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HELTEC、医療機器版「歩行分析計 StepLab Medical」販売開始「転倒リスク評価機能」を備えた「患者向けレポート」を新たに実装

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HELTEC Co., Ltd.

研究用「StepLab+」に加え、医療用「StepLab Medical」が新たに登場しました!

株式会社HELTEC(本社:茨城県ひたちなか市笹野町1-1-55、代表取締役社長:小瀬拓人)は、これまで歩行の研究領域で好評価をいただいている歩行評価ソリューション「StepLab+(ステップラボ プラス)」を、臨床領域でより多くの方々にご利用いただけるよう、新たに医療機器の認可を取得し、医療機関向けの専用ラインナップ「歩行分析計 StepLab Medical」を2025年7月1日より販売開始いたしました。


2つのセンサーで簡単計測、すぐに3つのレポートを確認、どなたにもわかりやすく身近な歩行分析


目次

施設さまへの負担の低減と、患者・ご家族さまへのリハ意識の向上

「歩行分析計 StepLab Medical」は、一般医療機器(クラス1)認可を取得した歩行分析ツールです。診療報酬点数 D250「平衡機能検査・動作分析検査(250点)」に対応していますので、保険算定の仕組みを活用することで、導入コストの回収を見据えた運用が可能となり、ご負担少なく質の高い歩行分析サービスの提供をサポートします。また、患者さま向けのレポートには、経時的な歩行能力の推移と同年代平均値との比較判定を出力し、患者さまの継続的なリハビリテーションに対するモチベーションを高めていただくのにお役立ていただけます。医療施設さまにおかれては、定量データに基づいたプログラムの策定・実施と、経過観察を被験者データベースに基づき評価いただけます。

本製品の医療機器登録概要について

販 売 名 :歩行分析計 StepLab Medical

一般的名称 :歩行分析計(35757000)

該当機器分類:一般医療機器

種   別 :機械器具(24)知覚検査または運動機能検査用器具

製販届出番号:13B3X10379757000

製販許可年月:令和6年12月16日

診療報酬点数:250点

転倒リスクを学術的根拠に基づき評価

新たに搭載された転倒リスク評価機能は、国内外86本の転倒関連を調査研究している論文を統計的に分析し、評価項目と重み付けを設計いたしました。この独自の評価アルゴリズムは、順天堂大学 保健医療学部 理学療法学科 松田雅弘教授の監修の下、当社にて開発されており、臨床・研究両面での信頼性を確保しています。転倒リスク評価は、単なるスコア表示にとどまらず、視覚的にわかりやすいイラストで歩行状態を表示する新たなUIと組み合わせ、一般の方でも直感的に自分の状態を理解できるよう設計しており、用紙での出力もワンボタンで行っていただけます。患者さまご本人での把握はもちろん、ご家族さまとも分かりやすく共有いただけるよう配慮しております。

患者さま向けに分かりやすい本日の評価と経時的評価
推進性、対称性、安定性、リズムを同年代の平均値と比較

フレイル予兆を捉える多角的歩行指標:MTCなどを自動算出

StepLabでは歩行速度や歩幅に加え、MTC(Minimum Toe Clearance:遊脚中期の「つま先最小高さ」といった、転倒や機能低下のリスクに直結する精緻な指標も自動で取得可能です。

これらのデータは、加齢に伴う心身の衰え=フレイルの兆候を捉える重要な要素であり、自覚が難しい機能低下の“見える化”に寄与します。

つま先の最大/最小高さと標準偏差を見やすく表示

臨床歩行計測の課題をトータルに解決(究極のUI/UXと結果の即時レポート)

臨床現場における歩行計測は、目視による歩容の観察と、ストップウォッチによる時間距離測定にとどまっているケースが多く見受けられます。一方で忙しい医療現場では、計測者(理学療法士)さま、被験者(患者)さまの双方に心的負担、時間的負担をかけられないのも実状です。当製品は、その負担を限りなく低減するように設計しました。

◯被験者登録、センサー取付、計測、レポート表示、これら全工程「わずか3分」

StepLab Medicalは、医療・介護現場の負担軽減や業務標準化にも貢献でき、現場の判断を補完するツールとして活用いただけます。実際の計測は、両足の甲にIMUセンサーを取り付け、専用アプリで計測するだけなので、おおよそ3分程度で計測が可能です。患者さまはセンサーを両足に付け歩行をするだけと、負担なく完結できます。究極的にはモバイル端末は置いたまま患者さまの歩行を介助しながら、オートRECも行えるようデザインしていますので、理学療法士さまにも負担はかけません。また振り返り用に参照動画もアプリ内で録画でき、計測結果のレポートページから再生できますので便利です。

◯IMUセンサーの信頼性について

目視による歩行観察は重要ですが、一方で計測者のスキルや経験値により判定がゆらいでしまうことが考えられます。また計測場所の自由度を確保するため、カメラではない手段で、信頼性のある定量データを付与すべく、数あるIMUセンサーの中から「Movella DOT」センサーを採用しました。十分な検証論文と学術論文がすでに発表されており、圧倒的にドリフトが少ないのが特長です。

  • 角度因子について:傾きの静的精度0.5°RMS、動的精度1°RMS。Xsensカルマンフィルタ搭載。

  • 距離因子について:正常歩行10m計測で誤差2~3cm(光学式と比較)ZUPTアルゴリズム搭載。

StepLab Medicalでは、どなたが・どこで・どなたを・何回・計測しても高いデータの一貫性(Consistency)をお約束するために、ICC(Intraclass Correlation Coefficient)相内関数テストを行いました。アプリで得られる14の歩行因子データにおいて、全て0.8以上の高い相関が得られました。

Movella DOTは数ある9軸IMUセンサーの中でも優秀

StepLab Medicalの特長

・iPad or iPhone1台と10gの小型IMUセンサー2個で持ち運び可能

・数分間で準備から計測完了し、すぐにモバイル端末で評価を閲覧することが可能な簡便さ

・学術的エビデンスから設計した転倒リスク評価:エビデンスに基づくアルゴリズム

・視覚的UI:スコア+イラスト表示で状態を誰でも直感的に状態を把握

・歩行速度、歩幅をはじめMTCなど精緻な指標:フレイルや転倒リスクを多角的に評価

・評価項目:推進性、対称性、安定性、リズム、転倒リスク。過去から現在の経時評価

・AI (ChatGPT) を活用した平均値との差異(状態評価)と改善のための運動アドバイス

・クラウドでのデータ管理によりPCなどのブラウザでの閲覧機能

・Movella DOTを採用。高度なXsensアルゴリズム搭載でドリフトを抑制

・センサー:サイズ (36.30 x 30.35 x 10.80mm)、重量 (10.8g)、BLE5.0通信、IP68防水

取得可能な14の因子

①歩行速度(m/s) ②歩行距離(m) ③歩数(歩) ④1歩行周期の時間 (秒) ⑤ケイデンス (歩/分) ⑥ストライド長 (cm) ⑦歩幅 (cm) ⑧立脚比 (%) ⑨遊脚比 (%) ⑩両脚支持 (%) ⑪つま先の最大高さ (cm) ⑫つま先の最小高さ (cm) ⑬離床角度 (度) ⑭踵接地角度 (度)

Movella DOTは「5個入りスターターセットとしても販売」

3つのプランからお選びいただけます

今後の展望

HELTECは、「歩行」という日常動作のデータから、転倒リスクやフレイル兆候を早期に可視化し、予防医療や介護負担軽減に貢献する社会の実現を目指しています。今後も医療・介護・スポーツ・生活支援の各現場で、科学的かつ直感的に使える歩行評価ツールとして、StepLabシリーズを進化させ、より多くの方々に利用していただくことを目指します。

■ 本プレスリリースのお問い合わせ

株式会社HELTEC センシング事業部 担当:池田

〒135-0047 東京都江東区富岡2-9-11 Tokyo Monnaka Village 6F

製品サイト:https://sensing.heltec.co.jp/product/steplab/steplab-medical/

お問い合わせ:Tel. 03-5875-9788  |  Email. sensing@heltec.co.jp

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年7月3日 11時00分)

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