株式会社マックハウス（東証スタンダード：7603）は、先般公表のとおり、先端テクノロジー領域において高い専門性と豊富な実績を有する株式会社ゼロフィールドとの協業のもと、暗号資産マイニング事業の実証・構築を進めております。国内外の電力コストの著しく低廉な地域において、再生可能エネルギー由来の電力も活用しながら、エネルギー効率に優れた専用設備の導入と運用最適化を進めることで、高収益性を持つ次世代マイニング環境の早期実現を目指しています。

 

加えて当社では、昨今の生成AI需要の爆発的な拡大を受け、これまでのマイニング環境構築ノウハウを応用する形で、次世代型GPUデータセンター事業の展開に向けた本格的な検証と構築計画を始動しております。特に、生成AIの学習・推論といった高負荷な演算処理を担うGPUインフラは、今後のあらゆる産業におけるAI実装の基盤となるものであり、当社にとって極めて重要な成長領域と捉えております。

　

協業先であるゼロフィールド社は、NVIDIA最新世代GPU（H100/H200/B200など）に最適化された専用設計の高性能GPUサーバーを販売しており、同社のコンテナ型データセンターは、GPGPU（General Purpose GPU）による並列演算を最大限に活用できる柔軟かつ高効率なアーキテクチャを特長としています。また、ゼロフィールド社は、GPUサーバーのハードウェア提供にとどまらず、AI開発支援・PoC構築・長期運用サポートといった“GPU Total Solution”を一貫提供できる、日本でも稀有なプレイヤーです。

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さらに当社は、ゼロフィールドのグループ会社が強みとする画像認識・自然言語処理・動画生成などの分野における技術は、当社のリテール領域での活用や生成AIモデルの開発において高い親和性を持ち、今後は共同でのAIプロダクト開発や実装支援にも注力していく方針です。

また、本データセンター環境を活用したAIモデル学習・推論クラスタの外部提供、AI動画生成のプラットフォーム展開、BPO型業務へのAI統合支援など、商用化を前提としたSaaS型AIソリューション事業の実現に向けて取り組んでまいります。

 

本取り組みは、生成AIと暗号資産マイニングの2つの高度演算処理のニーズを共存させることで、電源・冷却・筐体・ラック構成といった物理資源の最適化と負荷分散を図り、両事業の相互補完による「デュアル収益型データセンター」という革新的なモデルの実現を目指すものです。

当社では、GPUインフラ構築、AI開発、A I実装という循環型の事業体制を軸に、データセンター設計からプロダクト実装、ソリューション提供までを一貫して担う体制を確立してまいります。

 

今後も、パートナー各社と連携しながら、国内外の電力環境・規制動向を踏まえたデータセンターの立地最適化、再エネ導入比率の向上、空冷水冷ハイブリッド冷却システムの導入、スケーラブルなAIモデルの構築・提供といった領域で技術革新を追求し、持続可能かつ高収益な次世代インフラの構築を目指してまいります。

 

本件は、業務提携および新規事業開始に関するものでありますが、現時点において当社の業績に与える影響は軽微であり、「適時開示に関する規則」に定める開示基準には該当しないものと判断しております。重要な取り組みであるため、任意でお知らせするものです。

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出典：PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ （2025年8月1日 16時40分）