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ジオ技術研究所のサーバルームに電流監視装置を提供

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東京エレクトロン デバイス長崎株式会社

~オープンソース統合監視ソフトウェア「Zabbix」との連携による、サーバルームの電流測定・監視の効率化を実現~

東京エレクトロン デバイス長崎株式会社(本社:長崎県諫早市、代表取締役社長:松嶋富浩、以下 TED長崎)が提供する多点交流電流監視ユニット「RMS-CU80」が、ゼンリングループにおける3次元地図専門の研究開

発企業である株式会社ジオ技術研究所(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長:岸川喜代成、以下 ジオ技術研究所)に採用され、2024年よりサーバルームの消費電流の測定を開始しました。電流測定にかかる時間の削減と、サーバルームのブレーカトリップによる機器障害リスクを未然に防止し、電流測定・監視の効率化に貢献しています。

URL: https://www.ngs.teldevice.co.jp/case/geogiken.html

■導入の背景

ジオ技術研究所では業務拡大にあたり、サーバやワークステーションの増設時にクランプメータで電流を計測していましたが、計測時点の実測値しか分からず、機器の突入電流や最大消費電流が正確に把握できませんでした。そのため、見込みによる電源接続によって、過去に2度ブレーカトリップが発生し、UPS(無停電電源装置)を介さない機器へダメージが生じるだけでなく、復旧作業に多くの工数を要することが課題となっていました。

こうした事態を回避するため、ジオ技術研究所は電流監視システムを検討し、80回路という多くのポートを1台の機器でサポートするTED長崎の多点交流電流監視ユニット「RMS-CU80」を採用しました。2024年8月の導入以降は、ブレーカトリップは発生することなく、安定的に稼働しています。

導入にあたり、TED長崎の支援によってジオ技術研究所が既に使用していたオープンソース統合監視ソフトウェア「Zabbix」と「RMS-CU80」を連携。これにより、約80回路のブレーカに対して消費電流や電力の記録・監視を一元化することが可能となり、サーバルームの電流監視におけるコストパフォーマンスと運用効率性が大きく向上しました。

               ジオ技術研究所における電流測定・監視システムの構成図

■提供システム

・多点交流電流監視ユニット「RMS-CU80」

80回路・実効値対応の多回路電流監視ユニット(1U)。真の実効値タイプのため、平均値タイプでは誤差が生じる歪んだ波形でも正確な電流測定が可能。クランプ型電流センサで、サーバルームやデータセンターなどの多回路分電盤を電源遮断することなくリモート監視。

・Zabbixとの連携

RMS-CU80で収集したアナログ入力値をSNMPに変換、Zabbixに連携し、統合的な監視を実現。常時サーバルームの消費電流が記録されており、連携ツールのダッシュボードを介して電流の状況を素早く把握。

・Zabbixテンプレートの提供

TED長崎がZabbixとの連携に特化したテンプレートを提供。Zabbixテンプレートを活用することで、監視システムの開発にかかる期間を大幅に抑制。

■提供システムの導入効果

・消費電流監視の運用効率化

RMS-CU80の導入により、常時サーバルームの消費電流を詳細に収集・蓄積し、ダッシュボード上で可視化。電流測定作業に人手をかけず、継続的に正確なデータを取得可能。

・ブレーカトリップによるトラブル発生リスクを回避

電流量が閾値を超えた場合には、RMS-CU80本体からアラートメールを送信する仕組みを構築し、トラブル発生リスクを回避。その結果、ブレーカトリップの発生を止めることに成功。

 

・消費電流の取得データの高度活用

サーバルームの消費電流値のログを用いて傾向を把握・分析することで、将来的な設備増設計画の策定やさらなる運用効率化を推進。

TED長崎は今後も、現場の運用ニーズに即した製品開発と柔軟なカスタマイズの提供および導入支援を通じて、サーバルームやデータセンターにおける電流測定・監視の運用効率化に貢献してまいります。

■展示会出展予定

JANOG56 Meeting in Matsue

会期:2025年7月30日(水)~8月1日(金)

会場:島根県立産業交流会館 くにびきメッセ

主催:日本ネットワークオペレーターズグループ

参加費:無料

URL:https://www.janog.gr.jp/meeting/janog56/

株式会社ジオ技術研究所について

株式会社ゼンリンのグループ企業として、2001年設立。3次元地図専門の研究開発会社として、調査から製造まで独自に研究開発した技術を用いて、日本国内の3次元デジタル地図の製造を行っています。20年以上という3次元に関する豊富な知見を活かし、最先端の技術(AI、点群など)を活用しながら様々な分野に向けたソリューションを提案しています。

URL: https://www.geogiken.co.jp/

東京エレクトロン デバイス長崎株式会社について

東京エレクトロンデバイス長崎は、スマートエネルギー関連製品、DCIM関連製品、CTI関連製品などの自社ブランド製品をもつメーカーです。そのデジタル化技術で各種電子機器の受託開発、試作、量産までワンストップで対応しています。

URL: https://www.ngs.teldevice.co.jp/

<本製品に関するお客様からのお問合せ先>

東京エレクトロン デバイス長崎株式会社 情報機器営業部  

〒150-6234 東京都渋谷区桜丘町1番1号 渋谷サクラステージ SHIBUYAタワー

 Tel:050-3509-5618、Fax:050-3606-5166

※ このニュース リリースに記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年7月29日 11時00分)

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