株式会社NIJIN
株式会社NIJINが運営する「小中一貫オルタナティブスクールNIJINアカデミー」は、広島県福山市の教育委員会と不登校支援業務連携を開始しました。

株式会社NIJIN(本社:東京都江東区、代表取締役:星野達郎)が運営する小中一貫オルタナティブスクール「NIJINアカデミー」は、広島県福山市教育委員会と連携し、7月より福山市の不登校の小中学生への支援を開始しました。
■連携の背景と目的
福山市ではこれまで、校内での支援や市のフリースクール「かがやき」をはじめとした、不登校の子ども一人ひとりの状況に応じた多様な支援を積極的に展開してきました。こうした取り組みにより、子どもたちが安心して学びを続けられる環境の整備が進められています。
一方、NIJINアカデミーは、全国の小中学生を対象に、オンラインでの探究型学習やプロジェクト活動を提供するオルタナティブスクールです。
このたびの業務連携により、学校に通うことが難しい子どもたちに対して、NIJINアカデミーの校舎であるメタバース空間を活用した新しい場所の提供や学習などの支援をすることで、自己肯定感を高め、福山市フリースクール「かがやき」への通室や学校への登校を目指しながら社会的スキルの向上を図ります。
■ NIJINアカデミーによる支援内容
①NIJINアカデミーのメタバース校舎への参加支援
市内の不登校児童生徒が仮想空間上の「メタバース校舎」にアクセスし、安心できる居場所と学びの場を提供します。
②対話型のオンライン授業
正解を求める「知識注入型」ではなく、対話を重視した授業で、一方的なレクチャーではなく、意見を言い合い考える力を育みます。
③子ども主体のプロジェクト活動
興味・関心からスタートする「自分のプロジェクト」を子どもたちが自由に設計し、 大人が「先生」ではなく「伴走者」としてサポートします。
④個別の学習サポート
学校の勉強が不安だったり、集団の授業が合わなかったりした子どもたちが、自分に合った方法で「わかる!」「できた!」を実感できるように支援します。
⑤安心の心理的サポート
心理的安全性を最優先したメタバース校舎でのサポートに加え、教育委員会と家庭との連絡体制を整備し、必要に応じてカウンセリングや個別面談も対応するなどの継続的な支援を実施します。
実際の朝の活動の様子

■教育委員会からの言葉
福山市では、不登校等児童生徒の状況に応じた居場所づくり、多様な学びができる場づくりに向け、2018年に校内フリースクール「きらりルーム」、2019年に校外フリースクール“かがやき”を設置し、2024年度は約400人の児童生徒がこれらの場を選び、利用しています。一方で、学校や校内外フリースクール等に行くことができない児童生徒に対して支援ができていないことに課題があります。
この度、NIJINアカデミーと業務提携することで、該当の子どもたちにとってメタバース空間が新しい居場所・学びの場となり、自分に自信を持ったり、人とのかかわりの良さを感じたりすることを通して、フリースクール“かがやき”への通室や学校への登校、社会的自立につながることを期待しています。
NIJINアカデミーとは

2023年9月に開校した不登校小中学生向けのオルタナティブスクールで、全国38以上の都道府県から約500名超が入学している。「多層的な心理的安全性」「一流教師による対話的な授業」「子ども主体のプロジェクト」をカリキュラムの柱に、学校に行けないことが劣等感・罪悪感にならず、全ての子どもが希望を持てる未来を創る。学校に代わる学びの選択肢として、希望する生徒の9割※以上が在籍校の出席認定を獲得。※2025年7月現在
▶学校HP:https://www.nijin.co.jp/academy
株式会社NIJIN
「教育から国を照らす」を理念
に、教育課題を仕組みから解決する「JAPAN EDUCATION COMPANY」。今の学校には自分を出せない子どもが多過ぎることに国の危機を感じ、誰もが教育に”希望”を持てる国にするために元小学校教師の星野達郎が2022年4月に創業。不登校・教員不足・教師の働き方・学校の在り方など、様々な教育問題を解決する13の仕組み(事業)を展開。
会社名:株式会社NIJIN
所在地:東京都江東区常盤2-5-5
設立 :2022年4月1日
代表者:星野達郎
事業内容:教育課題を仕組みから解決する教育事業(教師研修、不登校支援、起業支援、教育イベント、アフタースクール)
