ダイナミックマッププラットフォーム株式会社
ダイナミックマッププラットフォーム株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO: 吉村 修一、以下「当社」)はこのたび、経済産業省の補助事業「令和7年度 国際ルール形成・市場創造型標準化推進事業費補助金」の補助対象事業者に採択されました。
当社は2024年度にも補助対象事業者として同補助事業に採択されており、2025年度は「公道から公共エリアまでシームレスに繋ぐ自動運転社会の実現に向けたダイナミックマップの国際標準化事業」(以下「本事業」)として、継続での採択となります。本事業は、当社が政府関係機関と共同で進めてきたBRIDGE、SIP、国際標準化加速支援プロジェクト※等の活動を踏まえ、高精度3次元地図データをベースとするダイナミックマップの国際標準化を目指すものです。

シームレスな自動運転社会の実現においては、公道と結節する公共エリア(空港・港湾等)や狭域エリア(大規模工場や物流施設等)における地図仕様が標準化されておらず、自動運転の導入にハードルがあることが課題となっています。本事業では、公共エリアで利用するダイナミックマップを協調領域として国際標準化することで、グローバルな実装拡大を図ります。また、本事業で得られる実装ノウハウを狭域エリアにも広く展開することで、公共エリアのみならず、狭域エリアにおいても課題解決に寄与します。
2024年度は、空港および港湾の物流分野におけるグローバルなルール形成に関わる業界団体への提言を進め、ダイナミックマップをベースとした地図仕様の標準化に向けたタスクフォースを当団体とともに立ち上げました。2025年度はこの活動を継続し、同分野における年度内の国際標準化達成に向けて活動を進めてまいります。
当社は高精度3次元データのプラットフォーマーとして政府・民間企業の双方と連携を進め、社会全体の利便性向上に向け、シームレスな自動運転社会の実現に貢献してまいります。
※
BRIDGE:“研究開発とSociety 5.0との橋渡しprograms for Bridging the gap between R&D and the IDeal society(society 5.0) and Generating Economic and social value”の略称
SIP:“戦略的イノベーション創造プログラムCross-ministerial Strategic Innovation Promotion Program”の略称
国際標準化加速支援:BRIDGEにおける標準活用加速化支援事業(高精度3次元地図データに関する国際標準化)
<ダイナミックマッププラットフォーム株式会社について>
当社は日本政府によるバックアップのもと、国内自動車メーカー10社等の出資により設立されました。日本をヘッドクオーターに、北米・欧州・中東・韓国に拠点を持ち、26ヶ国で事業を展開しています。
現実の世界をデジタル空間に複製する高精度3次元データのプラットフォーマーとして、様々な産業分野におけるイノベーションを支えています。
設立:2016年6月
本社:東京都渋谷区
代表者:吉村 修一
事業内容:自動運転・ADASをはじめ多様な産業を対象とした高精度3次元データの提供