マーケットエンタープライズ
〜日本製農機具の需要を確信 新たな販路獲得へ〜
株式会社マーケットエンタープライズ(東京都中央区、代表取締役社長:小林 泰士、東証プライム・証券コード3135、以下「マーケットエンタープライズ」)は、2025年6月28日(土)〜7月13日(日)の期間、タンザニアの最大都市ダルエスサラームにて開催された国際見本市「サバサバ」に中古農機具事業で出展いたしました。

■ブース出展
マーケットエンタープライズは、タンザニアの農業発展と経済的自立支援を目的に、独立行政法人 国際協力機構(JICA)が2024年に公示した「中小企業・SDGsビジネス支援事業(JICA Biz)」に対し、中古農機具輸出などでの支援に関する調査を提案し、採択されました。現在は、タンザニア連合共和国(以下、「タンザニア」)での継続的な中古農機具事業の可能性を探っております。こうした中で、JICA Biz「ニーズ確認調査」の一環として、タンザニアのダルエスサラームで開催されたタンザニア最大規模の国際見本市「サバサバ」に当社の中古農機具事業が出展いたしました。
■調査について
used in Japanの中古農機具及び当社の中古農機具事業の認知度向上とビジネスマッチングを目的に、会場には、トラクターを展示した特設ブースを設けました。ブースには約4,000人の来場者が訪れました。中でも、トラクターや耕運機に関心を示す方が多く、当社が扱う中古農機具の魅力や活用方法などに熱心に耳を傾ける姿が印象的でした。会期後半には、国際連合開発計画(UNDP)タンザニア常駐代表の小松原茂樹氏が会場視察のために来場されました。また、ブース出展と並行し、タンザニア国内の企業や農家を複数訪問し、現地でのメンテナンス体制を中心に、ヒアリングを通じて現状の把握や課題の確認などを行ないました。




■今後について
本調査を通じて、タンザニア国内での新たな販路を獲得することができました。今後も継続的な輸出の実現に必要な体制構築のため、継続してニーズ調査を進め、中古農機具輸出を通じたタンザニアの労働力不足や生産性低下などの課題解消を目指してまいります。なお、将来的には、タンザニアだけでなく東アフリカなどの周辺国での事業展開も視野に入れており、中古農機具の取り扱いを通じて、日本国内はもちろん、アフリカなどの開発途上国も含めた地域での農業発展及び循環型社会形成の促進を図ってまいります。
■「サバサバ」について
「サバサバ」は、タンザニアの独立運動の中心を担ったタンダニーカ・アフリカ民族同盟の創設を祝う祝日である7月7日を中心に行なわれる国際見本市です。タンザニア最大規模と言われており、タンザニア国内外からの出展が予定されており、例年20万人ほどが来場します。スワヒリ語で「saba(サバ)」は数字の「7」を意味しており、7月7日が「sabasaba(サバサバ)の日」と呼ばれることから、この見本市は、通称「サバサバ」として、親しまれています。
■中小企業・SDGsビジネス支援事業(JICA Biz)とは
開発途上国の課題解決に貢献する日本の民間企業などのビジネスづくりを支援するとともに、政府開発援助(ODA)を通じて築いてきた開発途上国政府とのネットワークや信頼関係、ノウハウなどを活用し、価値の共創を目的として実施されています。2024年度は、提案企業のビジネス段階に応じた「ニーズ確認調査」および「ビジネス化実証事業」の募集があり、マーケットエンタープライズは、「ニーズ確認調査」に応募し、採択されました。
JICAについて:https://www.jica.go.jp/about
JICA Biz詳細:https://www.jica.go.jp/activities/schemes/priv_partner/activities/sme/
■株式会社マーケットエンタープライズ
マーケットエンタープライズは、ネット型リユース事業を中心に、メディア事業、モバイル通信事業などを展開し、「持続可能な社会を実現する最適化商社」をビジョンに掲げ、2006年の設立以来、成長を続けています。2015年6月には東証マザーズに上場。2021年2月に東証一部へ市場変更の後、2022年4月にはプライム市場へ上場しております。ネット型リユース事業では、「高く売れるドットコム」のほか、リユースプラットフォーム「おいくら」や、80か国以上への中古農機具の輸出などで事業拡大を続けており、ネット型リユース事業のサービス利用者は延べ940万人を達成しました。
マーケットエンタープライズ ウェブサイト:https://www.marketenterprise.co.jp/