メンバーズ
運営計画、技術支援、インナーマーケティングの3本柱で組織全体の生産性向上と自律的な課題解決を促す市民開発文化の確立に貢献
DX現場支援で顧客と共に社会変革をリードする株式会社メンバーズ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:髙野 明彦、東証プライム:2130、以下「メンバーズ」)は、企業におけるローコード市民開発を、運営計画、技術支援、インナーマーケティングという3つの柱でトータル支援する「ローコード市民開発支援サービス」の提供を2025年7月より開始します。本サービスでは、専門性の高いデジタル人材が企業のプロジェクトチームの一員として市民開発のフェーズと課題に合わせて伴走支援します(※1)。
本サービスを通じて、企業における市民開発を担う人材の不足、プロセス構築、人材育成、社内啓発における課題を全方位で解消します。これにより、開発ツールの活用促進、人材の拡大、コミュニティ醸成を支援し、組織全体の生産性向上と自律的な課題解決を促す市民開発文化の確立に貢献します。

提供の背景
多くの企業でDX推進が加速する中、IT部門に依存せず現場の社員がローコードなどのツールを用いて、業務改善アプリやシステムを開発する「市民開発」が注目されています。市民開発の推進と成果創出には、技術スキルの有無にかかわらず、業務改善アイデアを形にできるプロセスと実現できる仲間を増やす仕組みの構築が重要です。
メンバーズでは、デジタル人材の伴走による企業へのDX現場支援事業を展開しており、大手企業を中心に1,000社を超えるDX実行工程の支援をしてきました。支援をする中で、企業からは市民開発を推進する担当人材の不足、社内浸透や活用が進まない、規模拡大のためのプロセス構築の方法が不明確、外部による支援の再現性が難しいといった課題が寄せられています。これを受けメンバーズでは、大手小売企業などへ具体的な支援を開始しています。
この度、企業からの相談やニーズが継続的に高まっていることを受け、企業の市民開発を支援する「ローコード市民開発支援サービス」の提供を2025年7月より本格的に開始します。
「ローコード市民開発支援サービス」について
企業におけるローコード市民開発の推進を、計画策定や継続的改善を行う「運営計画」、実践的な活用を促す「技術支援」、社内各部門が自主自律的にローコード開発に取り組めるための「インナーマーケティング」という3つの柱を軸に、企業のフェーズや課題に応じて全方位的に伴走支援します。
(1)概要
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3本柱による支援
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①運営計画
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業務効率化のアイデアをローコードツールを用いて形にするための計画策定やデザイン支援など
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定期レビューによる継続的な改善促進
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②技術支援
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IT部門と事業部門両者へ向けた技術支援
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専門技術がない社員でもアイデアを具現化できるよう、実践的なスキルトランスファーを通じた育成
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③インナーマーケティング
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仲間を増やし、開発推進文化を形成するための市民開発コミュニティの形成と運営
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市民開発各部門の推進人材の育成と広報サポート
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ナレッジ共有の仕組みの構築と運用
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市民開発者数30名程度の立ち上げ期から600名以上の拡大期まで、フェーズに応じて支援
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対応プラットフォーム:Microsoft Power Platformなど(※2)

(2)特長
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推進チームの一員として伴走し、あたかも社員のように事業部門からの問い合わせなどにも対応。IT部門のリソース不足を解消
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企業が活用しているプラットフォームに合わせて幅広く対応
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メンバーズには、プロジェクトマネジメント、エンジニアリング、デザイン、マーケティング、コミュニティ運営など多様な専門スキルを持つプロフェッショナルなデジタル人材が約3,000人在籍。市民開発のフェーズと課題に合わせて適切な人材が支援
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市民開発文化の定着と拡大、企業内での持続的な運用を見据え、内製化に向けた中長期的な伴走支援を提供
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ローコード開発を通じた内製化及びDX推進支援を提供する専門組織「ラピッドスケールカンパニー」が提供(https://rapidscale.members.co.jp/)
(3)企業からの相談内容
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市民開発は進行中だが、実際の開発力が不足しているので、現場に伴走し課題の可視化から行う開発チームを構築したい
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市民開発を進めたいがやり方がわからない。まずは計画面からサポートしてほしい
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社内に市民開発がなかなか浸透しない。どう進めればよいか悩んでいる。社内啓発・活用促進面でのサポートを希望
(4)サービス詳細・問い合わせ先
株式会社メンバーズ ラピッドスケールカンパニー 社長 木村 壮介よりコメント
システム開発のハードルが下がり、誰もがアプリケーションを通じてアイデアを具現化できる時代になりました。真に価値ある「使われる」システムは、常に現場の課題から生まれると確信しています。
デジタルマーケティングにも深い知見を持つメンバーズだからこそ、単なる技術支援に留まらず、市民開発における多角的なサポートを提供できます。企業の皆さまのチームの一員として、ビジネスを加速させるシステムを共に創造していけることを楽しみにしております。
※1:ローコード開発とは、手書きのソースコードを書かずにアプリケーションやソフトウェア開発を行う手法です。ユーザーが直感的にわかりやすいGUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)という視覚的な操作を用いることで、プログラミングの知識やスキルがない人でも短い期間で効率的に開発を行うことができます。
※2:Microsoft Power Platformは、Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。
メンバーズのデジタルサービス開発支援について
高いエンジニアスキルやプロジェクトマネジメントスキル(プロジェクトマネージャー/PM、プロジェクト・マネジメント・オフィス/PMO)など必要な技術と、アジャイルの原則に基づいた自律・自走するチームづくりのナレッジを持ち合わせたエンジニア集団が、企業のシステム・プロダクトを継続的に支援します。
不動産、金融、医療、建設、製造、IT、エネルギーといった多様な業種・業態における、幅広い技術スタックとフェーズでの支援実績を活かし、取引先企業内に強い現場とチームを構築し、DX現場の変革を支援。成果型運用の志向で、ビジネス成果とプロダクトグロースの実現に貢献します。
(1)主な支援サービス
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プロダクト開発支援
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アジャイル開発プロセスの現場定着支援
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DevOps環境構築・運用支援
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PMOおよびテクニカルディレクション支援
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ビジネス要件定義・分析(ビジネスアナリシス)支援
(2)支援実績
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ビジネスインフラを支えるエンジニアチーム。会社間の垣根を超えたチームビルディングの秘訣に迫る(2024年3月)
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新電力を支える基幹システム開発を、高い専門性とモダンな技術を取り入れたアジャイル開発で支援(2023年12月)
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アジャイル開発初挑戦を支援 ― ランドネット様の電子媒介契約マイページ構築を伴走(2021年10月)
(3)専門カンパニー
メンバーズでは、高付加価値なモダン技術領域に特化した社内専門組織であるカンパニー制度の拡大を推進しています。デジタルサービス開発領域では5つの専門カンパニーが事業を展開し、DX現場支援により企業のDX投資のROI最大化実現を目指しています。
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株式会社メンバーズ メンバーズディーエックスコンパスカンパニー
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DXを目指す企業の戦略立案・実行計画策定・要件定義支援・プロジェクト推進支援
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株式会社メンバーズ デブオプスリードカンパニー
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準委任チーム型での開発基盤構築・改善支援、クラウド環境構築運用支援
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株式会社メンバーズ クロスアプリケーションカンパニー
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クロスプラットフォームによるアプリケーション開発事業
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株式会社メンバーズ ラピッドスケールカンパニー
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ローコード開発を通じた内製化及びDX推進支援
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株式会社メンバーズ Tech Leapカンパニー
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テクニカルディレクター人材の提供
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メンバーズについて
メンバーズは、デジタル人材の伴走による企業へのDX現場支援事業を展開しています。AI活用、サービスデザイン・UX、プロジェクトマネジメント、プロダクト・システム開発、データ活用、マーケティング、SaaS活用、脱炭素DXといった事業領域において、高い専門スキルを持つデジタル人材が、取引先企業のチームの一員として、上位戦略を理解し実行工程に落としながら、内製型のDX推進を伴走支援することが特徴です。デジタル人材は、「あたかも社員」としてバリューを発揮し、取引先企業の組織の一員として成果向上を実現させます。
また、メンバーズではグループミッション「“MEMBERSHIP”で、心豊かな社会を創る」とVISION2030(2030年の目指す姿)「日本中のクリエイターの力で、気候変動・人口減少を中心とした社会課題解決へ貢献し、持続可能社会への変革をリードする」を掲げ、 CSV(Creating Shared Value、共通価値創造)経営を実践しています。取引先企業へのCSV経営推進支援や、メンバーズ自身の率先したさまざまな取り組みを通じて、企業活動による社会課題の解決を目指しています。1995年設立。2025年6月に設立30周年。東証プライム上場。
(1)会社概要
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社名:株式会社メンバーズ
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所在地:東京都中央区晴海1丁目8番10号 晴海アイランドトリトンスクエアオフィスタワーX 37階(受付35階)
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代表者:代表取締役社長 髙野 明彦
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資本金:1,057百万円(2025年3月末時点)
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Webサイト:https://www.members.co.jp/
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SNS
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Facebook:https://www.facebook.com/Memberscorp
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X(旧Twitter):https://x.com/Members_corp
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(2)専門カンパニーとは
取引先企業のビジネス変革・内製化DXの推進を支援するため、高付加価値なモダン技術領域に特化した社内専門組織であるカンパニー制度の拡大を推進しています。2025年4月1日現在、AI、データ活用、SaaS活用、脱炭素DX™など、多種多様なDX領域において21社の専門カンパニーが事業を展開し、DX現場支援により企業のDX投資のROI最大化実現を目指しています。