株式会社with t

ティーン向けエンタテインメント事業を展開する株式会社with t(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:宮城啓太)が運営する「女子高生ラボ」は、最新トレンドに敏感な女子高生で構成された女子高生ラボメンバーに向けて、現役女子高生の「スマホ依存」に関する実態調査を実施しました。今回の調査から、全体の95%が自身を「スマホ依存」と認識していることが明らかになりました。スマホは現代の高校生にとって人間関係や学校生活にも深く関わる「生活インフラ」となっており、個人の意思だけでは距離を取ることが難しい構造的な課題が浮かび上がりました。
【調査サマリー】
1. スマホなし生活「不安で無理」が約5割
2. スマホの存在が「しんどい」と感じる75%
3. スマホで「時間を無駄にした」80%が実感
4. 自分は「スマホ依存である」95%が自覚あり
1. スマホなし生活「不安で無理」が約5割
スマホのない生活について、約半数の女子高生が「不安で無理」(47%)と回答しました。スマホが生活の中心にある彼女たちにとって、それが使えない状態は単なる不便ではなく、孤立感や情報から取り残される不安に直結していることがわかります。一方で、「最初はきついけど慣れそう」(41%)や「むしろ楽しそう」(2%)といった前向きな声も一定数見られました。環境や強い意志があれば、スマホと距離を置ける可能性を想像できていることが伺えますが、やや楽観的で実際の行動に移すには高いハードルがあると考えられます。

2. スマホの存在が「しんどい」と感じる75%
スマホという存在の「しんどさ」について「よく感じる」(17%)「たまに感じる」(58%)を合わせると、全体の75%が感じていることがわかりました。単なる長時間使用による疲労ではなく、常に誰かとつながっていなければならない環境そのものが、無意識のストレス要因となっていることがわかります。特にティーン世代は、「つながっていないと不安」と「つながり続けることの疲れ」のあいだで葛藤しやすく、心理的な板挟み状態に置かれている傾向が強いと考えられます。スマホは便利なツールであると同時に、現代的ストレスの新たな形を映し出す存在にもなっているようです。

3. スマホで「時間を無駄にした」80%が実感
スマホ使用後に、時間を無駄にしたと感じたことがある割合は「よくある」(46%)「たまにある」(34%)を合わせると、全体の8割にのぼりました。動画やSNSは時間感覚を奪うよう設計されているため、気づけば長時間が経過しており、自分が「使っている」つもりが、いつの間にか「使わされている」状態へ陥りがちです。目的もなくスマホを触る習慣が無意識のうちに定着している可能性が高く、今後は利用時間を主体的にコントロールする力を養う教育が重要になると考えられます。

4. 自分は「スマホ依存である」95%が自覚あり
「完全に依存していると思う」(46%)と「どちらかというと依存していると思う」(49%)を合わせると、全体の95%がスマホ依存を自覚しているという衝撃的な結果となりました。これは単に「使用頻度が高い」というだけでなく、自分の意思では手放すことが難しい状態にあることを示しています。依存を認めながらもやめられない背景には、娯楽や情報源としての魅力だけでなく、生活・交友関係・学校生活の全てがスマホを基盤に成り立っているという構造的要因があり、個人の努力だけでの改善は難しい現状が読み取れます。

女子高生ラボ スタッフコメント
現代の女子高生にとって、スマホは情報収集や娯楽の手段にとどまらず、人間関係や自己表現の基盤そのものとなっています。今回の調査では、約5割が「スマホなしの生活は不安」と回答し、8割がスマホで「時間を無駄にした」と感じた経験があり、9割以上が自分を「スマホ依存」だと自覚している実態が明らかになりました。これは単なるスマホの長時間使用の問題ではなく、自分で「使いすぎ」だとわかっていてもやめられない葛藤を多くの女子高生が抱いており、すでに「しんどさ」や「使わされている感覚」に気づいている点に注目すべきです。スマホは娯楽の域を超え、ティーン世代の生活インフラとして深く根付いています。だからこそ、個人の意識だけでなく、使用を前提とした環境への理解と、適切な距離感を保てるような「デジタル・リテラシー」を高めるアプローチが社会全体に求められています。
【調査概要】
調査名:現役女子高生の「スマホ依存」に関する実態調査
調査期間:2025年7月11〜15日
調査手法:アンケート調査
調査実施企業:株式会社with T『女子高生ラボ』
調査対象:全国の高校1~3年の女性 100名
※引用時のお願い
本調査分析を転載ご利用いただく場合は、出典元として下記のような記載お願いいたします。
(例:「『女子高生ラボ』による調査」「『女子高生ラボ』調べ」など)
女子高生ラボについて
「女子高生ラボ」は、SNSメディアの運営、全国規模のコミュニティ運営、そして女子高生のインサイト研究を一体的に展開するシンクタンクです。本ラボでは、女子高生ミスコンのネットワークを活用し、全国各地から流行の最先端を走るメンバーが集まっております。ミスコンのグランプリや各賞の受賞者、ファイナリストのみならず、多くのエントリー者が参加しており、自らが情報発信者として世の中のトレンドを創出する意欲を持つ女子高生を中心に構成されたコミュニティです。「女子高生ラボ」のSNSの発信では、メンバーから寄せられる画像や動画を基に制作することも多く、彼女たちのリアルな声と価値観を反映したコンテンツを提供しています。
女子高生ラボ 公式Instagram:https://www.instagram.com/jk_labo_

た、これらのSNS運営やコミュニティ活動、インサイト研究を通じて蓄積した知見や実績を基盤に、若年層市場へのアプローチを希望する企業様に向けたマーケティング支援を提供しております。独自のネットワークとデータドリブンな分析を駆使し、クライアント企業の課題解決と目標達成に寄与することを目指しています。「女子高生ラボ」は、次世代を担う若年層とのつながりを通じて、新たなマーケティングの可能性を追求し続けてまいります。
■会社概要
株式会社with t
所在地:東京都渋谷区渋谷1-22-2 グラフィオ渋谷2F
代表者:代表取締役社長 宮城 啓太
事業内容:オーディション事業、マーケティング支援事業、イベント事業、プロダクションマネジメント事業
公式HP :http://with-t.co.jp/
【本件に関するお問い合わせ】
広報担当:吉富
yoshitomi@with-t.co.jp