株式会社ZENKIGEN
〜AIによる予防と保険による補償で、応募者と企業の双方を守る採用環境を実現〜
AIテックカンパニー 株式会社ZENKIGEN(本社:東京都港区、代表取締役CEO:野澤比日樹、以下ZENKIGEN)は、AIによる就活ハラスメント予防サービス『harutaka セーフティ』において、東京海上日動火災保険株式会社(本社:東京都千代田区、取締役社長:城田 宏明、以下東京海上日動)と提携し、2025年6月末より全ての利用企業に訴訟費用等を補償する保険を標準付帯したことをお知らせいたします。これに伴う利用企業の追加費用負担はありません。
本取り組みは、AIによる事前のハラスメント予防と保険による万が一の際の事後の補償を組み合わせることで、応募者と企業の双方を守り、公平で安全な採用面接の実現に貢献します。

背景
社会課題と企業の直面する課題
昨今、就職活動におけるハラスメント問題に社会的な関心が高まっています。特に就職活動中の学生をはじめとする応募者に対するセクシュアルハラスメント(いわゆる「就活セクハラ」)の防止については、職場における雇用管理の延長として捉えられ、2025年6月には関連法案が成立(※)し、事業主の雇用管理上の措置義務となることが明確化されました。
企業は、応募者に対して公平で安全な選考環境を提供する社会的責任を負う一方で、以下のような課題に直面しています。
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レピュテーションリスク:意図せぬ発言がハラスメントと捉えられ、企業ブランドを毀損するリスクがあります。
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採用担当者の心理的負担:過度に慎重になることで、本来の選考目的が果たせない懸念があります。
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訴訟リスク:万一の際の損害賠償請求に加え、訴訟対応にかかる多大な工数や、それに備えた相談窓口の設置など、企業体制の整備が求められます。
このような状況下で、応募者を守りながらも、企業が過度に萎縮することなく、本来の採用活動を行える環境づくりが求められています。
(※)令和7年の労働施策の総合的な推進並びに労働者の雇用の安定及び職業生活の充実等に関する法律(労働施策総合推進法)等の一部改正について|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyoukintou/zaitaku/index_00003.html
本サービスの概要
AIと保険による二重のセーフティネット
ZENKIGENは、これらの課題を解決するため、東京海上日動と提携し『harutaka セーフティ』に訴訟費用等を補償する保険を標準付帯いたしました。これにより、以下のような包括的なリスクマネジメント体制を実現します。
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AIによるハラスメント予防(事前対策)
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面接動画をAIが解析し、不適切な質問や圧力行為を即座に検知・通知します。
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約1,500万件の動画データをもとに構築した独自AIモデルによる高精度な解析が可能です。
2. 保険による補償(事後対策)
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「harutaka」を使用して行われた面接においてハラスメント事案が発生した場合、応募者からの損害賠償請求に係る訴訟対応費用を補償します。
導入のメリット
経営層にとってのメリット
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コンプライアンス強化:ESG経営の観点から、採用プロセスの透明性・公正性を担保できます。
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リスクマネジメント:予防から事後の補償に至るまで、採用におけるリスクを包括的にカバーします。
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企業価値向上:公正かつ安全な採用プロセスを実現することにより、応募者からの信頼を獲得し、企業ブランドを向上させます。
人事担当者にとってのメリット
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安心して採用活動に取り組める環境:AIによる予防対応と、万一の際の補償があることで、採用活動に専念できる環境を提供します。
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導入の容易さ:既存の『harutaka セーフティ』利用企業は、手続き不要で保険の補償対象になります。
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コストパフォーマンスの高さ:追加の費用負担なしで、補償が提供されます。
株式会社ZENKIGEN 代表取締役CEO 野澤 比日樹 コメント
採用面接は、企業と応募者が互いの可能性を見出す大切な場です。しかし、ハラスメントへの懸念から、その本来の目的が損なわれてしまっている現状があります。今回の保険付帯により、応募者をハラスメントから守ると同時に、面接官も企業側も守ることになり、より本質的な採用活動に集中できる環境を実現できると確信しています。
ZENKIGENは、テクノロジーを通じて“人”の可能性を最大限引き出し、公平で安全な採用・就職活動のご支援を今後も推進してまいります。
今後の展望
ZENKIGENは、「AI」と「保険」を融合した今回の取り組みにより、採用DXの新たなスタンダードを確立し、日本の採用市場の健全な発展に貢献してまいります。今後も、すべての人が公平かつ安全な環境で挑戦できる社会の実現を目指し、サービスの高度化に取り組んでまいります。
『harutaka セーフティ』に関するお問い合わせはこちら:https://harutaka.jp/safety
■採用DXサービス「harutaka」について
「harutaka(ハルタカ)」は、初期選考やWeb面接の実施に加え、データとAIの分析で採用プロセス全体を最適化する採用DXサービスです。2017年に提供を開始し、大手企業を中心に700社以上の採用DXを支援してきました。
AIを活用し、初期選考では応募者の魅力を発掘するために、自己PR動画による録画選考機能を提供し、面接では業務効率と採用体験の向上をWeb面接機能で実現します。さらに「harutaka」に蓄積された面接データ、選考結果といった採用データを組み合わせることで、総合的な観点から採用活動全体の振り返りを可能にし、企業の採用力の向上や成長力の強化に貢献します。
「harutaka」は、ITと採用学で採用体験を向上させ、人の可能性を拡げることを目指し、誰もが自分らしくはたらける社会の実現を後押しします。
・URL:https://harutaka.jp/
■株式会社ZENKIGENについて
「テクノロジーを通じて人と企業が全機現できる社会の創出に貢献する」というビジョンのもと、2017年10月に創業。AIテックカンパニーとして、独自開発のAIモデルや生成AI・LLMの活用し、採用プロセス全体の最適化を実現する採用DXサービス「harutaka(ハルタカ)」を提供。採用の戦略立案から振り返りまでをトータルソリューションで提供し、700社以上の導入実績、約1,500万件(2025年5月時点)の動画データを保有する。また、「採用学」の先駆者である神戸大学 服部泰宏教授との共同研究を通じて、面接における定量・定性データを組み合わせ、抜本的な人事DXにも取り組む。
■会社概要
会社名:株式会社ZENKIGEN(ゼンキゲン)https://zenkigen.co.jp/
代表者:野澤比日樹
所在地:東京都港区虎ノ門4-3-1 城山トラストタワー 21F
設立:2017年10月
事業内容:
・採用DXサービス「harutaka(ハルタカ)」の企画・開発
・目標達成の個別指導型システム 「コレドウ目標設定」の企画・開発
・パートナーとの共同研究機関「ZENKIGEN Lab(ゼンキゲンラボ)」の運営
・人事コミュニティ「ZINZIEN(ジンジエン)」の運営
・人材紹介サービス「ZEN Career Partners(ゼンキャリアパートナーズ)」の運営