日本財団スポGOMI連盟
2025年7月28日(月)袋町公園にて開催
一般財団法人日本財団スポGOMI連盟は、3人1組のチームを結成した15~18歳の高校生たち全24チームが、制限時間60分の中で規定エリア内のごみを拾い、その質と量をポイントで競う『スポGOMI甲子園2025 広島県大会』を7月28日(月)に開催いたしました。
世界的に深刻化する海洋ごみの約8割は、陸(街)から流出しているとされています。生活者一人ひとりが意識を持ち、行動に移すことが解決への大きな一歩となります。スポGOMI甲子園は、私たちの生活と海洋ごみ問題のつながりに気づくきっかけとなることを目指して開催し、未来を担う高校生たちが「高校生ごみ拾い日本一!」を決める大会として、予選を勝ち進んだチームが後日全国大会へ出場します。

イベント概要
・日程 :2025年7月28日(月)9時30分~12時00分
・開催場所 :袋町公園
・参加人数 :1チーム3名×22チーム=66人/1チーム2名×2チーム=4人
※当日急遽キャンセルする参加者がいたため、2名でも参加
・主催 :一般財団法人日本財団スポGOMI連盟
・運営 :一般社団法人瀬戸内プロジェクトin広島
・共催 :日本財団
優勝は広島大学付属高校の「拾王無塵」!拾ったごみの総量は圧巻の12.09kg!
全24チームが参加した「スポGOMI甲子園広島県大会」。結果、広島大学付属高校の「拾王無塵」チームは、ごみ総量12.09kg/1062.0ポイントを獲得し、準優勝チームに345.5ポイント差、ごみの重量差は「7.98kg」と大差をつけて優勝。
昨年から連続出場の「ジャンクパンダーズ」チームが有利かと思われましたが、3年連続出場となる「拾王無塵」チームは、事前に先輩からのアドバイスをヒアリングし、「質より量」で攻める作戦で序盤から大型のごみを中心に拾い、見事な作戦勝ち。3年連続で出場したことで得た土地の情報やルールブックの読み込みが功を奏した形となり、高校卒業前にして悲願の優勝を果たしました。12月に東京で行われる全国大会でも好成績が期待されます。
また、オリジナルアイテム賞は「Yah!You Are CLEAN Hero!」が受賞。使い古しのワイシャツをリュックになるような縫い付けにし、それにごみを入れる仕組み。元家庭部のメンバーが2日間かけて作成しました。見た目は広島名産の瀬戸内レモンをモチーフにしたレモンのキャラクター。縫い付ける部分が3か所で誰でも作れるという点も評価ポイントとなりました。


広島県大会で集められたごみの総量は44.25kg
スポGOMI甲子園の会場となった袋町公園周辺のエリアは、市内中心部のため多くの学生が普段から遊びに来るエリアであると同時に、広島駅や原爆ドームなど、広島県民だけでなく観光客も多くみられて活気のあるエリア。そのごみの現状を見た参加者の1人は「普段からよく知る街でこんなにごみが拾えるとは思わなかった。県外や国外の方が来た時に自慢できるくらい綺麗になると嬉しい」「街のごみが海に流れるという実感がなかった。イベントに参加することで知れて良かった」とコメントしました。スポGOMI甲子園は、海洋ごみ問題全体から見たら小さな存在かもしれませんが、この参加者のようにスポGOMI甲子園への参加を通じて、海洋ごみ問題に思いを馳せる人を1人でも増やすことで、海洋ごみ問題の解決に対して貢献していきたいと強く思いました。


優勝チームコメント
過去参加している同じ高校の先輩のアドバイスを聞いてセオリー通り実施したのがよかったです。駐車場と建物のすきまにごみが多くてそこを狙って拾いました。広島県を代表して、塵をひとつも無くすぐらい多くのごみを拾って優勝します。
<団体概要>
一般財団法人日本財団スポGOMI連盟
ごみ拾いをスポーツと捉え、競い合い汗を流しながらごみを拾うことで、健康な体づくりと子どもから大人までごみを捨てないリサイクル習慣を意識をさせ、きれいで暮らしやすいづくりに貢献し、スポ―ツと環境の融合を実現させ、スポーツの新たな魅力を提案することで、日本スポーツ界の発展に寄与することを目的としております。
一般社団法人瀬戸内プロジェクトin広島
身近で我々の生活と密接に関係し、独自の歴史と文化をはぐくんできた「瀬戸内海」をフィールドに、未来へ美しい瀬戸内海を引き継ぐための活動を行っています。

■日本財団について
痛みも、希望も、未来も、共に。
日本財団は1962年、日本最大規模の財団として創立以来、
人種・国境を超えて、子ども・障害者・災害・海洋・人道支援など、
幅広い分野のかつ度をボートレースの売上金からの交付金を財源として推進しています。
https://www.nippon-foundation.or.jp/
※「スポGOMI甲子園」は、日本財団の助成事業です。
