株式会社ミツモア
オンライン見積もり比較プラットフォーム「ミツモア」を運営する株式会社ミツモア(本社:東京都千代田区、代表取締役:石川彩子)は、2025年上半期の蜂の巣駆除の見積もり依頼データを分析しました。その結果、北海道では 6 月時点で前年同月比 4.5 倍と急増し、駆除シーズン自体も昨年より約1か月早く立ち上がっていることが分かりました。
このデータは、記録的な高温が続く中で、蜂の活動が例年より早期化・活発化していることを示しています。
8月は蜂の巣駆除の依頼ピーク期 – 全国的に注意が必要

蜂の巣駆除依頼は例年6月から増加し始め、7~8月にピークを迎えます。蜂による救急搬送人数も同時期に増加する傾向があるため、巣を見つけた際は刺激せず専門業者へ相談してください。
蜂の巣ができやすい場所の特徴
最も多いのは戸建て住宅の軒下で、ミツモアの依頼データでも同様の傾向が確認されています。次点で庭の植物、ベランダ、雨戸などです。その他、土の中や換気扇、ドアといった特殊な場所に蜂の巣が作られるケースもあります。






(写真提供:ハチ駆除専門 東北便利隊様)
蜂駆除のプロ:ハチ駆除専門 東北便利隊さまの声
「蜂の巣ができる場所は、戸建て住宅の軒下が最も多く、全体の約60~70%ほどに感じます。特に、自然が近い住宅地にできやすいですね。お庭の木の上や、幹の中といった植物にも巣が作られやすいです。特殊な場所だと、網戸や換気扇の中、窓、ドアなど。窓やドアにできた蜂の巣は、人の出入りで揺れやすいので特に危険です。」
北海道で異例の急増 – 6月は前年の4.5倍に

今回の調査で最も注目すべきは、北海道における蜂の巣駆除依頼の異常な増加です。
2025年の特徴的な変化:
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5月から急伸:昨年同月比 300 %(シーズン入り)
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6月に爆増:昨年同月比 450 %
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シーズン 1 か月前倒し:昨年は 6 月開始 → 今年は 5 月から本格化
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7月も高水準:7/23 時点で昨年 7 月実績の 95 %を突破
2025 年 6 月の北海道は月平均気温が平年差 +3.4 ℃ と統計開始(1946 年)以来最高を記録し、高温と依頼急増が同時期に発生しました。見積もり依頼は5月から急伸し、6月には前年同月比450%に到達。シーズン立ち上がりも約1か月前倒しで進んでいます。
【駆除業者の見解】現場からも「今年は多い」の声
北海道札幌市の蜂の巣駆除プロ:阿部企画さまの声
「2025年は、5月下旬から6月上旬にかけてはすごく多かったですね。同業の方も、お客さまもみんな『今年は多い』と言っているのを聞きます。巣の大きさは例年と変わりなく、シンプルに駆除依頼の件数が多い感覚です。」
【利用者の声】 ミツモア依頼者の口コミより
札幌市・6月利用者:
「カーポート下にまさかのスズメバチの巣!子どももいるので急いで業者を探しました」
旭川市・7月利用者:
「自転車置き場の天井に蜂の巣が!毎日出入りしている場所だったのに気付かず…見つけた途端怖くなりました」
札幌市・7月利用者:
「宅配業者の方がスズメバチの巣があると教えてくれて、玄関フード上にバレーボールくらいの立派な巣を発見!」
蜂シーズンを乗り切るために:専門家が語る適切な対処と予防策
蜂の巣駆除依頼が急増する中、最も重要なのは安全確保です。蜂や巣を見つけた時は、できるだけ刺激しないように過ごし、速やかに業者に連絡しましょう。
緊急時の基本対応
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ハチ駆除専門 東北便利隊の推奨対策:
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5メートル以上離れる:スズメバチは3~4メートルで警戒して巣から蜂が出てくる
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振動を与えない:巣を刺激する行為は厳禁
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自己駆除は絶対禁止:防護服なしでは命に関わる危険性
「蜂の巣駆除はプロでも刺されて命を落とすケースがあるほど危険な作業です。防護服なしでの自己駆除は命にかかわります。巣を発見したら、”他にも蜂の巣がないか”と探す行為や、ご自身で駆除しようとするのは避けてください。駆除業者に連絡して撤去してもらいつつ、ご自身は自宅で静かに過ごすのが一番です。」
予防策としての定期メンテナンス
蜂の巣は完全に防ぐことは困難ですが、早期発見により被害を最小限に抑えることが可能です。定期的な点検が刺される前の安全な駆除につながります。
阿部企画による予防アドバイス:
「庭に草木が生えている場合、まめに刈ったほうが良いです。キイロスズメバチなど、地面の穴に作る蜂もいるため、定期的な手入れで蜂の巣に早く気づけるようになります。」
蜂の巣を見かけたらすぐに相談を
蜂の巣を発見した際の相談先には、自治体と専門業者という選択肢があります。対応スピードや柔軟性に違いがあるため、状況に応じた選択が重要です。
自治体対応と駆除業者の違い

自治体 |
専門業者 |
|
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費用 |
無料~有料(条件による) |
有料 |
対応内容 |
専門業者に連絡のうえ、駆除対応 |
直接駆除 |
対応までの日数 |
数日~1週間程度 |
当日~数日以内対応が多い |
自治体は地域によって対応が異なるものの、
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スズメバチなど危険な蜂に限り無料で駆除する場合がある
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駆除用具の貸出しや業者紹介は無料
といったケースが多いです。
巣の場所や高さ、蜂の種類などの条件が細かく定められており、条件外や対応不可の場合は民間業者への依頼か有料となります。
一方、専門業者は基本的に制限なく対応可能で、緊急性に応じて当日や翌日の駆除も期待できる点が特徴です。
ハチ駆除専門 東北便利隊の見解:
「自治体経由でも依頼はできますが、対応が数日から1週間待ちになることも。専門業者に直接依頼すれば、当日または翌日の対応が可能なケースが多いです。緊急時や、休日や夜間でも相談したい場合は直接業者に連絡すると良いでしょう。」
※具体的な対応内容については、お住まいの自治体の公式サイトで最新の情報を必ずご確認ください
蜂の巣駆除の料金相場
蜂の巣駆除は、蜂の種類によって危険度や駆除の難易度が異なるため、料金にも差があります。ミツモアを通じた蜂の巣駆除依頼の、蜂の種類別の駆除費用の相場は以下の通りです。
アシナガバチ: 8,000~9,900円
ミツバチ: 9,000~15,000円
スズメバチ: 11,000~15,000円
※2024年7月〜2025年6月のミツモア見積もりデータより算出。対応事業者や作業範囲、日程などの条件により料金は変動します。
なお、スズメバチなど危険な蜂の駆除には補助金が出るケースもあるため、気になる方はお住まいの自治体や、地域の駆除業者に訪ねてみるのがおすすめです。

ミツモアでは、簡単な質問に答えるだけで近くのおすすめ蜂駆除業者5社から見積もりが届きます。事前に費用が分かるため安心して依頼でき、チャットで業者と直接相談も可能です。緊急時でも迅速に対応できる業者を見つけられるため、お困りの際はぜひ活用してみてください。
【調査概要】
調査対象期間:2024年1月1日〜2025年6月30日
調査対象:「ミツモア」で行なわれた蜂の巣駆除の見積もり依頼
調査件数:14,272件
【関連サービス】
蜂の巣駆除:https://meetsmore.com/services/honeycomb-removal
スズメバチ駆除:https://meetsmore.com/services/hornet-removal
アシナガバチ駆除:https://meetsmore.com/services/vespa-ducalis-removal
【調査協力・写真ご提供】
ハチ駆除専門 東北便利隊(写真提供・コメント):https://meetsmore.com/p/ZMR1Z_FLyxSwMZiN
阿部企画(コメント): https://meetsmore.com/p/Yv7BKwK9iAAd91P6
※コメント箇所・写真ご提供のみご協力いただきました。その他の内容は、すべてミツモア独自の調査結果に基づくもので、協力事業者さまは関与しておりません。
【記事等でのご利用にあたって】
本プレスリリースの内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。
・引用元が「株式会社ミツモア」である旨の記載
・ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
URL:https://meetsmore.com/services/honeycomb-removal/media/263457
オンライン見積もり比較&発注サービス「ミツモア」について
最短1分で、最大5社のプロからオンラインで見積もりが届き、比較して依頼、決済までが完結する日本最大級のオンライン見積もり比較&発注サービスです。ハウスクリーニングや引っ越し、水道工事から写真撮影、動画制作まで、約600種類の多岐にわたるサービスが登録され、依頼者は、複数の質問に回答するだけで複数の見積もりを比較・検討することができます。また、依頼者と事業者がチャットを通じてサービス上でやりとりをすることも可能です。見積もり比較から依頼、決済まで、日常生活による頼み事をオールインワンで解決するサービスです。
株式会社ミツモアについて
サービス産業の生産性向上を通じて、ミッションである「日本のGDPを増やし 明日がもっといい日になる と思える社会に」の達成を目指すスタートアップ企業です。2017年2月創業以来、オンラインで見積もり比較から受発注までワンストップで完結するサービス「ミツモア」や、現場業界特化のオールインワンSaaSサービス「プロワン」を開発・提供をしています。経済産業省主催の「日本スタートアップ大賞2023」にて経済産業大臣賞(ダイバーシティ賞)を受賞。また週刊東洋経済が主催する「すごいベンチャー100」2023年版にも選出されました。