株式会社BB STONEデザイン心理学研究所
自分にフィットする画像を直感的に選ぶことで、個人の「言語化されていない感情」や「直感的な嗜好」をリアルタイムに可視化

千葉大学工学部発ベンチャーで、“人のこころ”を科学でひもとく 革新的サービスを生みだしてきた株式会社BBSTONEデザイン心理学研究所(本社:千葉市中央区、代表取締役社長:日比野好恵)は、このたび、消費者の無意識の感情を読み解く感情解析ソリューションに関して新たな特許を出願いたしました(出願番号:特願2025-104096)。
画像選択により「言語化されていない感情」や「直感的な嗜好」をリアルタイムに可視化する本技術は、従来のマーケティング手法では捉えきれなかった消費者の「なんとなく」の気持ちを科学的に解明し、企業の製品開発やプロモーション戦略を支援します。この出願は、当社既存の感情可視化技術(特許第5854411号)を発展・強化し、マーケティング分野への応用可能性をさらに広げるものです。
株式会社BBSTONEデザイン心理学研究所HPはこちら : https://www.bbstonedpu.com
1,今回の特許出願について―BBSTONEの感情解析ソリューションとは
STP(short-time presentation実験)とは、BBSTONEが特許手法をもとに開発した手法で、調べたい商品、パッケージ、広告画像などを非常に短時間(1秒以下の0コンマ数秒程度)被験者へモニター画面でランダマイズ、瞬間呈示し、直感的な評価を記録させる実験手法です。呈示時間も過去のデータベースに基づき、精緻に検討されており、実験プログラム全体が専門的な治験に基づくソフトとなっています。
過去の経験バイアスや固定観念に邪魔されない直感、潜在的嗜好を抽出することで消費者の本音が見えてくるという仕組みです。
今回の特許出願では、製品評価に活用していたSTP手法を感情解析に応用することで、新たなマーケティングアプローチが可能となります。事前に画像が持つ要素を得点化し、実店舗やサイト上で、自分にフィットする画像を直感的に選んでいきます。そこで、個人の言語化されていない感情や、直感的な嗜好がリアルタイムに可視化できるという仕組みです。

2,なぜ今、「無意識の感情」に着目すべきなのか?―マーケティングの課題と新常識

『人間の行動を決めるのは、Visceral 内臓感覚 言語化されていない直感、無意識 である』
アメリカの認知科学者 カリフォルニア大学名誉教授Donald Norman氏
「数万人規模のアンケートを行っても、莫大な費用をかけて市場調査したにもかかわらず、売れない」「機能、使い勝手の良さは証明されているのに、なぜか競合他社製品に負ける」
これは消費者の感情という言葉にならない声をとりきれていなかった可能性があります。
また、感情という目に見えないものを科学的に炙り出す手段はほとんどなかったため、アンケートやグループインタビューに頼らざるを得なかったという側面があります。
「人は目にしたことのない未体験、未経験のものに対する空想力に乏しいところがあり、提示されて初めてこれが欲しかった と気づく」 スティーブ・ジョブズ
消費者は心の中で自分が求めているものを言語化できないため、アンケート結果に基づく判断だけではマーケティングの方向を見誤るケースが出てきます。
BBSTONEが無意識の感情 Visceral に着目した理由はここにあります。
Visceralは生物が生存するための情報処理能力で、非常に判断が早い。
心惹かれる商品 ひと目で欲しい と思わせるのはまさにこのレベルのなせる技です。
BBSTONEはこの無意識の感情にメスを入れることで、多様化した顧客のニーズを正確に掴み、マーケターが直面する課題解決へのお手伝いをします。
3,BBSTONEの感情解析ソリューションが実現する具体的な価値と活用事例
“今どの商品をどう届けるか”だけでなく、“どう売るか”“どんな体験を仕掛けるか” 販売戦略を組み立てる根拠となります。
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「今の気分」や「無意識の嗜好」に寄り添った商品レコメンド〜大手化粧品会社では、画像選択により、なりたい自分、今の気持ちを可視化することで、口紅のリコメンデーションツールを開発。大幅な売り上げ増に寄与しただけでなく、”まるで自分の心を見透かされているみたい””科学的な占い”と高い顧客満足度に繋がりました。
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従来の評価手法では困難だった「購入意向に影響する要因の構造分析』〜STP法(短時間呈示)を用いたあるプロジェクトでは、「商品への好印象」と「実体験意向」の2つが、購入意向に強く影響していることが明確に示されました。この結果から、「見た目の好感度を高める」だけでなく、「実際に使ってみたい」と思わせるような体験設計型プロモーション(例:シチュエーション重視のインフルエンサー起用など)が、戦略的打ち手として有効であると導き出すことができました。
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新製品開発、商品コンセプト設計 〜 何が消費者の心を動かすのか? 感情解析によって、消費者が求めている要素を抽出、それを商品に反映させることで消費者の心を掴むことに成功。大手食品会社においては、パッケージリニューアル直後に売り上げ130%を実現。
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商業施設における新たな顧客体験の創造 〜 ものを買うだけでない体験のストーリーを作っていくことで、若者のリアル店舗離れに対する新たな施策に。言語が不要なため、インバウンド対応も可能。
4,導入実績とお客様の声
【大手化粧品ブランド、国家プロジェクトなどでの実績も】
BBSTONEの感情解析は、すでに大手食品メーカー、大手化粧品会社や商業施設、国家プロジェクトなど複数の分野で採用実績があり、新たな価値を生み出す施策として注目されています。
画像診断では、言葉や国籍を問わず、言語が不要なため、インバウンド対応やグローバル展開にも適しており、オンライン/オフライン問わずさまざまな販売チャネルに導入可能です。
主要取引先 (順不同 敬称略);
(株)NTTdocomo ダイキン工業(株) 第一三共(株) 東京地下鉄(株) (株)イプサ
コニカミノルタ(株)(株)電通 昭和産業(株) (株)ベネッセコーポレーション
(株)千葉銀行 (株)埼玉りそな銀行 国立印刷局 (株)島津製作所
富士通(株) 日東電工(株) Panasonic HD(株) (株)ほぼにち 他
お客様からのお声
大手化粧品会社 マーケティング部長様 談
「心の内側を引き出し、リップの色選びに反映するという不可能を可能にし、お客様と私たちにメイクアップ選びの新しい楽しみ方を提供していただきました。 これからも最先端の技術で、生活を豊かにする楽しい驚きを作り出してください」
大手空調メーカー 主任技師様 談
「操作が苦手な高齢者向けの製品作りに悩んでいました。デザイン心理学のアプローチを応用することで、課題を解決。全ての人を幸せにする製品 私たちはこの製品をそのように呼んでいます」
https://pub.nikkan.co.jp/book/b10021703.html
日刊工業新聞社 「よくわかるデザイン心理学」 クライアント様コメント より抜粋
5,株式会社BBSTONEデザイン心理学研究所について
『技術の進歩は人の役に立っているか』
地下鉄日本橋駅のホームで、出口がわからず荷物を抱えて立ち往生する高齢者
人の波がこの高齢者を避けるように流れていく景色を目の当たりにしたことがきっかけで
千葉大学工学部初となるベンチャー 株式会社BBSTONEデザイン心理学研究所を立ち上げました。
社名はエジプトの尊厳の石 BENBEN STONEから命名。
言葉にならない感情を丁寧に掬い上げることで、誰もが快適に生活できる社会、新しい市場を切り開いていく日本の産業に寄与したいと考えています。
『今後の展開』
CPAT Career Personality Aptitude Test の開発
(言語を必要としない従業員エンゲージメント、適性検査)
今回の特許出願を機に、今後は、目に見えないストレスや充実感を可視化することで、労務管理、人材配置の新たな一手となるべく診断ツールの開発も検討しています。
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離職の予兆を早期に察知
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人材の適切な配置判断に活用
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従業員エンゲージメントの定量的な把握
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ミスマッチによる負担軽減と働きがいの向上
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画像選択のみで可能なため、言語や文化に左右されず、グローバル展開も可能に
BBSTONEは今後も、心理学、感性工学、AIを融合した独自技術を通じて、人の内面に寄り添う商品開発、マーケティングを支援してまいります。
【会社概要】
株式会社BBSTONEデザイン心理学研究所
・本社:千葉市中央区新千葉1-7-2 ペリエビル3-42
・研究所:千葉市中央区亥鼻1-8-15 千葉大亥鼻イノベーションプラザ201
・代表取締役社長:日比野好恵
・設立:2007年(千葉大学工学部発ベンチャー)
・URL:https://www.bbstonedpu.com/
6,お問い合わせ先
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社BBSTONEデザイン心理学研究所
MAIL: hibino@bbstonedpu.com