Sansan株式会社
~年間22万件以上の証憑を一元管理し、ガバナンスも強化〜

働き方を変えるDXサービスを提供するSansan株式会社は、株式会社ユアテック(以下、ユアテック)における、クラウド請求書受領サービス「Bill One請求書受領」(以下、Bill One)の活用事例と成果を発表します。
ユアテックは、東北電力グループの総合設備エンジニアリング企業として、オフィスビルや工場、病院などの施設における電気設備、空調・給排水の新設とリニューアル工事、電力会社の送配電、配電設備の建設・保守、さらに情報ネットワーク関連工事や再生可能エネルギー関連工事など多岐にわたる事業を担っています。経営基盤を更に強化するため、DX推進委員会を社内で立ち上げ、ペーパーレス化などの業務効率化に取り組んでいます。設備工事ではさまざまな業者との取引があり、同社では請求書や領収書など年間22万件以上の証憑を受領していますが、その大半が紙となっていました。2023年にBill Oneを国内約80拠点で導入し、請求書の高精度なデータ化と、自社の会計システムにひも付ける請求書のデータ管理基盤として活用することにより、年間約4万時間の業務削減を実現しました。
■Bill One導入の背景
ユアテックは、さまざまな設備工事事業を展開しており、年間10万件以上の請求書、年間12万件以上の領収書など計22万件以上の証憑を受領・管理しています。従来、その大半が紙だったため、営業所の担当者は請求書を受け取った後、振り分けや伝票の出力・押印、保管業務などのアナログで非効率な作業が負担になっていました。
また、請求書や領収書などの証憑は、各地域の営業所それぞれで、紙で保管していたため、本社で監査対応などを行う際に、必要な書類や情報をすぐに参照できない管理状況となっていました。
これらの課題を解決し、業務効率化と管理体制の強化を実現するべく、Bill Oneを導入しました。
■導入後の運用と成果
・請求書業務フローのペーパーレス化により年間約4万時間の業務を削減
Bill Oneでは、取引先から届く紙の請求書を代理受領し99.9%の精度(※1)でデータ化するとともに、クラウド上へアップロードします。アップロードされた請求書は、オンライン上で確認・承認作業ができるほか、インボイス制度や電子帳簿保存法といった法制度にも自動で対応することが可能です。ユアテックはBill Oneを紙の請求書の高精度なデータ化と、自社の会計システムにひも付ける請求書のデータ管理基盤として活用することにより、年間10万件以上にのぼる請求書処理をペーパーレス化し、年間約4万時間の工数を削減しました。

・年間22万件以上の証憑を一元管理しガバナンスを強化
Bill Oneでは、請求書のみならず領収書などの紙の証憑もオンラインにアップロードして保管できます。ユアテックは、請求書と合わせて年間22万件以上の証憑をBill One上で一元管理することで、必要な証憑をすぐに検索できるようになり、監査などへの対応がスムーズになりました。また、請求書の処理においては、営業所担当者の受領・処理状況をBill One上で経理担当者も把握することができます。そのため、営業所の担当者が未処理の請求書を抱えている場合には、Bill Oneから自動で送付される通知メールに加え、経理担当者も請求書の処理を促すことで、会計計上・支払遅延のリスクを低減しました。

■株式会社ユアテック 経理部 佐藤 桃子様からのコメント
当社では、創業100周年に向けた経営基盤強化の重要な施策の一つとして、DXを全社的に推進しています。目下、2024年4月から建設業に対して残業規制が適用されたこともあり、それも踏まえ、現場では工数管理のためのスマホアプリの導入やチャットツールの導入を進めています。その一環で、経理部でもBill Oneの導入を推進することで、全社的なペーパーレス化と業務効率化を目指しました。
請求書業務のフローをオンラインへ移行するにあたっては、郵送など取引先の負担を減らすことも重視しており、全関係取引先に対し案内を行いました。ご案内の件数が多く、対応には時間を要しましたが、Bill One担当者のサポートもあり、結果的には多くの取引先に賛同をいただくことができました。実際に、「郵送料の負担が減った」「請求書送付の時間に余裕ができた」など前向きなお声をたくさんいただいています。
今後もDXの更なる推進とワークフローの改善に努めることで、生産性の向上を実現していきたいと考えています。
■株式会社ユアテックについて
法人名:株式会社ユアテック
代表者:取締役社長 社長執行役員 小林 郁見
創立:1944年10月
事業内容:設備工事業
従業員数:3,811人(2025年3月31日現在)
※1:Sansan株式会社が規定する条件を満たした場合のデータ化精度
(以上)
■請求書受領から、月次決算を加速する「Bill One請求書受領」
Bill One請求書受領は、Sansan株式会社が提供するクラウド請求書受領サービスです。郵送やメールといったさまざまな方法・形式で届く請求書をオンラインで受け取り、高い精度でデータ化して、クラウド上で請求書の一元管理を実現します。経理部門だけでなく、企業全体の請求書業務を効率化することで、企業の月次決算を加速します。
■Sansan株式会社 会社概要
「出会いからイノベーションを生み出す」をミッションとして掲げ、働き方を変えるDXサービスを提供しています。主なサービスとして、営業DXサービス「Sansan」や名刺アプリ「Eight」、経理DXサービス「Bill One」、AI契約データベース「Contract One」を国内外で提供しています。
設立:2007年6月11日
URL:https://jp.corp-sansan.com/
所在地:〒150-6228 東京都渋谷区桜丘町1-1 渋谷サクラステージ 28F
資本金:72億3百万円(2025年5月31日時点)
事業内容:働き方を変えるDXサービスの企画・開発・販売
Sansan https://jp.sansan.com/
Eight https://8card.net/
Bill One https://bill-one.com/
Contract One https://contract-one.com/