28日)

クロード・モネ《ルーアンのセーヌ川》1872年 静岡県立美術館蔵

野田哲也《Diary : Feb. 27th ‘83, in Koganei》1983(昭和58)年 静岡県立美術館蔵(展示期間:8月19日~9月23日)

2.環境問題やオーバーツーリズムなど、今日的な話題にも引き寄せたテーマによって、風景画・風景表現を新しい切り口で紹介します。

ジャン=バティスト=カミーユ・コロー《メリ街道、ラ=フェルテ=ス=ジュアール付近》1862年 静岡県立美術館蔵

吉田博《上高地の春》1927(昭和2)年 静岡県立美術館蔵

児島善三郎《箱根》1937(昭和12)年 静岡県立美術館蔵

3.見るだけでなく、さわって、聞いて、話して…触図や音声ガイドなどを通して視覚以外の感覚でも風景画を楽しもう!誰もが楽しめる風景画鑑賞のかたちを提案します。

クロード・ロラン《笛を吹く人物のいる牧歌的風景》1630年代後半 静岡県立美術館蔵

関連イベントを多数開催

館長講座「なぜ絵は四角いのだろう」

8月10日(日)14:00~15:30

会場:講堂※手話通訳付き 申込不要/参加無料

ゲスト・トーク・シリーズ

異なる分野の専門家をお迎えして、本展担当学芸員とともに、風景や出品作品、

展示について様々な角度から語り合います。

各日程とも14:00~15:00頃 申込不要/要観覧券

会場:講座室または展示室※詳細はウェブサイトにてお知らせします。

7月26日(土)桂川大氏(建築家/STUDIO大・おどり場主宰)

8月23日(土)青田麻未氏(環境美学/上智大学助教)

8月31日(日)小林淳氏(火山学/静岡県富士山世界遺産センター教授)

9月7日(日)内海佐和子氏(都市計画・建築計画/静岡県立大学教授)

こども創作週間

8月7日(木)~11日(月・祝)10:00~16:00(12:00~13:00はお休み)

対象:小学生から高校生まで 申込不要/参加無料

さまざまな材料、道具、アイディアが集まった当館の実技室をこどもたちに開放します。

担当学芸員によるフロアレクチャー(展示解説)

7月12日(土)、9月21日(日)いずれも14:00~

会場:企画展示室 申込不要/要観覧券

地球家族会議@静岡県美

8月17日(日)14:00~

会場:講座室 申込不要/参加無料

講師:早川宗志氏(ふじのくに地球環境史ミュージアム准教授)

“ふじミュー“の対話型展示を出張開催します。風景の成り立ちと環境にまつわる答えのない問いについて、参加者が話し合います。

対話でつながる風景鑑賞会

7月20日(日)14:00~15:30頃

会場:企画展示室 要申込/要観覧券

見えない人・見えにくい人・見える人がそれぞれの見方、感じ方を伝え合いながら風景画を鑑賞します。

親と子のための鑑賞会

8月9日(土)10:30~(対象:未就学児)13:30~(対象:小学生)

会場:企画展示室 要申込/要観覧券(保護者のみ)

担当学芸員の問いかけやファシリテーションとともに、親子で対話を楽しみながら行う鑑賞会です。

実技講座

8月2日(土)、3日(日) 要申込/要観覧券(大学生以下無料)

ユニバーサルデザインの思考を活かして、だれもが楽しめる、さわる絵本をつくるワークショップを開催します。

上記に加えて、会期中、ボランティアによる対話型鑑賞会を実施します。

【展覧会基本情報】

展覧会名: これからの風景―世界と出会いなおす6のテーマ

会  期: 令和7(2025)年7月5日(土)~9月23日(火・祝)

会  場: 静岡県立美術館(静岡市駿河区谷田53-2)

休 館 日: 毎週月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合は開館し、翌日休館。)

開館時間: 10:00~17:30(展示室への入室は17時まで)

観 覧 料: 一般1,000円(800円)、70歳以上500円(400円)、大学生以下無料

※()内は前売および20名以上の団体料金。

※収蔵品展、ロダン館もあわせてご覧いただけます。

※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、特定医療費(指定難病)受給者証・指定難病登録者証の交付を受けている方と付添者1名は無料。

主  催: 静岡県立美術館

助  成: 公益財団法人 花王芸術・科学財団

【ご利用案内】

●交通案内

・JR「草薙駅」県大・美術館口から静鉄バス「県立美術館行き」で約6分

・JR「静岡駅」南口からタクシーで約20分、または北口から静鉄バスで約30分

・JR「東静岡駅」南口からタクシーで約15分、または静鉄バスで約20分

・静岡鉄道「県立美術館前駅」から徒歩約15分、または静鉄バスで約3分

・東名高速道路・静岡IC、清水ICから車で約25分、日本平久能山スマートICから車で約15分、新東名高速道路・新静岡ICから車で約25分

●ウェブサイト

https://spmoa.shizuoka.shizuoka.jp

●お問合せ先

静岡県立美術館 054-263-5755(代表)

出典:PR TIMES

本プレスリリースの内容や詳細についてのお問合せは以下までご連絡ください。

企業プレスリリース詳細へ (2025年7月1日 14時30分)

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