株式会社グルスタ
― グルスタ独自調査から見えた、今どき求職者の意思決定プロセス ―

株式会社グルスタ(本社:愛知県名古屋市中区丸の内)は、飲食業界で正社員として働くことを希望する方を対象に、応募理由に関するインタビューを実施しました(有効回答数:879件)。本リリースでは、20〜30代の若手層を中心とした応募者が、どのような理由で応募を決めたのかを、応募理由の傾向・キーワード・共感軸などから分析。採用担当者が見逃しがちな“決め手”や求人改善のヒントを紹介します。
■ 調査概要
対象期間:2025年3月上旬〜6月上旬
調査方法:電話・Webによるインタビュー調査
対象者:飲食業界で正社員就職を希望する求職者
回答数:879件(自由記述式)
①:応募理由1位は「勤務地の近さ」(構成比29.6%)
まず最も多かった応募理由は、「勤務地が近い」「通勤が便利」などの
“立地の近さ”に関するものでした。
全体の約3割(29.6%)がこの要素を挙げており、
「自転車で10分」
「車で15分程度」
「電車で一駅」
「家から徒歩圏内」
といった具体的な通勤距離を回答するケースも多く、“生活圏内にあるかどうか”が応募の第一関門になっていることが明らかになりました。特に地方都市や郊外店舗では、この傾向が顕著です。
②:「給与がいい」だけでは人は動かない?(構成比25.4%)
2位は「給与・待遇」に関する理由で、全体の約25.4%。
ただし興味深いのは、「給与がいいから応募した」だけでなく、
「福利厚生や退職金がしっかりしていた」
「週休2日・残業少なめで働きやすそう」
「給与と休暇のバランスが良かった」
など、総合的な“安心感”や“自分に合う条件”を含めて納得している層が多数存在した点です。
逆に、給与が高すぎることで「自分に務まらなさそう」「きつい仕事なのでは」と不安に感じたという声もあり、特に未経験者や20代前半層には“高年収=魅力”とは限らない事実が浮かび上がりました。
③:「やりたいことと合っていた」が背中を後押し(構成比20.7%)
「仕事内容に興味を持った」「自分の希望と合っていた」といった内容は全体の約20.7%。
たとえば、
「お肉の調理を学びたかった」
「調理もホールどちらも経験したい」
「感動的な接客ができる仕組みに惹かれた」
「昼だけ働きたかった」
といった“自分の働き方の希望”に合っているかを見ており、求人原稿で仕事内容をどこまでイメージしやすく書けるかが分岐点になります。曖昧な表現では応募を呼び込みにくいことが、裏付けられた結果です。
④:「飲食が好きだから」が立派な応募理由に(構成比18.2%)
「ラーメンが好き」「カフェで働きたい」「ずっと飲食業界に興味があった」といった業界への“好意”や“憧れ”を理由にしている人も約18.2%と多く、
「ラーメンを食べるのも作るのも好き」
「おしゃれな店で働いてみたい」
「飲食×音楽の求人が自分の趣味と合っていた」
など、共感軸で動く若年層にとって、感情が動くかどうかが応募の引き金になっています。
⑤:「挑戦したい」「成長したい」も大きな理由(構成比13.4%)
「新しいことにチャレンジしたい」「未経験でもやってみたい」という挑戦意欲を挙げる人も一定数おり、特に10代後半〜20代前半ではこの割合が高いです。
「正社員として働きたいと思った」
「自分の可能性を広げたくて」
「経験はないけど飲食に挑戦したかった」
という言葉からは、“働くことで人生を変えたい”という意欲が垣間見えます。
ユニークな応募動機も
今回のインタビューの中には、ユニークで印象的な理由も多数ありました。
採用担当者の想像を超える「選ばれ方」をご紹介します。
「富士山が見えるところで働きたい」
「ラーメンと音楽の組み合わせが最高だった」
「韓国語に触れられる職場が良かった」
「この会社の名前に運命を感じた」
「デザインと飲食が融合した唯一の求人だった」
このような声は、採用活動に“想定外の接点”がどれほど重要かを教えてくれます。
グルスタからの提言:求人原稿に必要なのは「3つのリアル」
今回の調査から見えてきたのは、「人は、自分の生活や感情にフィットする求人にしか動かない」という現実です。
だからこそ、求人原稿には“共感”を呼び起こすリアルな情報が不可欠です。
グルスタでは、採用成功の鍵を握る“3つのリアル”を、次のように提言します。
① 通勤動線のリアルを描く
「駅から徒歩〇分」「バイク通勤OK」「駐車場完備」など、“生活感のある距離感”で伝えることが応募の決め手に。特に地方では、「通えるかどうか」が最初のふるいになります。
② 仕事内容のリアルを描く
「注文はQR」「目の前で炙るライブ感」「まかないで〇〇が学べる」など、“イメージできる表現”が肝心。ふんわりした言葉では動きません。“自分がそこにいる風景”を描けるかが分かれ道です。
③ 応募者の感情のリアルを描く
「ラーメンが好き」「おしゃれな店で働きたい」「自分もこんな店を作りたいと思った」など“好き”や“憧れ”に寄り添う一言が心を動かします。
数字や制度以上に、“わたしのことだ”と感じてもらえる仕掛けが応募へとつながります。
たった1行のリアルが、応募を生む。
“どんな人が、なぜこの求人に惹かれるのか”を想像しながら、原稿に落とし込んでいく。
それが、いま飲食業界で本当に求められている採用のあり方だと、グルスタは考えます。
若手採用に強い『グルスタ』とは?
『グルスタ』は、飲食業界に特化した正社員求人サイトとして、独自の“応募保証型プラン”や、LINEでのレコメンド配信により、20~30代の若手層からの応募率は70%以上を誇ります。
今後も、求職者と飲食企業の“本質的なマッチング”を生み出す仕組みづくりに取り組み続けてまいります。
飲食×採用ならグルスタ!

飲食業界の深刻な問題として考えられるのが「人材不足」です。
私たちの生活の中心である食文化であるにも関わらず、新型コロナウイルスの影響もあり
一気に働きたい職業ではなくなりつつあることが課題となっています。
利益を出しにくいビジネスモデル、 整っていない労働条件や環境 など、
飲食業界で働きたいと思えるやりがい、待遇改善が業界全体で急務 です。
だから今、「本気で業界を変えたい。」その想いに導かれるまま、
私たちグルスタは自分たち全ての力を日本の「食」と「職」に注ぐことを決めました。
掲載店舗数3000店舗以上、求人数約8000件。
飲食業界の求人に特化したプロが採用のサポートをいたします。
求人の作成/運用だけにとどまらず、WEB広告に特化した広告戦略や
AIに頼らない専門スタッフ対応の面接設定代行での採用成功率向上支援など
徹底して飲食企業の採用成功に伴走します。
ーーーーーーーー
■株式会社グルスタ
[事業内容] 飲食業界専門求人メディア事業・人材紹介事業
[サービス名] グルスタ
[URL] https://grsta.jp/
[加盟に関するお問合せ]https://grsta.jp/inquiry-form