SWAT Mobility Japan株式会社
SWAT Mobility Japan株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:末廣将志)は、長野県大町市で2025年7月19日から開始した観光スポットをつなぐオンデマンド交通に運行システムを提供します。
大町市では、年間約260万人の観光客向けに観光周遊バス「ぐるりん号」(定時定路線)を運行していましたが、「ぐるりん号」は、 平均待ち時間約40分、平均乗車時間37分を要していました。そのため、利用者が1日で来訪する観光スポット数が1~2カ所にとどまっており、目的地以外の観光スポットを巡り滞在する仕組みが弱く、観光消費を高める仕組みができていないことが課題でした。また、訪日外国人宿泊者数が2021年(コロナ禍)の139人から、2023年には4万人超と回復していることから、インバウンドに対応した利用しやすい仕組みとする必要がありました。
SWAT Mobilityは、観光周遊バス「ぐるりん号」(定時定路線)の乗降データを元に、AIオンデマンド交通導入シミュレーションを実施しました。その結果、従来の定時定路線と比較して車両待ち時間を26.5分削減、乗車時間を22.5分削減できる可能性があり、利用者の利便性が大きく向上することが分かりました。AIを活用したオンデマンド交通を導入することにより、「待ち時間や乗車時間の短縮による来訪スポットの増加に伴う地域消費拡大」、「インバウンドに対応した利用しやすい二次交通の整備」を実現し、大町市の二次交通の整備、並びに地域資源が生かされる観光地づくりを支援します。


SWAT Mobilityは、独自開発したダイナミック・ルーティング・アルゴリズムを実装したAIオンデマンド交通運行システムを提供します。ゼンリン社の道路ネットワークデータを元にした道路情報や機械学習による正確な走行スピード情報を実装した運行システムが効率の良い運行と快適な移動体験を提供します。相乗り率や乗車人数を最大限に引き上げるために、200以上のカスタマイズ可能なパラメーターを調整、また、継続的に移動データ分析(予約の成立率や乗車時間の傾向の理解など)を行い、サービスの改善を繰り返していきます。
概要
運行期間:2025年7月19日~2025年10月13日 の土日祝日、2025年8月12日~15日の平日
運行エリア:長野県大町市及び安曇野ちひろ美術館
運行時間:9:00 ~ 18:00
予約受付:スマホアプリ「信濃大町ぐるりん号」




●SWAT Mobilityについて
SWAT Mobilityは人・モノの移動に関する課題解決のため、オンデマンド交通運行システム、路線バス交通分析ツール、物流配送最適化システムを提供しています。最少の車両台数で複数の乗客・モノを効率良く相乗りさせるルーティング・アルゴリズムは世界トップクラスと認定されています。テクノロジーの社会実装を通し、当社ビジョン”Empowering the world to move more with less”の実現を追求していきます。
SWAT Mobility Japan株式会社
所在地:東京都千代田区麹町
代表者:代表取締役 末廣将志
設立:2020年
ホームページ: https://www.swatmobility.com/jp