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【受賞】一般財団法人エンジニアリング協会 「エンジニアリング功労者賞・奨励特別賞」

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日鉄エンジニアリング株式会社

日鉄エンジニアリング株式会社(代表取締役社長:石倭行人、東京都品川区、以下「NSE」)、日鉄パイプライン&エンジニアリング株式会社(代表取締役社長:鈴木隆、以下「NSPE」)は、一般財団法人エンジニアリング協会より2025年度「エンジニアリング功労者賞」ならびに「エンジニアリング奨励特別賞」を受賞いたしましたのでお知らせいたします。

「エンジニアリング功労者賞」はエンジニアリング産業に関与し、その活動を通じエンジニアリング産業の発展に著しく貢献したグループまたは個人が表彰されるもので、「エンジニアリング奨励特別賞」は商業的実用化が期待される先駆的技術の開発に顕著な功績のあった案件が表彰されます。

NSEおよびNSPEは、今後もエンジニアリング産業ならびに持続可能な社会の発展に貢献してまいります。

【第45回】「エンジニアリング功労者賞」グループ表彰(エンジニアリング振興枠)

受賞者:石狩湾新港洋上風力発電所建設チーム[㈱グリーンパワーインベストメント・清水建設㈱・NSE]

概 要:

政府は洋上風力産業ビジョン(第1次)において、2030 年までに10GW、2040 年までに30~45GW の導入目標を掲げています。政府目標の達成に向けて、大型風車の採用と一般海域の水深に対応可能なジャケット式基礎の実現が課題となっていました。

石狩湾新港洋上風力発電所(8MW×14 基)の建設では(株)グリーンパワーインベストメントよりNSEと清水建設との共同企業体が洋上工事を受注し、2022 年2 月にNSEが実施した設計により日本初のジャケット式基礎を支持構造物とするウィンドファーム認証を日本海事協会から取得しました。また、ジャケット式基礎はNSEの若松工場で全14基を製作し、NSEにて現地海域での据付工事を終えました。8MW 大型風車の据付工事については、清水建設が世界最大級のSEP船※を用いて施工しました。(2024 年1 月1 日商用運転開始)

本プロジェクトにおいて、一般海域の洋上風力発電所向けのジャケット式基礎の設計法を確立したことにより、今後一般海域で建設が計画される洋上風力発電所向けの風車支持基礎構造としてジャケット式を適用するという選択肢を広げるとともに、洋上風力産業ビジョンで目標に掲げる国内調達比率60%を達成し、国内のサプライチェーンを主体とした洋上風力発電所の建設が可能であることを内外に示しました。

※SEP船:Self-Elevating Platformの略で、自己昇降式作業台船。

石狩湾新港向けジャケット式基礎の製作状況
表彰式の様子

受賞者:CO2受入・貯蔵設備プロジェクトチーム[NSPE]

概 要:

2030年のCCUS※の社会実装に向けて、液化CO2を長距離・大量輸送することを想定し、低コスト化につながる低温・低圧下での液化CO2輸送技術の確立が求められています。

NSPEは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「CCUS研究開発・実証関連事業/苫小牧におけるCCUS大規模実証試験/CO2輸送に関する実証試験/CO2船舶輸送に関する技術開発および実証試験」(NEDO事業)において「液化CO2大量貯蔵システムに関する技術開発」を日本CCS調査株式会社 (代表取締役社長:中島俊朗、本社:東京都千代田区)より受託し、液化CO2輸送実証試験船によって輸送された液化CO2を受入・貯蔵・出荷する設備(陸上)を建設しました。

低温・低圧下では液化CO2がドライアイス化(固体化)しやすいため、ドライアイス発生による配管内の閉塞などのトラブルを避ける必要がありますが、NSPEはこの技術的な課題を克服し、世界初の低温・低圧仕様の液化CO2受入・出荷基地を完成し、安定した操業を実現しました。

※Carbon dioxide Capture, Utilization and Storageの略。CO2を回収・貯留・有効利用すること。

【設備概要図】
表彰式の様子

【第17回】「エンジニアリング奨励特別賞」(実プロ化が期待される先駆的技術)

受賞者:合成燃料1BD実証研究装置建設チーム[ENEOS㈱・千代田化工建設㈱・千代田エクスワンエンジニアリング㈱・NSE]

概 要:

合成燃料1BD実証プラントは、ENEOSが国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「グリーンイノベーション基金事業/CO2等を用いた燃料製造技術開発プロジェクト」に採択された事業の一環として建設されたものです。本件は、原料から合成燃料を一貫製造できる日本初のプラントであり、ENEOS中央技術研究所(神奈川県横浜市)内に2024年6月に完工し、実証運転を実施しています。実証プラントの製造規模は、1BD(バレル/日)です。

重機・資材エリアが限られる中、設計から設備完成・運転まで、緻密な計画に基づく施工管理が求められましたが、発注者のENEOSおよび全体プロジェクトマネジメントを担当した千代田化工建設、FT反応設備ライセンサーのNSE、そのほか機器ベンダーや工事協力会社も含めてワンチームで取り組み、短期間での設備完成および安定運転を確立しました。

参考:『合成燃料1BD実証研究装置建設チーム』が2025年度エンジニアリング奨励特別賞を受賞

【合成燃料製造実証プラント全体像】
表彰式の様子

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年8月1日 11時10分)

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