ANベンチャーパートナーズ
本資金調達ラウンドは、RAキャピタル・マネジメント、ANベンチャーパートナーズ、UTECが主導
【2025年7月29日 米国マサチューセッツ州ボストン、大阪】 肺動脈性肺高血圧症(PAH)の革新的な治療法の開発を目指すバイオテクノロジー企業、パー・セラピューティクス(Pahr Therapeutics, Inc.)は本日、RAキャピタル・マネジメント、ANベンチャーパートナーズ、東京大学エッジキャピタルパートナーズ(UTEC)をリード投資家とするラウンドで、総額1,400万ドルのシード資金を調達したことをお知らせします。資金は、PAHに対する新規治療薬の研究開発に活用されます。
今回の資金調達を受けて、RAキャピタル・マネジメントのパートナーであるアンドリュー・レヴィン博士、ANベンチャーパートナーズのマネージング・パートナーであるホーン川嶋健氏、UTECの取締役・パートナーである宇佐美篤博士が新たに取締役に就任しました。
パー・セラピューティクスは、RAキャピタル・マネジメントのインキュベーターであるRavenで設立され、Ravenのベンチャーパートナーであるニール・バックリーがCEOを務めています。また、国立循環器病研究センター(大阪)の中岡良和博士(副所長兼血管生理学部 部長)、岡澤慎博士、浅野遼太郎博士が共同創業者として参画しています。中岡博士は、PAHの分子病態生理に関する先駆的な研究を長年主導しており、その研究成果がパー・セラピューティクスの革新的なアプローチにつながっています。
中岡博士は次のように述べています。 「RAキャピタル・マネジメント、ANベンチャーパートナーズ、そしてUTECとともに、肺動脈性肺高血圧症の患者さんが切実に必要としている新たな治療法の開発に取り組めることを大変嬉しく思います。グローバルな投資家の皆様からのご支援は、私たちにとって大きな励みとなります。2026年初頭の臨床試験開始を目指し、開発を加速してまいります」
なお、中岡博士は2024年に開催されたScience2Startup Japanのファイナリストに選出され、同イベントでメンターを務めたアンドリュー・レヴィン氏との協働を通じて、パー・セラピューティクスを設立しました。
パー・セラピューティクスについて
パー・セラピューティクスは、肺動脈性肺高血圧症(PAH)の分子病態生理に基づく新たな治療法の開発を目指し臨床試験を進めるバイオテクノロジー企業です。大阪の国立循環器病研究センターの研究者らによって設立され、RAキャピタル・マネジメントのインキュベーターであるRavenに事業化されました。パー・セラピューティクスの詳細についてはwww.pahrtx.com をご覧ください。