カテゴリー

BtoB展示会の来場者は何を求めている?出展価値を測るためのリアルなデータを公開【BtoB展示会動向調査レポート】

  • URLをコピーしました!

リンクストラテジー株式会社

【リンクストラテジー株式会社】展示会来場者400人を調査。約半数が「導入検討中」で来場し、商談や提案依頼につながる傾向も。装飾や対応が成果を左右する可能性も示唆。

リンクストラテジー株式会社は展示会に来場したビジネスパーソン400人を対象に、展示ブースの印象や訪問理由に関するアンケート調査を実施しました。本調査は、展示会における出展企業と来場者の意識のギャップを可視化し、今後のブース設計や集客施策に役立てることを目的としています。

目次

調査結果のサマリ

展示会来場者へのアンケートから目的や情報を知ったきっかけ、ブースに対する印象といった行動特性が明らかになりました。

  • 来場目的は、情報収集から導入検討まで多岐にわたる

  • 展示会を知ったきっかけは、企業の案内、Web広告、公式サイトなど複数の経路

  • 来場を決定づけた要因は、主催者や出展社からの直接的な案内や招待

  • 印象に残ったブースは、展示内容への興味、スタッフの対応、デザイン性が大きく影響

これらの結果から、来場者がどのように情報を得て判断し、ブースに足を運ぶのかをより具体的に把握できました。こうした行動や判断基準について、この後でさらに詳しくみていきます。


Q1:展示会に来場された目的について、最も近いものをお選びください。

来場目的の最多は「情報収集」56.25%

展示会に来場した目的として最も多かったのは、「情報収集(業界動向や製品動向の把握)」で、全体の56.25%(225件)を占めました。次いで、「導入検討中の製品・サービスを探すため」が24.25%(97件)、「複数製品の比較検討」が8.75%(35件)、「既存取引先の訪問・挨拶」が4.5%(18件)、「ノベルティや資料収集のため」が6.25%(25件)という結果でした。


Q2:来場した展示会について、どのような情報源で知りましたか?

展示会の情報源、最多は「企業からのメールやDM」

来場した展示会について、最も多かったのは「企業からのメールやDM」で、全体の50.5%(202件)でした。次いで「展示会の公式サイト(メール・SNSなど)」が47%(188件)、「Web広告(SNSや検索広告など)」が36.25%(145件)という結果となりました。

このほかにも、「SNS投稿(X、Instagramなど)」(22.5%)、「知人・同僚からの紹介」(19%)、「取引先・パートナー企業からの案内」(22.75%)など、情報源は多岐にわたっていました。

Q3:来場を決めた理由として、もっとも影響の大きかった情報源を 1つお選びください。

来場の決め手は「主催者からの告知」

展示会への来場を決めた理由として、最も影響の大きかった情報源は「主催企業や事務局からの告知」で、全体の54.75%(219件)を占めました。次いで「出展社(企業)からの告知」が37.75%(151件)「その他(第三者からのシェア)」は7.5%(30件)にとどまりました。


Q4: 会場で印象に残ったブースについて、訪問理由や印象に残った理由として最も当てはまるものをお選びください。

印象に残ったブースの理由は「商品やサービスへの興味」が最多

会場で印象に残ったブースについて、最も多く選ばれた理由は「商品やサービスに興味があった」で、全体の44.25%(177件)を占めました。次いで「スタッフの対応が丁寧だった」が23.25%(93件)、「デザインや装飾が目を引いた」が18%(72件)という結果となりました。

そのほか「説明がわかりやすかった」(6.75%)、「体験コンテンツやデモが魅力的だった」(5%)、「ノベルティなどが目当てだった」(2.75%)と続いており、来場者の関心や記憶に残るポイントには、製品そのものの魅力やスタッフ対応が大きく影響していることが分かります。

Q5:展示会での商談や名刺交換の実施状況とその後の進展についてお聞かせください。

展示会来場者の36%が「商談につながる会話」を経験、5%が正式契約へ

展示会での商談や名刺交換の実施状況に関する設問では、「商談につながる会話をした」との回答が最も多く、全体の36%(144件)を占めました。次いで「名刺交換のみ行った」が27.25%(109件)、「展示会後に具体的な提案を依頼した」が22%(88件)という結果となりました。

一方で、「展示会後に正式な契約をした」と回答したのは5%(20件)にとどまり、「とくにやりとりはなかった」は9.75%(39件)でした。

この結果から、展示会はその場での商談発生よりも、きっかけづくりや見込み顧客との関係構築の場として活用されていることが分かります。

Q6:展示会で得られた情報や価値について、当てはまるものをお選びください。

半数以上が「想定外の新たな発見や学びがあった」と回答

展示会で得られた情報や価値についての設問では、「想定外の新しい発見や学びがあった」が最も多く、51.75%(207件)にのぼりました。次いで「自社の課題に合う製品・サービスに出会えた」が42.75%(171件)、「営業担当との会話で理解が深まった」が42%(168件)と続いています。

また「比較検討が進んだ」との回答も20.5%(82件)あり、来場者の多くが製品選定や知識の深化に一定の成果を感じている様子がうかがえます。一方、「特に得るものはなかった」は6.5%(26件)にとどまり、展示会が何らかの価値提供を果たしている傾向が読み取れます。


Q7:出展ブースについて「もっとこうしてほしかった」と感じたことがあれば、当てはまるものをお選びください。

「説明の分かりやすさ」や「声がけ対応」など、ブース体験に関する多様な意見が集まる結果に

展示ブースに関する設問では、「声がけがしつこかった」(20.25%)、「説明が分かりにくかった」(18.75%)、「スタッフが話しかけてこなかった」(18.5%)など、接客や説明に関する回答が多く見られました。

「展示が見づらかった/目立っていなかった」(17.75%)、「他の来場者と混雑していて入りにくかった」(17.75%)といった会場環境に関する項目も一定の回答を集めています。

Q8:BtoB展示会のブースを訪問する際、デザインは訪問の判断にどの程度影響しますか?

ブースデザインは訪問判断に影響を与える要素として重視されている

展示会ブースの訪問判断における「デザインの影響度」についての設問では、「ある程度影響する」と回答した割合が56.25%(225人)で最も多くなりました。次いで「非常に影響する」が24.25%(97人)となっており、合計すると全体の8割以上(80.5%)の来場者が何らかの形でデザインを意識していることがわかります。

一方で「あまり影響しない」と回答したのは14.75%(59人)、「まったく影響しない」は4.75%(19人)にとどまっており、全体としてブースデザインが来場者の判断に一定の影響を及ぼしている傾向が見受けられます。

デジタル経由で展示会を知った場合、来場を決めるうえで最も影響した情報源は?

来場のきっかけと、最終的な判断材料の関係性を分析

来場者が「どのチャネルで展示会を知ったのか」と「実際に来場を決める際に最も影響を受けた情報源」との関係性を明らかにするための分析を行いました。

その結果、どの経路で展示会を知ったとしても、最終的に来場を後押ししたのは『主催企業や事務局からの案内』である傾向が強いことがわかりました。

特に、「企業からのメールやDM」や「展示会の公式サイト(メール・SNSなど)」といったデジタル経由で展示会を知った人の6割以上が、来場決定の最大要因として「主催者からの告知」を選んでいます。

Web広告やSNS投稿経由でも同様の傾向が見られ、たとえ情報の出どころが出展企業側であっても、最終的な来場の後押しには主催者の案内や情報が効いていることが分かります。

一方「取引先・パートナー企業からの案内」で展示会を知った場合は、他と比較して「出展社(企業)からの告知」が影響源となる割合が高く、商流や既存関係性による動機も一定数存在しています。

このことから、展示会の集客においては、「認知の入口」と「来場の決め手」となる媒体が異なる可能性がある点に注意が必要です。

下記の記事では、こうした調査結果を詳しくご紹介しています。

また、本調査の結果を基に作成した「展示会の出展戦略」や「調査レポート(PDF)」も、情報登録不要で無料ダウンロードいただけますのでぜひご活用ください。

【調査レポート】BtoB展示会の来場者は何を求めている?展示会の動向調査とデータからみる出展戦略

https://linkstrategy.jp/columns/columns-11267/

株式会社リンクストラテジーについて

会社概要

会社名 :リンクストラテジー株式会社

事業内容: 内装デザイン・設計・施工 / イベントや展示会デザイン・設計・施工 / 特殊什器デザイン・設計・施工、WEBサイトデザイン制作 / ITシステム導入支援

代表者 : 代表取締役 佐藤 圭介

所在地 : 東京都台東区台東1丁目12−10ロータリーパレス秋葉原2階

設立  : 2021年(令和3年)4月

URL   : https://linkstrategy.jp/


サービス

展示会の成果を見える化「展数ナビ」

展数ナビは、ヒアリングシートにご記入いただくだけで、出展の成果を事前に予測し、準備・振り返りまでを支援するサービスです。費用対効果やKPIの設定、準備タスクの管理、改善レポートの作成まで、展示会業務をトータルにサポートします。出展効果の「見える化」と業務負担の軽減を、同時に実現します。

展数ナビサービスサイト

https://tensu-navi.linkstrategy.jp/

リンクストラテジー株式会社

https://linkstrategy.jp/

出典:PR TIMES

本プレスリリースの内容や詳細についてのお問合せは以下までご連絡ください。

企業プレスリリース詳細へ (2025年8月5日 10時00分)

大手通販サイトのあらゆる商品の価格を比較、最安値を検索!

まずはお好きなキーワードや商品名を入力して探してみましょう
×
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次