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シリアでの衝突、子どもが死傷 ユニセフ地域事務所代表「痛ましく許しがたい」 支援拡大へ向け人道アクセスを要請 【プレスリリース】

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公益財団法人日本ユニセフ協会

【2025年7月23日 アンマン(ヨルダン)発】

シリアの一部で戦闘や空爆が起き、子どもが死傷したり、また彼らの生活に影響が及んだりしている事態を受け、ユニセフ(国連児童基金)の中東・北アフリカ事務所代表、エドゥアルド・ベイグベデルは、以下の声明を発表しました。

* * *

シリアのスワイダー、ダマスカス、ダラアなどで起きた直近の暴力が、子どもの生活とウェルビーイングに深刻な影響をもたらしています。

 

報告によると何人もの子どもが、命を落としたり、重傷を負ったりしています。これは痛ましく許しがたいことです。犠牲となった方々のご家族の皆さまに、心よりお悔やみを申し上げます。

 

ユニセフは、暴力を目の当たりにし、恐怖に駆られて自宅から逃れ、基本的で必要不可欠なサービスや心理社会的な支援を受けられなくなった子どもとその家族の、心と生活のウェルビーイングについて懸念しています。

 

水道・電力・通信網をはじめとする重要なインフラが被害を受けています。この影響は最も脆弱な立場にある子どもが最も大きく受けており、依然として不均等な状況が続いています。特にこのような、10 年以上にわたる紛争の後ではなおさらです。今こそ、シリアの復興と再建に焦点を移すべき時です。

 

ユニセフは、国連事務総長による持続的な平和への呼び掛けを繰り返すとともに、すべての当事者に対し、国際人道法および国際人権法を含む、国際法上の義務を遵守するよう強く求めます。民間人、特に子どもを保護するために、取りうるすべての措置を講じることが不可欠です。シリアとこの地域の子どもに、さらなる事態の激化に耐える余裕はありません。

 

私たちはすべての当事者に対し、影響を受けた子どもとその家族の元への、安全で制限と妨げのないアクセスを提供するよう、緊急に求めます。彼らには、今もこれからも、平和と安全の中で尊厳をもって生きる権利があります。

 

私たちは状況を注視しており、安全で継続的なアクセスが確保されれば、子どもとその家族の命を守る支援の規模を拡大する準備ができています。子どもの命とウェルビーイングは、一刻も早く守られなければなりません。

* * *

■ ユニセフについて

ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在約190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念をさまざまな形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています。(https://www.unicef.org )

※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する32の国と地域を含みます

 

■ 日本ユニセフ協会について

公益財団法人 日本ユニセフ協会は、32の先進国・地域にあるユニセフ国内委員会の一つで、日本国内において民間で唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、アドボカシーを担っています。(https://www.unicef.or.jp )

出典:PR TIMES

本プレスリリースの内容や詳細についてのお問合せは以下までご連絡ください。

企業プレスリリース詳細へ (2025年7月24日 15時32分)

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