株式会社商船三井
株式会社商船三井(社長:橋本 剛、本社:東京都港区、以下「当社」)がフィリピンで運営している商船大学「MOL Magsaysay Maritime Academy Inc.」(以下「MMMA」、註)は、2025年7月に日本国内の商船高等専門学校5校(富山高等専門学校、鳥羽商船高等専門学校、広島商船高等専門学校、大島商船高等専門学校、弓削商船高等専門学校)との国際交流プログラムにおいてさらなる発展および協力を進めていく旨の包括協定を締結しました。今後は、各校の教員、学生、学術情報の交換を通じて交流機会の向上を図り、相互の研究・教育プロセスの強化、グローバルな視野を持った未来の海技人材の育成に取り組んでいきます。

これに先立ち、MMMAは2025年3月に大島商船高等専門学校の学生4名(うち女子学生1名)および教員2名と、東京海洋大学の学生6名(うち女子学生2名)をそれぞれ1週間ほど受け入れ、国際交流プログラム(以下「本プログラム」)を実施しました。本プログラムでは、参加学生はMMMA学生と寝食を共にし、同じ講義を受け、学内のシップインキャンパスにある操舵室や機関室のシミュレータ、船舶の実機を用いた実習に参加しました。
また、両校によるCultural Showも開催され、日本とフィリピンそれぞれのダンスやポップミュージック、伝統舞踊等の披露が行われました。最後には両校生徒が入り交じって大いに盛り上がり、短期間ではありましたが、生活習慣や文化、講義スタイルなどの違いがある中、お互いがフォローしあうことで新たな絆を築くことが出来ました。


包括協定により、これまで1校のみが対象だった本プログラムが全5校参加可能となることに加え、更なる国際交流の深化・学びの多様化を図り、海運の未来を担う若者を支援していきます。
引き続き当社は、グループのサステナビリティ課題の一つである「人の活躍と地域社会の発展」にも繋がる船員育成・雇用創出に尽力し、社会インフラ事業の責任ある担い手として、「安全」なオペレーションで人々の毎日の“あたりまえ”を支え続けます。
(註) MMMAは、パートナーであるフィリピンの船員配乗会社Magsaysay Maritime Corporationと当社の共同で設立した教育機関。
(参考) MMMAの過去のリリースは以下をご参照ください。
2024年4月18日付:フィリピン商船大学「MOL Magsaysay Maritime Academy」が日本の商船学校の学生を受け入れ ~国際交流プログラムを実施し、未来を担うグローバルな人材育成に貢献~ | 商船三井
2024年12月25日付:「フィリピン商船大学「MOL Magsaysay Maritime Academy」が国土交通省の「機関承認校」に認定」
2025年2月18日付:フィリピン商船大学「MOL Magsaysay Maritime Academy」が卒業式典を開催 ~卒業生129人の新たな門出を応援、未来の海事産業を担う若者たちへ期待を込めて~ | 商船三井