株式会社キビテク
株式会社キビテク(代表取締役:林摩梨花、吉海智晃、以下キビテク)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託業務(JPNP16007)である、「高効率・高速処理を可能とするAIチップ・次世代コンピューティングの技術開発」の委託先である国立大学法人九州工業大学からの依頼を受け、機械学習の効率化、高速化に資すると期待されるリザバーコンピューティング(以下レザバーコンピューティング)の開発に関し、2023年度から参画して参りましたが、この度ステージゲート審査を経て、2027年度まで本事業に継続して参画することになりました。
レザバーコンピューティングとは、ランダムな再帰結合を有するニューラルネットワークを利用するAI技術であり、その簡単な構造にもかかわらず、深層学習ネットワークに比肩し得る優れた性能が期待される技術です。
NEDO事業では、レザバーコンピューティングを動物の脳を模した脳型コンピューティング技術の一つとして定めて研究開発を推進しています。今年度からは事業化をさらに加速させ、その有効性を社会全体に示すことで、次世代技術による産業・社会の高度化と、持続可能で効率的な社会基盤を構築することを目指してまいります。
■キビテクの役割
キビテクは自社製品である、ロボット遠隔制御サービスHATS(Highly Autonomous Teleoperation Service)に、本事業での成果を実装し、事業化を行います。
早期事業化を推進するため、現行のキビテクの事業領域に結びついた搬送ロボットタスクへの適用を行います。搬送パフォーマンスの低下を予測するAIモデルおよび遠隔での継続学習機能を開発します。少量のデータで高速に学習を行えるというレザバーコンピューティングの特徴を活かし、異なる現場や同一の現場の状況変化への柔軟な対応を実現します。これにより、オペレータ対応効率が向上し、より多数台のロボットを扱うことが可能になるためサービス運用コスト低減に貢献し、より広範な社会実装が期待できます。
■研究開発内容紹介サイト
NEDO関連サイト 高効率・高速処理を可能とするAIチップ・次世代コンピューティングの技術開発 | 事業 | NEDO
過去の関連リリース ロボットスタートアップのキビテク、NEDO委託事業におけるレザバーコンピューティング技術 の実証実験および事業化推進として参画 | 株式会社キビテク
■キビテクについて
キビテクは、東京大学の人型ロボット研究室JSK(情報システム工学研究室)出身者を中心として2011年に創業した、知能ロボットの開発や、ロボット制御プラットフォームの提供およびそれが統合されたロボットシステムの販売を行うスタートアップ企業です。会社名「キビテク」の「キビ」は心の「機微」を意味しています。当社の得意な技術を通して、未来の人々の、心の幸せに貢献することを最も大切にしています。
■会社概要
会社名:株式会社キビテク
所在地:〒141-0031 東京都品川区北品川5-7-14グローリア初穂御殿山1階
代表者:代表取締役 林 摩梨花(はやし まりか)
代表取締役 吉海 智晃(よしかい ともあき)
設立:2011年11月
事業内容:
(1)ロボット遠隔制御システムの企画・開発
(2)ロボットシステム受託開発
本プレスリリースに関するお問い合わせ
株式会社キビテク マーケティング部
e-mail:promotion@qibitech.com