プライム ライフ テクノロジーズ株式会社
輸送力不足・カーボンニュートラルなどの社会課題解決に貢献
プライム ライフ テクノロジーズ株式会社（東京都港区港南二丁目16-4／代表取締役社長 道浦正治、以下PLT）とPLTグループ住宅3社（パナソニック ホームズ株式会社、トヨタホーム株式会社、ミサワホーム株式会社）は、各社の輸送協力会社19社の稼働状況に応じて車両を融通し相互活用するなど、輸送連合体制を構築して物流を効率化、2024年度末までに4tトラック261台分/年に相当する輸送力不足への改善を実施し、輸送CO2排出量26t-CO2/年※の削減を実現しました。グループのシナジー効果により各社単独では成しえない規模の削減となりました。※スギ換算で約1,860本分に相当
3社合計で全国に14か所の生産拠点と85か所の物流拠点があり、これらを活用し「地産地消」、「物流拠点の共同化」、「輸送の効率化」、「輸送の連合化」などの以下の取り組みを進めてきました。
①「地産地消（生産拠点の最適化）」
大型部材の生産について、3社の生産・物流拠点を共同活用し建築予定地最寄りの拠点で生産することで、長距離輸送を削減。具体例として、九州エリア向けのパナソニック ホームズやトヨタホームの屋根パネルを、パナソニック ホームズ九州中継センター（福岡県三井郡大刀洗町）やミサワホーム福岡工場（福岡県鞍手郡鞍手町）で組み立てることで輸送を効率化しています。今後も、地産地消の対象部材の拡大検討を進めていきます。
②「物流拠点の共同化（ドライバー負担の軽減）」
3社の生産・物流拠点を共同活用し長距離輸送時の中継デポとして利用することで、長距離輸送を抑制しドライバーの拘束時間やトラック台数を削減。具体例として、パナソニック ホームズ湖東工場（滋賀県東近江市）から愛知県東部エリアへの輸送の際にトヨタホーム春日井事業所（愛知県春日井市）を中継デポとして活用しています。
③「輸送の効率化（空車回送の削減）」
３社における「帰り便」を有効活用することで、空車での回送を削減し輸送を効率化。具体例として、ミサワホーム岡山工場（岡山県備前市）から同名古屋工場（愛知県江南市）への配送の帰り便を活用し、パナソニック ホームズ湖東工場からパナソニック ホームズ岡山デポ（岡山県倉敷市）への部材を配送しています。
④「輸送の連合化（輸送能力の最大化）」
特に、輸送力がひっ迫する関東・中部地区において、３社の輸送協力会社のネットワークを共有。3社の繁閑差を活かして各社の輸送協力会社19社を相互活用する体制を構築し、ピーク時のトラック台数を平準化。具体例として、繁忙期におけるミサワホーム沼田工場（群馬県沼田市）からミサワホーム松本基地（長野県松本市）への部材転送に、パナソニック ホームズの輸送ネットワークを活用しています。
上記のほか、過去2年にわたる取り組みのなかでモーダルシフトやトレーラー共同活用なども進めており、これらの活動を通してさらなる輸送効率化並びにPLTグループが掲げるカーボンニュートラル目標の達成（2030年度までのCO2排出量50％削減※）を実現します。※住宅事業での排出量／2020年度比
