株式会社The Chain Museum
Tokyo Gendai 2025年の開催に合わせ、小山登美夫ギャラリー / タカ・イシイギャラリー / KOSAKU KANECHIKA による特別企画展「 Tokyo Gendai 58分」を開催

株式会社The Chain Museum(本社:東京都渋谷区、代表取締役:遠山正道、以下「The Chain Museum」)は、京橋にあるアートギャラリーとベーカリー&カフェが併設する「Gallery & Bakery Tokyo 8分」にて、2025年9月12日(金)〜9月14日(日)に行われる Tokyo Gendai の会期に合わせ、小山登美夫ギャラリー / タカ・イシイギャラリー / KOSAKU KANECHIKA による特別企画展「 Tokyo Gendai 58分」を2025年9月13日(土)〜9月16日(火)の日程にて開催致します。
※本展の出展作品はArtSticker限定で2025年9月13日(土)8:00よりすべて通常販売にて先着順に販売いたします
※プライスリストをご希望の方はリストが完成次第、先行してリストを送付いたしますのでこちらのお問合せフォームよりご連絡お願いいたします。
※出展作品はプレセールスの状況により、会期開始前に販売が終了することがありますのでご了承ください。
展覧会概要
このたびGallery & Bakery Tokyo 8分では、国際的な現代アートフェア Tokyo Gendai 2025年の開催にあわせ、特別企画展「 Tokyo Gendai 58分」を開催いたします。
2023年7月に初開催され、今やアジアを代表するアートフェアの一つとして注目を集める Tokyo Gendai は、国内外の主要ギャラリーが一堂に会し、世界のアートマーケットと文化的対話の架け橋となるプラットフォームです。
本展は、2025年の Tokyo Gendai に参加するだけでなく、TODA BUILDING内ギャラリーコンプレックスに拠点を構える3つのギャラリー、小山登美夫ギャラリー、タカ・イシイギャラリー、そしてKOSAKU KANECHIKAによる初の合同グループ展となります。各ギャラリーが選出した作家による作品を発表いたします。
2025年の Tokyo Gendai の開催地・パシフィコ横浜から、東京・京橋のGallery & Bakery Tokyo 8分までは、ちょうど58分。会期中は、国際的なアートコミュニティが集うこの機会に、ぜひ当館にも足をお運びいただき、もう一つの Tokyo Gendai をご高覧ください。
参加ギャラリーと出展作家について

小山登美夫ギャラリー
1996年江東区佐賀町に開廊。現在六本木、京橋、天王洲、前橋を拠点としている。開廊当初から海外アートフェアへ積極的に参加し、日本の同世代アーティストを国内外に発信。日本における現代アートの基盤となる潮流を創出する。現在は菅木志雄、杉戸洋、蜷川実花、リチャード・タトルなどのアーティストに加え、陶芸アーティストも紹介。
国境やジャンルにとらわれず巨匠から新たな才能まで幅広い作品を紹介し、独自の視点で現代アートマーケットの更なる
充実と拡大を目指している。
出展作家:和田咲良


和田咲良は1999年神奈川県生まれ、昨年2024年東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻領域を卒業し、同年「ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI2024」藪前知子賞、小山登美夫賞を受賞。今までに4度個展を開催しています。
絵画を基軸とし、生活に馴染みのある布や刺繍などを用いながら、インスタレーション、映像、パフォーマンスなどジャンルに縛られない多様な表現方法で展開してきました。和田は他者との関係の均衡性、パワーバランスへの深い興味から「絵画を壁にかけて一方的になりがちな鑑賞を避ける」ために、絵画自体に足をつけて自立させたり、壁のように巨大であったり、表にも裏にも描かれたりと、見る人と作品が相互に関係しあい、作品自体がなにかの気づきのヒントになるような能動的で多面的な鑑賞を促する独創性を生み出しています。

タカ・イシイギャラリー
1994年の開廊以降、基本的な重点を写真(グラフィック)に置きながら国内外の作家の展覧会企画や書籍の出版を行っています。六本木に位置する主要スペースのほか、タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー / フィルムでは日本の戦前戦後の写真・映像作品を扱い、2023年には京都と前橋、2024年には京橋にギャラリースペースを展開しています。
出展作家:大上巧真


大上巧真は2000年大阪府生まれ、茨城県を拠点に活動。2023年に京都芸術大学美術工芸学科油画コース卒業、2025年京都芸術大学大学院修士課程芸術専攻油画領域修了。主なグループ展に、「マーク・メイキング」タカ・イシイギャラリー 前橋(群馬、2025年)、「常行三昧 Jogyo Zanmai」A-LAB(兵庫、2024年)、「ウサギ・ハチドリ・ホムンクルス〜新しい地平の作り方〜」MEDIA SHOP(京都、2023年)など。
自身の身体と外界との境界をめぐる感覚を起点に、筆を使わず素手で油絵具を塗る絵画制作を以前行なっていた大上ですが、そこから発展する形で近作ではコラージュを取り入れた抽象絵画と、パフォーマンス的な要素を含めた立体制作の二つでそれぞれの可能性を探求しています。大上は自身のペインティング作品を「威嚇」という言葉で表現しています。キャンバス上では赤や黄の鮮やかな色彩が共存し、衝突して混じり合うとともに、画面を縦横に貫く線はエネルギーに満ちています。そこに円形に切り取られた石の写真が貼り付けられ、異質な存在として絵画空間に点在しています。観る者に強烈な印象を与えるこうした諸要素は、捕食者から身を守るために生物が作り出す警告色を連想させ、視覚表現が与える精神的な作用、またそれに対する根源的な反応へと私たちの意識を立ち返らせます。色相の異なる複数の絵画が展開されると作品の力強さがより際立ち、その効果は三次元的な体験へと広がっていきます。

KOSAKU KANECHIKA
KOSAKU KANECHIKA は、2017 年3 ⽉に天王洲のTERRADA Art Complex にオープンした⽇本国内の現代アートを再定義する新世代に属するギャラリーです。取り扱い作家は⻘⽊豊、沖潤⼦、桑⽥卓郎、佐藤允、鈴⽊親、舘⿐則孝、朝⻑弘⼈、⼗三代 三輪休雪などで、海外のアートシーンでも⾼く評価されています。また、Dan McCarthy やRuby Neri など注⽬すべき海外作家の展覧会も開催し、既存の枠にとらわれない新しい表現に取り組む作家を紹介しています。
出展作家:朝長弘人


朝長弘人は1997年佐賀県⽣まれ。2020年に武蔵野美術⼤学造形学部油絵学科油絵専攻卒業、2022年に武蔵野美術⼤学⼤学院造形研究科美術専攻油絵コース修了。現在は東京を拠点に制作しています。主な個展に「乱反射」(武蔵野美術⼤学、2023)、「つり合い」(gallery 美の舎、2022)、「明滅する地点」(GALLERY WATER、2021)、主なグループ展に「FACE2022」(SOMPO美術館、2022)、「CHANGTING GALLERY PRIZE 2022」(⻑亭gallery、2022)があります。2022年にはFACE2022⼊選、アートアワードトーキョー丸の内審査員賞を受賞しました。
朝⻑弘⼈は、眼前のものがふと違って⾒える瞬間を捉え、それを絵画に起こそうとしています。前景と背景を交互に⾏き来したり、あるものを別のものとして解釈する際の視覚内の細かな移り変わり。これらは絵の具を重ね、拭い、跡を残していくという動作の繰り返しにも反映されています。作家の眼の中で起こる変化は、このように徐々に絵画における絵具の質へと変換され、画⾯に固定されます。⾃⾝に近しい対象を扱う朝⻑にとって、こうした運動は物理的、感情的な距離感を考察する場でもあります。描かれた絵画は固定されつつも再び動く予感を含んでおり、それは眼前の世界に対し作家⾃⾝が抱く寄る辺なさのあらわれでもあります。
Tokyo Gendai について

Tokyo Gendai は、国内外のアート関係者が一堂に会する世界水準の国際アートフェアです 。世界各国から集結した、国際的に評価されている現代アートギャラリーによる作品の展示と販売をするイベントです。
選りすぐりの作品の展示に加え、トークプログラムやイベントなど充実したラインナップを通じて、カルチャーやインスピレーションの交流が広がるプラットフォームの確立を目指しています。
フェアを通して、長く実績のある日本のギャラリーシーンや、さまざまな美術館や財団との連携などにより、東京でしか味わえない豊かなアート体験も提供します。
Tokyo Gendai の第3回は、2025年9月12日 – 14日(VIPプレビューとヴェルニサージュは9月11日)、パシフィコ横浜にて開催されます。
2025年に導入される新たなプログラムは、創造性をさらに推進し、文化間の交流を促進することを目的としています。その中には、新進アーティストを支援するアーティストアワード、工芸的な技法や素材を作品に取り入れている日本人女性アーティストを紹介する特別展示が含まれます。国際的なアートコミュニティが日本の大いなる創造の世界を探求するための窓口としての役割を果たします。
Information
Tokyo Gendai 2025 × Tokyo8分 特別企画展「 Tokyo Gendai 58分」
会期
2025年9月13日(土)〜9月16日(火)
※レセプションは完全招待制となっております。
会場
Gallery & Bakery Tokyo8分
住所
〒104-0031東京都中央区京橋1-7-1 TODA BUILDING 1F
営業時間
8:00〜19:00
休み
会期中無休
観覧料
無料
アクセス
パシフィコ横浜より車で58分
東京メトロ銀座線「京橋駅」6番出口 徒歩3分
東京メトロ銀座線「日本橋駅」B1出口 徒歩5分
JR各線「東京駅」八重洲中央口 徒歩8分
協力
Tokyo Gendai
小山登美夫ギャラリー
タカ・イシイギャラリー
KOSAKU KANECHIKA
TODA BUILDING
展覧会ページURL
https://artsticker.app/events/81974
Gallery & Bakery Tokyo 8分


「Gallery & Bakery Tokyo 8分」は、ArtStickerを運営する株式会社The Chain Museumと、THE CITY BAKERY を運営する株式会社フォンスがプロデュースする、アートギャラリーとベーカリー&カフェが併設するスペースです。
芸術や文化にも注力した都市開発が進む東京の中心地にて街に開かれたアートスペースを目指します。
場所は、戸田建設株式会社が「ART POWER KYOBASHI」をコンセプトに様々なアートプログラムを展開する、2024年11月2日に開業した TODA BUILDINGの1階です。空間の設計は建築家・元木大輔が率いる株式会社 DDAAが担当しました。
アートのために設計されたミュージアムを思わせる贅沢な空間にて、これからが楽しみなアーティストにスポットライトを当てます。また、アートを鑑賞した後の余韻に浸ったり、感想を語り合うことができるベーカリー&カフェもアートスペースの中に設置をいたしました。アート作品を鑑賞するだけでなく、誰かと語り合いたくなる空間として、食事を楽しみながら体験できる特別なスペースです。
Gallery & Bakery Tokyo 8分 公式インスタグラム(@tokyo8min)
今後の展覧会
三輪 瑛士 個展:2025年9月20日(土)〜10月14日(火)
仲 衿香 個展:2025年10月18日(土)〜11月18日(火)
島田萌 個展:2025年11月22日(土)〜12月21日(日)
ArtStickerについて

株式会社The Chain Museumが運営する、アートに出会う機会と、対話を楽しむ場所を提供し、アート鑑賞の「一連の体験をつなぐ」プラットフォーム。著名アーティストから注目の若手アーティストの作品まで、幅広く収録。作品のジャンルも、インスタレーション、絵画、パフォーミングアーツなど、多岐にわたっています。
▽ArtSticker Webサイト
▽ArtSticker ダウンロードURL
App Store:https://apps.apple.com/app/artsticker/id1446438049
The Chain Museum 概略
The Chain Museumは「気付きのトリガーを、芸術にも生活にも。」というミッションを掲げ、これまで、気付きのトリガーを世界中に伝播させるために、アーティストと鑑賞者の新しい関係性が生まれる場をつくる「ArtSticker事業」、生活の中にアートを散りばめるために、ホテルや商業施設、オフィスなどの空間プロデュースを行う「Coordination事業」、そして、アートとのより多様な関わり方を提案するために、自らが運営する「Gallery事業」を展開。デジタルとリアルを相互に駆使し、気付きのトリガーを伝播させてまいります。
社名 :株式会社 The Chain Museum(読み:ザ・チェーンミュージアム)
所在地 :東京都渋谷区猿楽町17-10 代官山アートビレッジ3階 代官山TOKO
代表者 :代表取締役 遠山 正道
▽株式会社 The Chain Museum 公式Webサイト