公益財団法人東京都歴史文化財団
~多文化・多言語の人々が参加しやすい演劇ワークショップについて、全6回のプログラムを通して学びます~
2023年に実施し、大好評だったバッサム・ガジ氏によるワークショップを今年も開催します。異なる他者を排斥する動向が世界中で広がる中、多様な背景を持つ人々が参加しやすいワークショップとはどのようなものでしょうか。自らが移民のルーツをもつガジ氏がドイツで実際に行うアクティビティを体験しながらその手法を学び、後半には在住外国人を迎えてワークショップを実践します。
多文化・多言語の人々が参加しやすい演劇ワークショップのアプローチについて、全6回のプログラムを通して学びます。演劇の実践家のほかに、ワークショップのコーディネーターや企画者も歓迎です。
※使用言語:ドイツ語(日本語通訳あり)

内容・スケジュール
2025年9月16日 (火) ~9月22日 (月) ※9月10日(水)にオリエンテーションあり
■オリエンテーション
9月10日(水)19:00~20:30
■ワークショップ開発(計6日)
①9月16日(火)10:00~18:00 イントロダクション
②9月17日(水)10:00~18:00 WS開発(1)
③9月18日(木)10:00~18:00 WS開発(2)
④9月20日(土)10:00~18:00 トライアルWSリハーサル
⑤9月21日(日)10:00~18:00 トライアルWS実践
⑥9月22日(月)10:00~18:00 まとめ
*各回ランチ休憩含む/9月19日(金)は休み
*WS=ワークショップ
*ワークショップ実践後に、簡単なレポートを作成いただきます。(A4 1枚程度)
*受講者オリエンテーション(9月10日)には、講師は出席しません。
*9月22日(月)は時間短縮の可能性あり。
【参加対象】
・18歳以上(令和7年4月1日時点)
・多様な方が参加しやすいワークショップの制作に興味関心があり、ともに考え、つくりあげることへの意欲がある方。
・①もしくは②に該当する方。
①演劇の演出家・俳優・制作者等として活動し、複数の舞台公演の経験があり、今後、継続的に活動していく意思のある方。
②演劇ワークショップのファシリテーター・企画者・制作者・コーディネーターとしての経験があり、今後、継続的に活動していく意思のある方。
※全日程に参加できる方優先。
講師プロフィール

バッサム・ガジ Bassam Ghazi
演劇教育家、演出家、ダイバーシティトレーナー
レバノン出身。ハイデルベルク、ベルリン、ケルンにおいて、教育および演劇教育について学ぶ。2015年から2021年までケルン市立劇場で移民第2~3世代を中心に立ち上げた市民参加劇団”Import Export Kollektiv”(インポート・エクスポート・コレクティフ)の芸術監督を務める。2021年から2024年までデュッセルドルフ市立劇場で参加型市民劇団”Stadt:Kollektiv”(シュタット・コレクティフ)を主宰。2024年よりケルン市立劇場ディレクター・市民参加部門ドラマトゥルクに就任。実際に起きた移民排斥事件の現場を巡るバスツアー「Solingen(ゾーリンゲン)1993」の演出で、2024年にドイツ演劇賞「DER FAUST」を受賞。また、ダイバーシティトレーナーとして、教育機関や文化機関向けに多様性、差別、エンパワーメントをテーマにしたトレーニングを実施。
講座概要
講座名称:ドイツ 移民との演劇創作の現場より 「多文化社会における演劇ワークショップ開発2025」
開催期間:2025年9月16日(火)~9月22日(月)(全6回)※9月10日(水)オリエンテーション
会場:東京芸術劇場(〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-8-1)
JR・東京メトロ・東武東上線・西武池袋線 池袋駅西口より徒歩2分。
駅地下通路2b出口と直結(休館中は閉鎖)
WEBサイト:https://www.geigeki.jp/performance/event340/
応募締切:8月4日(月)15:00
定員:12名程度
応募方法:WEBサイト内の要項をお読みの上、お申込みください。
主催:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)
助成:文化庁文化芸術振興費補助金 劇場・音楽堂等機能強化推進事業
(劇場・音楽堂等機能強化総合支援事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会
<お問合せ先>
東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)
TEL:03-5391-2111 事業企画課 事業調整係 教育普及担当
※9月6日(土)より9:00~22:00(休館日を除く)
MAIL:workshop#geigeki.jp(#は半角の@に置き換えてください)