一般社団法人Japan Innovation Network
グッドイノベーションによる持続可能な価値創造を目指して
一般社団法人Japan Innovation Network(JIN)は昨年好評を得た「経営者イノベーション・ラウンドテーブル」を本年も引き続き、8月4日に東京神田神社(神田明神)で開催します。
昨年8月、イノベーションを産官学で共創するエコシステム(生態系)を築くことこそが、社会や経済の未来を左右するという考えのもと、産官学を代表する39名が一堂に会して「経営者イノベーション・ラウンドテーブル」を開催し、日本におけるイノベーション経営の課題について議論しました。
これを端に、今後の日本の社会と経済をイノベーションを通じて生き生きとしたものにするため、本年4月に企業委員、専門家からなる「経営者イノベーション委員会」(EIC: Executive Innovation Committee)を発足。本ラウンドテーブルは、EICの最初の活動となります。
前回同様、今回のラウンドテーブルも、富士通、JT、三菱地所、三菱重工、東急、ヤマトホールディングスなどの企業トップ、経済同友会の幹部に加え、文部科学省、東京科学大学、北陸先端科学技術大学院大学、早稲田大学など産官学のリーダー及び関係者約40名が参加し、イノベーション経営とリーダーシップについて話し合います。
参加者を対象とした事前アンケートでは、イノベーションへの大きな期待とともに問題も確認されました。例えば、望ましいリーダーと役割について「経営者がイノベーションの推進者としての役割を果たす(53.3%)」、「社内の文化の変革が不可欠(50.0%)」、「イノベーションを経営の中心に据える(33.3%)」という強い意志を持っている(いずれも「非常にそう思う」の割合)にもかかわらず、依然として、「日本の経営層にはイノベーションに対する準備が整っている」という問いに対して、そう思わない(回答1・2・3の合計)が56.7%となりました(下図参照)。

「産官学の望ましいリーダーの役割について、あなたのお考えをお聞かせください」(N=30)
この事前アンケート結果などに基づき、ラウンドテーブル当日は以下3つのテーマを軸とした議論と提言を行います。
テーマ① 変革はリーダーから始まる「産官学リーダーの覚悟と行動」
テーマ② イノベーションなき国の行方「変わらなければ、衰退」
テーマ③ 競争から価値創造へルールをどう変えるか「エコシステム戦略:新たに日本企業は動けるか?」
ラウンドテーブルへの参加はEIC委員と招待者のみとなりますが、当日18時30分からメディア関係者とネットワーキング交流会を開催します。参加ご希望のメディアの方はこちらの連絡先(ims5@ji-network.org)に、企業名、メディア名、お名前、メールアドレス、電話番号をお送りください(8月1日〆切)。
一般社団法人Japan Innovation Networkについて:
日本を「すべての組織からイノベーションが起こる国へ」を目的に2013年に設立。これまで100社以上の日本の大手上場企業から中小企業に至るまで、企業のイノベーション・マネジメントシステム(IMS)の導入やイノベーション・プロジェクトの支援を実施。また、国際標準化機構(ISO)の多国籍委員会で日本を代表してIMSの規格開発を行う日本唯一の国内審議団体として、国内の意見集約、規格開発、国際交渉を担う。