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「日本DX大賞2025」全32件の受賞プロジェクトを発表──官民の先進DX事例が一堂に集結

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JDX

7 月16・17日サミット&アワードを振り返るアーカイブ視聴を7 /22〜8 /22で提供

日本DX大賞実行委員会が主催する「日本DX大賞2025」の全受賞者が、2025年7月16日から17日の2日間にわたるサミット&アワードにて発表されました。本年は、自治体などの公的機関を対象としたDay1、民間企業を対象としたDay2の構成で開催され、官民両部門から日本のDXを力強く牽引する多様な先進事例が選出されました。

また、「日本DX大賞2025 サミット & アワード」は 7 月22 日(火)〜8 月22 日(金) の期間、アーカイブ視聴が可能です。
セッション動画は準備が整い次第 順次公開してまいります ので、ぜひ随時ご確認ください。

Webサイト:https://dxawards-summit.jp/

目次

【Day 1 受賞者:庁内DX部門・地域DX部門・支援部門】

庁内DX部門

大賞:都城市

プロジェクト名:「D(デジタル)に頼り過ぎないDX」 ~フロントヤード改革から実現する庁内DX~

評価ポイント:デジタルツールの導入を前提とせず、徹底したアナログ業務改革から着手。市民の待ち時間や職員の残業時間を大幅に削減した具体的成果と、全国の先進事例を学び続ける変革への姿勢が高く評価された。

優秀賞:指宿市

プロジェクト名:行政手続最適化プロジェクト

評価ポイント:大規模なシステム投資を行わず、国が提供する「ぴったりサービス」を最大限活用。他の小規模自治体でも再現可能な低コスト・持続可能な改革モデルを構築した点が評価された。

奨励賞:別府市

プロジェクト名:生成AIを活用したデジタル総合窓口Citizen Navigator構築事業~まずは、⼦育て分野から

評価ポイント:デジタルファーストを掲げ、行政の根幹である「正確性」を生成AIで担保するための努力と成果を実装。今後の他自治体への展開も期待される点が評価された。

奨励賞:福島市

プロジェクト名:出産・子育て応援DX「子育てするなら福島市」~BPRとデジタル完結で市民の利便性向上と事務の効率化~

評価ポイント:市民目線のシステム内製化でBPRを推進し、「行かない役所」の実現と職員・財政の負担軽減に貢献。市の重要施策である結婚から子育てまでの分野で実践されている点が評価された。

地域DX部門

大賞:山形市・TXP Medical株式会社

プロジェクト名:なぜ救急隊DXは救急医療の質を上げることができるのか ~いのちを救う救急DX~ 搬送困難を解消し、命を守る連携と革新

評価ポイント:救急搬送困難事案という社会課題に対し、文化やKPIの異なる消防・医療・行政の3者を連携させる情報共有プラットフォームを構築。市民の命を救うという直接的な価値創出と、全国へ展開可能なモデルを確立した点が高く評価された。

優秀賞:福岡市・LINEヤフーコミュニケーションズ株式会社

プロジェクト名:屋台DX官民連携で革新を!生成AIとIoTのデジタル技術×歴史ある福岡屋台で新時代の屋台文化創造へ

評価ポイント:DXから遠いと思われがちな”屋台”をテーマに、生成AIやIoTを実装したスピード感と、「AIおいちゃん」に代表される遊び心のあるUIを構築。アナログな文化資源に新たな体験価値を付与した点が評価された。

優秀賞:函館市

プロジェクト名:ノーコードで挑む「やさしい行政サービス」 “子育てに、余白を。“ を実現した「現場で育てるDX」

評価ポイント:利便性向上に留まらず、子育て世代の心に「余白」を生み出すという「優しさ」の価値を行政サービスに実装。職員が主体となってノーコードでサービスを育てる文化を醸成した点が評価された。

奨励賞:福島市

プロジェクト名:地域医療DX「休日の救急医療を守れ!」~オンライン診療を活用した小児科休日診療~

評価ポイント:逼迫しがちな小児科休日診療において、オンライン診療で待ち時間を平均18分まで短縮した実績を構築。こどもを持つ親の負担軽減だけでなく、地域医療全体の負荷を軽減する重要な取り組みとして評価された。

支援部門

大賞:株式会社ASAHI Accounting Robot研究所

プロジェクト名:”ご苦労さん”を“ありがとう”に 山形から 東北、全国へ!非IT人材×リスキリングで 挑むDXリボーン

評価ポイント:会計事務所という専門家集団が自らを変革し、その知見を活かして全国の中小企業へ伴走支援を展開。着実に支援の輪を広げ、非IT人材のリスキリングを通じて現場の業務を変革している実績が高く評価された。

優秀賞:国立大学法人東北大学

プロジェクト名:業務のDX推進プロジェクト・チーム

評価ポイント:自大学の成功に留まらず、「大学DXアライアンス」を設立して知見を全国の大学へ共有。日本の高等教育全体のDXを底上げするプラットフォームを構築した展開力が高く評価された。

優秀賞:プロフェクト株式会社

プロジェクト名:全国の中小製造業8社が開発した 生産管理システムTEDによるDX実現で 「ものづくり復権」

評価ポイント:中小製造業が抱える共通課題に対し、当事者である8社が自ら生産管理システムを共同開発。現場のニーズに即した実践的なDXを推進し、業界全体の課題解決を目指すモデルを構築した点が評価された。

奨励賞:堺市・堺DX推進ラボ

プロジェクト名:有機的な連携でDX支援を変革~堺DX推進ラボによる地域ぐるみでのDX支援を通じた企業価値向上への道~

評価ポイント:産学官金の充実した連携体制で、多様なプレイヤーを巻き込みながら地域企業の課題解決に取り組むモデルを構築。数あるDX推進ラボの中でも群を抜くスコープの広さと、今後の地域経済への波及効果が期待できる点が評価された。

スポンサー賞

Claris FileMaker 賞:地方独立行政法人 北海道立総合研究機構

評価ポイント:100年間続いた稲の生育調査を、ローコード技術で変革した着眼点を高く評価。現場に根差した地道な取り組みが農業研究の「革命」に繋がる可能性を示した点が受賞の決め手となった。

ポスターセッション

最優秀賞:株式会社グーニーズグループ

プロジェクト名:蛇口をひねれば水が出るように、福祉がそばにある。 誰もが、どこにいても、支援につながる社会へ

評価ポイント:秀逸なキャッチコピーで福祉の未来像を提示し、具体的なDXの取り組みを見事に表現した構成力が高く評価された。

優秀賞:宝塚市

プロジェクト名:DXの礎「ひとづくり」 宝塚市ビジネススキルアップゼミを通じた持続可能なDX推進体制づくり

評価ポイント:DXの成功に不可欠な「ひとづくり」に着目し、職員が主体的に学び、共に成長する持続可能な人材育成の仕組みを構築した点が評価された。

【Day 2 受賞者:SX部門・事業変革部門・業務変革部門】

サステナビリティトランスフォーメーション(SX)部門

大賞:株式会社トクヤマ

プロジェクト名:CO2削減と収益性のバランス最適化を図るソリューションの開発と運用

評価ポイント:デジタルツインと経営シミュレータを融合させ、CO2削減と収益性という二律背反の課題を両立。日本の製造業が進むべきSXの道筋を具体的に示した点が高く評価された。

優秀賞:株式会社ミライロ

プロジェクト名:デジタル障害者手帳「ミライロID」

評価ポイント:障害者手帳のデジタル化という社会的意義の大きい課題解決と、4,000以上の事業者で利用可能な経済性を両立。そのスケーラビリティを実現した点が評価された。

優秀賞:NTTテクノクロス株式会社

プロジェクト名:牛の起立困難予防声かけAIサービス〜BUJIDAS(ブジダス)〜

評価ポイント:AI技術を用いて畜産業における家畜の死亡事故という具体的な損失を予防する、ユニークかつ実用的なソリューションを開発した着眼点が評価された。

奨励賞:株式会社ミスミグループ本社

プロジェクト名:間接材トータルコストダウンサービスMISUMI floow(フロー) による日本製造業のサステナビリティへの貢献

評価ポイント:製造業の間接材調達(MRO)領域において、オンラインと物理的な自販機を組み合わせたモデルを構築。業務効率化、労働負荷の軽減、CO2削減に貢献する取り組みとして評価された。

事業変革部門

大賞:株式会社Shippio ・協和海運株式会社

プロジェクト名:創業60年・老舗通関のベテラン職人達が本気でテクノロジーと向き合い、 取扱量6倍・工数約1/5を実現

評価ポイント:伝統産業の知見とスタートアップの技術力をM&Aを通じて融合させ、ベテラン人材の能力をデジタルで増幅。劇的な生産性向上を実現した事業承継とDXの新しいモデルケースとして高く評価された。

優秀賞:株式会社ミスミグループ本社

プロジェクト名:ミスミが変える 製造業の調達モデル革新

評価ポイント:製造業の非効率な調達モデルに対し、サプライヤー在庫の一元管理とECでの即時可視化という仕組みで業界全体の変革を促した功績が評価された。

奨励賞:大成建設株式会社

プロジェクト名:建設承認メタバース

評価ポイント:建設業界のあり方を大きく変革する可能性を秘めたプロジェクトとして、普及に不可欠なUI/UX向上のためにゲームメーカーと連携。その秀逸な判断と今後の展開が期待される点が評価された。

奨励賞:アート引越センター株式会社

プロジェクト名:『あったらいいな』新時代 PROJECT2★

評価ポイント:引越見積もり業務において、画期的なデジタルイノベーションを実現。しっかりとしたプロジェクト推進体制や、災害復旧へ応用できる可能性も秘めており、今後のさらなる発展が期待される点が評価された。

業務変革部門

大賞:国立大学法人大阪大学

プロジェクト名:OUDX:全学DXで新しい日本の大学へ

評価ポイント:大学という巨大組織において、教育・研究・経営を横断する全学的なDXを断行した実行力を高く評価。自学の成功に留まらず、開発システムを他大学へも展開し、日本の高等教育全体の底上げを目指す高い志が大賞に選ばれた。

優秀賞:旭化成株式会社

プロジェクト名:旭化成のデジタル人財育成 -デジタル時代に適応した人と組織の変革

評価ポイント:具体的な目標を掲げ、社員の自律的な学習を促す育成プログラムを構築・実行。組織全体のデジタル対応力を高めるための本気度が評価された。

優秀賞:株式会社ヒューマングループ

プロジェクト名:ヒューマニティー経営─ 管理なし、仕組みで動き、人が輝く One‐Chat DXモデル

評価ポイント:ノーコードツールを活用し、低投資で基幹システムを再構築。大幅な効率化と離職率低下という具体的な成果を創出した点が評価された。

奨励賞:悠悠ホールディングス株式会社

プロジェクト名:営業・マーケティングDXプロジェクト

評価ポイント:カスタマージャーニーに基づいたDX戦略を構築し、マーケティングから営業までの一貫体制で高い成約率を達成。営業DXの好事例として、業績向上に留まらない様々な成果を生み出している点が評価された。

スポンサー賞・審査員特別賞

サイボウズ賞:有限会社あんしん村グループ

評価ポイント:介護現場でテクノロジーを「職員の心の余裕を生み出す」ために活用した点を高く評価。現場主導の改善で残業ゼロ等を達成したことは、「チームワークあふれる社会を創る」理念と合致する素晴らしい事例とされた。

勘定奉行賞:株式会社テクノア

評価ポイント:中小製造業の複雑な業務プロセスに対し、会計システムとのAPI連携で生産管理から会計までをデジタルで一気通貫させた点を評価。バックオフィスDXが企業の競争力向上にいかに貢献するかを証明した。

審査員特別賞:旭化成エンジニアリング株式会社

評価ポイント:AIを活用したボルト締結管理という専門領域でのDXを推進した点を特別に評価。グループ内の技術を社会ニーズの高い市場へ展開する事業化の視点も素晴らしく、今後のインフラ業界の標準となりうるポテンシャルを持つとされた。

ポスターセッション

最優秀賞:大阪ガス株式会社

プロジェクト名:Daigas X(トランスフォーメーション)

評価ポイント:伝統的な大企業がいかにして変革文化を醸成するかという困難なテーマに挑み、トップダウンとボトムアップの両輪で4,000人を巻き込んだ実行力が高く評価された。

優秀賞:日本新薬株式会社

プロジェクト名:全社員がDXに取り組む組織へ生まれ変わる!

評価ポイント:スキルをオープンバッジで可視化し、社員の自律的な学びを促す仕組みを構築。全社員の約40%をDX推進人財として認定した具体的成果が評価された。

日本DX大賞実行委員長 森戸 裕一によるコメント

「日本DX大賞2025では、官民を問わず、それぞれの現場で課題と真摯に向き合う素晴らしい取り組みが数多く見られました。特に、ツール導入が目的ではなく、人や組織の変革に主眼を置いた事例が評価されたと感じています。今回新たに誕生した『JDXアンバサダー』と共に、受賞者の皆様の知見を社会全体に広げ、日本の変革を加速させていきたいと思います。」

開催概要

イベント名: 日本DX大賞2025 サミット&アワード

開催日: 2025年7月16日(水)〜17日(木)

主催: 日本DX大賞実行委員会(構成団体:一般社団法人日本デジタルトランスフォーメーション推進協会、一般社団法人日本ノーコード推進協会、Re:Innovate Japan)

後援: 総務省、経済産業省、デジタル庁、独立行政法人情報処理推進機構、特定非営利活動法人 ITコーディネータ協会、公益社団法人経済同友会、一般社団法人新経済連盟、一般社団法人IT顧問化協会、一般社団法人官民共創未来コンソーシアム、特定非営利活動法人 CIO Lounge、一般社団法人生成AI協会、一般社団法人ライトハウスDX支援協会

スポンサー:

プラチナスポンサー: Claris International Inc.、サイボウズ株式会社、株式会社 オービックビジネスコンサルタント

ゴールドスポンサー: パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社、ブレインズテクノロジー株式会社

ブロンズスポンサー: アステリア株式会社

ロゴスポンサー: 日本電気株式会社、株式会社ストラテジア

メディアパートナー: EnterpriseZine、DXマガジン、Ledge.ai、デジタル行政、中小企業のDX推進 BCN+、自治体通信ONLINE、株式会社ナノオプト・メディア、ワークフロー総研

特別協力: 株式会社マイナビ(TECH+)

Webサイト:

日本DX大賞:https://www.dx-awards.jp/

日本DX大賞サミット&アワード:https://dxawards-summit.jp/

【一般社団法人日本デジタルトランスフォーメーション推進協会】
事務局所在地:〒102-0074 東京都千代田区九段南1-5-6 りそな九段ビル5F KSフロア
代表者:代表理事 森戸裕一
発足:2010年6月(法人化:2010年10月)
URL: https://jdxa.org

事業内容:

DX人材の育成および組織変革支援

DXに関するイベント・勉強会の開催

地域・中小企業のDX推進プロジェクト

政策提言・情報発信・啓発活動 ほか

■JDXが運営するメディア:

経革広場:https://www.keikakuhiroba.net/

Digital Workstyle College:https://digitalworkstylecollege.jp

TechTrends:https://techtrends.jp


出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年7月22日 10時00分)

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