HRbase
労務管理は「働く人を支える業務」。HRbaseはAIが活躍できる領域を見極め、人が人にしかできない仕事に集中できる環境をつくり、労務×AIのリーディングカンパニーとして業界を牽引することを宣言します。
労務相談プラットフォーム「HRbase」を提供する株式会社HRbase(本社:大阪市中央区、代表取締役:三田 弘道、以下HRbase)は、提供中の労務相談AIのアップデートを進め、AIエージェント開発への取り組みを本格化させることをお知らせいたします。

HRbaseの「労務相談AI」について
「労務相談プラットフォームHRbase」は、社会保険労務士と企業の労務担当者の専門的な活用に耐えうる、労務管理特化型のAIサービスです。
2021年3月 社会保険労務士向けにサービスの提供を開始
2024年4月 労務管理特化型の「労務相談AI」をリリース
2025年2月 企業向けにも提供を開始
HRbaseの代表を務める三田自身が社会保険労務士であることから、労務管理業務の属人化脱却や、法改正対応の難化による工数増加などの課題解決を目指し、AIの自社開発を進めてきました。
労務相談プラットフォームHRbase: https://hrbase.jp/
私たちがAIエージェントに取り組む理由
ChatGPTなどのAIには汎用的な知識を元にした回答しか得られないというデメリットがあり、労務管理などの専門領域ではプロンプトや知識を与えなければ求める回答を得られず、活用ハードルが高いという課題を抱えています。
そのためHRbaseでは独自のアルゴリズムを生み出し、社会保険労務士や労務担当者の「知識」や「思考プロセス」をAIに学習させ、AIに思い通りの回答を出力させるための情報整理やUIの工夫を重ねてきました。
結果、2024年4月に提供を開始した労務相談AIの利用頻度は800%増となり、マーケットに対し「労務管理に特化したAI」という独自性を提供できたと認識しております。

「優秀な情報収集ツール」として市場に定着しつつあるAIは、今後はタスクを自発的に処理する「AIエージェント」へ進化する流れが生まれています。
汎用的なAIが各分野に特化したAIに進化していったのと同様に、汎用的なAIエージェントが普及する未来においても労務管理に特化したAIエージェントが求められていきます。
労務や社会保険は範囲が広く、複雑な制度設計ゆえに開発ハードルが高いことは想定できます。
しかしHRbaseには、労務領域の専門家チームとして、社会保険労務士との連携を取りながらAI開発を進めてきた実績があります。HRbaseはそれを資産とし、AIを人間の指示のもとに動く受け身なツールから「能動的に人間をアシストする存在」へアップデートすべく、労務管理に特化したAIエージェント開発に全リソースをつぎ込むことを決定いたしました。
HRbaseの開発思想
HRbaseは提供初期から一貫した「労務管理は既存のITツールでは対応しきれない」という思想観で、社会保険労務士や労務担当者の持つ専門知識と、テクノロジーを掛け合わせた開発を行ってきました。
【HRbaseにおける専門知識とテクノロジーの掛け合わせの事例】
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2020年、HRテック企業で初めて、「労務相談」という領域にIT技術を活用する挑戦を行った
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社内には社会保険労務士や労務管理経験者で組織された専門チームを置き、システム内で提供されるすべての労務情報をチェックしている
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約3年間は社会保険労務士のみにサービスを提供し、プロフェッショナルが利用する情報ツールとして一定の評価を得ながら開発を進めてきた
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ChatGPTが日本上陸した直後にAI開発に着手し、自社独自のアルゴリズムと、自社で作成し続けてきた膨大な量の労務資料を組み合わせて開発を行ってきた
上記のような蓄積資産を活用しつつ、労務管理という「働く人」のためにある業務のどの部分をAIでより高めることができるかを考え抜き、AIをタスクのサポートツールで終わらせないための開発に尽力しています。
HRbaseのAIエージェント開発の今後について
HRbaseではAIエージェントを、「複雑な問題を自律的に計画し、実行できるAI」と定義しています。
2025年7月現在、世の中にはすでにAIエージェントという名の付いた多くの挑戦的なサービスがリリースされていますが、労務管理というジャンル名を冠して提供を開始する以上、「労務管理実行者のタスクを代わりに行い、かつそのタスク自体も能動的に提案をしてくれるAI」という状態まで開発して提供することが市場に対する責任と考えています。
そのためAIエージェントの提供時期については未定となりますが、開発の進捗や今後の展望については、HRbase代表で開発者でもある三田より随時公表を重ねてまいります。
ユーザーを含む社会保険労務士、企業の労務担当者の皆さまへは、メールマガジンおよびオンラインセミナー等を通じてお知らせいたします。まだ不完全な状態でのトライアル等もご依頼させていただく可能性があります。その際はご協力を賜れれば幸いです。
【メールマガジンご登録フォーム】
企業の方:https://info.hrbase.jp/hrbase.biz.mailmagazine
社労士事務所の方:https://info.hrbase.jp/hrbase-pro-mailmagazine
開発者 三田より

これまでのAIは、限定的なタスクをサポートするものでした。しかしこれから私たちが挑む「AIエージェント」は、サポートにとどまらず「能動的であり」「自律的にタスクを処理する」仕組みを指す概念です。
AIエージェント開発は外資ベンダーも含めて競合も激しく、リスクも高いため、成功するかどうか未知数のチャレンジです。しかし私たちはこれまでに蓄積してきた多くの労務管理資料やデータ、思考プロセスなどを活用し、ユーザーとともに「理解と意思決定さえすれば労務管理が進んでいく」未来をつくってまいります。
株式会社HRbaseについて
「働くをカラフルに」をミッションに掲げ、労務管理×テクノロジーのリーディングカンパニーを目指すスタートアップです。
労務管理の負荷を軽減し、社会保険労務士や企業の労務担当者がもっと大切な仕事に向き合うことができれば、日本社会が抱えている労働の課題は減っていくと信じ、独自の視点で開発を進めています。
ミッション・ビジョン・バリューと、HRbaseブランドの特徴は以下のページを参照ください。
会社名:株式会社HRbase
代表者:代表取締役 三田弘道
本社:大阪市中央区谷町2丁目1-19 サンクチュアリーコート3A
事業概要:AIを活用した労務管理サービスの開発、および労務相談プラットフォームHRbaseの提供。
コーポレートサイト:https://hrbase.co.jp/