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次世代型教育システム「ClassCloud」を開発する(株)Mikulak、子どもの成果物からAIが所見を自動生成する特許を取得

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株式会社Mikulak

すでに所見生成機能をリリース済み。ClassCloudはNextGIGAで導入自治体が急増する見込み。

株式会社Mikulak(本社: 東京都渋谷区、代表取締役: 原田 眞)は、AIを組み込んだ学校向け学習・校務一体型サポートアプリ「ClassCloud」に関する特許を取得したことをお知らせいたします。本特許は、アプリ上の子どもの成果物からAIが所見を自動生成するというもので、教員の所見作成を大幅に効率化する革新的な技術です。

なお、本特許自体には「所見」という制約はなく、より広範な「成果物からの個人の評価」「単元内の変容の評価」なども権利範囲となる強力な特許となります。また、分割出願によるさらなる範囲の特許取得も目指しております。

ClassCloudはホワイトボードをベースに授業や学習を支援し、そのデータを使って学級経営や校務も包括的にサポートするアプリです。既存の授業支援・協働学習アプリからの切り替えが非常に多くなっているアプリで、NextGIGAで導入自治体が急増する見込みです。

お問い合わせ: https://mikulak.co.jp/#contact

目次

本特許を用いた機能について

本特許を用いた「所見生成機能」は以下のようなインターフェースで、すでにClassCloudにて2023年6月からリリース済みです。

所見一覧画面 AIの叩き台を効率的に編集できる

ワンタップでClassCloud上の成果物をもとにクラス全員分の所見が生成され、教員がその所見を一覧画面で効率的に編集できる機能を有しています。所見の材料となった子どもの成果物もすぐに見られるため、教員が根拠を辿りながら、責任を持って所見を作り切ることができます。

本特許の機能により以下の効果が期待できます。

  • 教員の負担軽減: 所見作成のための文章作成、根拠確認の時間と労力が大幅に短縮。

  • 所見の質の向上: 質の高いAI所見をたたき台に使うことで、最終的な所見の質も向上。

  • 教員の見取りの向上: 子どもの細かな活動も内容に反映されるので、教員による子どもの見取りのサポートとなる。

■所見生成の是非

あくまで「先生が子どもと向き合う時間を作る」ことが目的

弊社が所見生成機能(以下、本機能)をリリースした2年前は、

  • 「所見は先生が0から書くべき」

  • 「AIに手伝ってもらったら先生が子どもを見取らなくなる」

  • 「教員の能力が低下する」

などの否定的なご意見も幾度かいただきました。しかしAIとの協働が叫ばれている現在では肯定的なご意見がほとんどとなっております。

本特許はあくまで「所見作成を効率化して、先生が子どもと向き合う時間を作る」ことが目的です。無闇矢鱈な自動化ではないことにご留意いただけますと幸いです。

また、弊社としては「保護者に見せるための所見」というだけではなく、「子どもの活動の要約」として先生方の「見取りのサポート」の観点で使っていただければ大変嬉しく思います。

■「以前の1割の時間で済むようになった」 所見生成機能の効果

実際の現場の声

リリースして2年が経ちますが「本機能の影響で子どもの見取りが疎かになった」「教員の能力が下がった」といったお話を学校や自治体からいただいたことは一度もございません。

ご活用されている教員の方々からは

  • 「以前の1割程度の時間で作業が終わるようになった」

  • 「自分が見落としていた子どもの活動を把握することができた」

  • 「今までは所見の完成がゴールだったが、より良い所見を目指すようになった」

と言ったお声をいただいており、無上の喜びを感じております。

コメント

鈴木秀樹 教諭(東京学芸大学附属小金井小学校)より

現代の教室にあって、児童生徒がどのように学んでいるかを見取り、そこから有効なフィードバックをすることは教師の重要な役目である。しかし、多忙な教師にとって、それは負担の大きい仕事でもあるだろう。 ClassCloudが備える「学習履歴からの所見の自動生成機能」は、児童生徒の学びを真摯に見取り、それを教育活動に活かそうとする教師にとって大きな助けとなるに違いない。「所見にAI!?」と訝しむ向きもあろうが、「自分一人で全てを把握する!」と意気込んで破綻するより、「生成AIでも何でも使えるものは全て使って有益なフィードバックをしたい」と考える方が現代の教育にフィットする。大丈夫。ClassCloudが提示する所見の叩き台は、教師の仕事の効率化を図るだけでなく「子どもに少しでも有益なフィードバックをしたい」と願う教師の良心と向上心を大きく刺激するものなのだ。

株式会社Mikulak代表 原田眞 より

多岐に渡る教員業務の中でも、とりわけ所見の作成は大変なものです。昨今AIで所見を作る試みは散見されるところですが、「その子が何をしたか」をAIに入力する作業や、AIの出力をどう根拠を辿りながら教員が編集するか、といったところが煩雑なままで、あまり効率化につながっていないことが多いです。結局はチャット型AIは入出力の単純な装置に過ぎず、タスクによっては入力作業が煩雑で出力後の作業のインターフェースとしては最適なものには程遠いと感じます。

本件特許の機能は、ワンタップでAIがデータを自動で引っ張ってきてたたき台を一括出力し、編集も非常に効率的にできるという意味で、教員のオペレーションをエンドトゥーエンドでサポートする機能です。

本件機能によって教員が子どもと向き合う時間をより持てるようになれば幸いです。

今後も子どもの学びの深化と教員業務の効率化に尽力してまいります。

■今後の展望

今後、本特許を活かして「単元単位や授業内での児童生徒の評価」にも取り組み、教員のサポートを強化できればと考えております。 株式会社Mikulakは、引き続き教員の方々、子どもたちからの意見をもとに教育現場のニーズに応じたソリューションを提供してまいります。

会社概要

会社名: 株式会社Mikulak

所在地: 東京都渋⾕区桜丘町23番17号シティコート桜丘408

代表者: 原田 眞

事業内容: 教育支援アプリの開発・運営

公式サイト: https://mikulak.co.jp

本件に関するお問い合わせ: https://mikulak.co.jp/#contact

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年7月24日 12時22分)

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