学校法人武蔵野大学
武蔵野大学(法人:東京都江東区、学長:小西 聖子)は令和7年8月上旬から9月中旬にかけてフィールド・スタディーズ(FS)を行います。
本学のフィールド・スタディーズには「フィールド・スタディーズ」(基礎FS)と「フィールド・スタディーズ発展」(発展FS)があり、基礎FSは、武蔵野大学1年生を対象とした必修科目です。夏休み期間中に大学の外に飛び出し、地方や世界が直面する課題に気づき、解決していくための想像力、実践力を養う武蔵野大学独自の学外学修プログラムとなっています。薬学科を除く12学部20学科の1年生が参加し、学外の様々な地域・社会・世界との深い交流を通じて、新しい価値観を育み、視野を広げます。

今年度は海外、国内合わせて75の基礎FSプログラムを展開しています。2,800名超の学生を対象に必修科目として学外学修プログラムを開講している例は全国的にも稀であり、武蔵野大学の学びの大きな特徴となっています。
プログラムには様々なタイプがあり、海外の歴史・文化・社会等に触れる「海外渡航型FS」や、高齢者や就学児童、障害者の支援活動に参加する「インターンシップ型FS」、日本各地の自治体等と協働し地域活性化や観光振興策などの課題と向き合う「地域課題解決型FS」、自分自身が設計したオリジナル家具の製作や陶芸作品の創作を通じて伝統文化や技術を学ぶ「体験型FS」など、多岐にわたっています。 さらに学びを深める選択科目の発展FSも29のプログラムを用意しています。



【令和7年度のプログラム一覧】
■令和7年度基礎FSプログラム一覧:https://x.gd/XiBJ4
■令和7年度発展FSプログラム一覧: https://x.gd/HadEP
【令和7年度の主な基礎FS新規プログラム】

プログラム名 |
実習地 |
プログラム紹介 |
ブッダロード慈悲の道 |
インド |
人間のしあわせについて説き明かした釈尊(ブッダ)の足跡をたどり、現代もそこに集う世界中の仏教徒の姿にふれ、生きている人々のための、生きた教えとしての仏教の姿を知り、世界のしあわせについて考えます。 |
秋田県にかほ市地域課題解決FS |
秋田県 にかほ市 |
秋田県にかほ市横岡集落の地域の特色を生かしたクラフトコーラ作りを行います。ただクラフトコーラを作るのではなく、実際に地域の暮らしや雰囲気を体感し、クラフトコーラのコンセプトまで考え、発表します。コンセプトの考え方、地方で活動する楽しさを体感します。 |
身近にある海外を体験しよう! |
東京都 江東区 |
江東区大島に住む外国にルーツのある住民や団体の活動メンバーと交流し、地域にある多様な文化や考え方に触れます。住民が安心して暮らせる多文化共生の地域づくりに向けて、一人一人の関わり方を共に考える機会となります。 |
江東区英語観光ガイドチャレンジ |
東京都 江東区 |
英語で観光ガイドにチャレンジするプログラムです。有明キャンパスのある江東区には多くの観光地があり、たくさんの観光客がやってきています。江東区英語ボランティアガイド協会のみなさんと一緒に、実際に観光地に行って、ガイド体験をします。 |
深川らしい「まちづくり」を学ぶ江戸伝統の深川まつりでカツギテの魅力を体感しよう! |
東京都 江東区 |
江東区深川(門前仲町・清澄白河・森下)地域の街歩きをしながら、地域の歴史・文化・人・ビジネスなどについて学びます。深川は江戸町人の街としてはもちろん、近年ではカフェがたくさんでき若い人が集まってきています。この街の魅力に迫ります。 |
「ともに生き、ともに学ぶ」東京都日野市における社会教育事業について学ぶ |
東京都 日野市 |
東京都日野市立中央公民館では、障害のある人もない人も「ともに生き、ともに学ぶ」を合言葉に、障害者青年・成人学級が実施されて2025年で50年を迎えます。公民館を活動のフィールドとして、市民が運営主体となって進められている社会教育事業、障害者と共に生きる地域のあり方について学びます。 |
軽井沢で学びに向き合う |
長野県 軽井沢町 |
軽井沢風越学園をフィールドにして、幸せな子ども時代の学びとはなにか?を考えるプログラムです。子どもの気持ちになって学ぶ経験や子どもたちとの交流を通して、軽井沢風越学園が大切にしている『じっくり ゆったり たっぷり まざって 遊ぶ 学ぶ「 」になる』を体感し、自分とは何か、学ぶとは何かを問い続けます。 |
長野県富士見町「縄文から現代まで―富士見町の持続可能な地域活性を考える―」 |
長野県 富士見町 |
こども&若者支援と観光の観点から富士見町のSDGsに資する取組を体感します。中高生の居場所「ユースセンターまるいち」にて地元中高生との交流の場づくりを実践します。また井戸尻縄文館など富士見町の観光拠点を訪問し地域における自然環境問題や森林保全・管理の課題や持続可能な観光の在り方を学びます。 |
静岡県御殿場市の産業を学ぶ |
静岡県 御殿場市 |
国立中央青少年交流の家に宿泊し、御殿場市の産業を学びます。今回のテーマは「お茶」。静岡県の名産である茶業の学びを通じた、地域産業や地域課題などを学びます。課題設定や課題解決について、実地調査やインタビューなどを行い課題解決に関するまとめを行います。 |
蒲郡 日本社会を知る(地域活性化) |
愛知県 蒲郡市 |
現在の蒲郡は、人口減少にも直面しながら新たな地域社会の価値創造に取り組もうとしているところです。本プログラムでは、蒲郡のアーティストや農家、企業が、未来に向け創造しようとしている地域の価値について、現地施設の見学や関係者との対話を通じて考えていきます。 |
福岡県大川市「藩境のまち」未来共創の地域づくりプロジェクト |
福岡県 大川市 |
福岡県大川市観光の重要な観光資産であり、歴史的な街並みが魅力的な「小保・榎津 藩境のまち」を対象として、まちについて学び、まちの未来を共に考え、地域づくりに取り組むプログラムです。まちづくりや空き家活用、観光や人々の集まるきっかけを考えたり、街の未来を描き発表します。 |
※取材をご希望の方は広報課までご連絡ください。
【武蔵野大学について】

1924年に仏教精神を根幹とした人格教育を理想に掲げ、武蔵野女子学院を設立。武蔵野女子大学を前身とし、2003年に武蔵野大学に名称変更。2004年の男女共学化以降、大学改革を推進し13学部21学科、13大学院研究科、通信教育部など学生数13,000人超の総合大学に発展。2019年に国内私立大学初のデータサイエンス学部を開設。2021年に国内初のアントレプレナーシップ学部を開設し、「AI活用」「SDGs」を必修科目とした全学共通基礎課程「武蔵野INITIAL」をスタートさせる。2023年には国内初のサステナビリティ学科を開設。2024年には創立100周年を迎え、世界初のウェルビーイング学部を開設した。2050年の未来に向けてクリエイティブな人材を育成するため、大学改革を進めている。
【関連リンク】
■フィールド・スタディーズについて:https://www.musashino-u.ac.jp/basic/initial/fs/
■フィールド・スタディーズパンフレット:https://saas.actibookone.com/content/detail?param=eyJjb250ZW50TnVtIjo1Nzg4NTF9&detailFlg=1&pNo=1
■フィールド・スタディーズ紹介動画:https://youtu.be/hev9efOazZo